リードの種類ってどれくらいあるの?
- フレキシブルリード
- スタンダードリード
- トレーニングリード
- マルチファンクションリード
リードには主に4つの種類があります。みなさんが今使用されているリードは、どの種類に当てはまるのか、わかりますか?それぞれのリードと特徴・メリット・デメリットなど、詳しくご紹介しましょう。
フレキシブルリード
フレキシブルリードは、伸縮性リードとも呼ばれています。飼い主さんの手元にスイッチが付いており、リードを長く伸ばしたり、短く巻き戻したりすることができるようになっています。
メリット
犬を自由に歩かせることができます。自由に歩かせたいときはリードを長くし、飼い主さんの側を歩かせたいときはリードを短くします。公園やドッグランなどの広場で遊ばせるときのリードとして向いています。
デメリット
犬を自由に歩かせることができるものの、コントロールすることが難しくなります。“待て・止まれ・来い”などの基本的なしつけを終えていないワンちゃんや、飼い主さんの指示に従うことができない事があるワンちゃんの場合、道路での使用は危険です。
スタンダードリード
飼い主さんの手元側には、輪っかになった持ち手があります。ワンちゃん側には金具が付いており、首輪やハーネスと繋ぐことができます。リードの長さは130cm前後あり、超小型犬用から超大型犬用まで、太さや長さや素材など、豊富な種類の中から選ぶことができます。
メリット
超小型犬から超大型犬まで、ワンちゃんのカラダに合わせて選びやすいのが特徴です。リードの太さにも違いがあり、細いものから太いものまで、飼い主さんの握りやすさで選ぶこともできます。素材も豊富なので、雨の日にはビニール素材のリードや速乾性のある素材のリードを用意しておくのもおすすめです。
デメリット
飼い主さんの手元側にある輪っかを手首にかけて持つ、という持ち方をすることが多くあります。そのままでは長さがあるため、短く持ちたいときは、リードを手にグルグルと巻き付けたり、リードに結び目を作って長さを調整することがあります。リードを手にグルグルと巻き付けて使用する場合、引っ張り癖のあるワンちゃんでは、飼い主さんの手が締め付けられて痛くなりやすいです。また、リードに結び目を作って長さを調整した場合、短くした状態で使用し続けなければならず、長くしたい時には毎回結び目を解かなければなりません。
トレーニングリード
長さが10mから25mほどあり、ロングリードとも呼ばれています。犬にお座りをさせた状態で待たせ、飼い主さんが離れます。長さが25mあるものであれば、犬と飼い主さんの距離を25m離すことができます。離れた状態になり、飼い主さんからの“待て”の指示に従って待つことができるか、“来い”の指示に従って来ることができるか、などの基本的なしつけに利用することができます。
メリット
ノーリードにはしたくないけれど、公園やドッグランなどの広場で自由に遊ばせてあげたい、という時に利用することができます。
デメリット
長さがある分、リードによるコントロールは困難です。“待て・止まれ・来い”などの基本的なしつけを終えていないワンちゃんや、飼い主さんの指示に従うことができない事があるワンちゃんには使用することができません。
マルチファンクションリード
多機能性のあるリードです。中型犬から超大型犬のリードとして人気ですが、超小型犬や小型犬用もあります。手に持って使用することはもちろん、肩に掛けて使用している方や、腰に巻いて使用している方もいらっしゃいます。素材やデザインが豊富なのも魅力です。
メリット
厚みと重さがあり、大きなワンちゃんや引っ張り癖のあるワンちゃんにおすすめです。ナスカンもとても丈夫なので、以前のリードでナスカンが壊れて逃げ出してしまった、という経験から切り替える飼い主さんもいらっしゃいます。肩に掛けたり、腰に巻いたりすることで、両手が空くというメリットもあります。
デメリット
繋留用ループを作ることができるため、このリードを使って、お店の前で愛犬を待たせる飼い主さんがいらっしゃいます。そういった使い方をすることは、あまりおすすめできません。ワンちゃんの安全のため、周りの方の安全のため、お店の前で待たせることはやめましょう。
まとめ
リードには主に4つの種類があります。また、ご紹介した4つの種類のリードにも、それぞれに長さ・太さ・素材・カラー・デザインなど、豊富な種類があります。用途に合わせて複数のリードを用意しておくのも良いと思います。私はお散歩用にスタンダードリード、公園やドッグランなどの広場で遊ぶ用にトレーニングリードを用意しています。