犬を一人で留守番させるメリット・デメリット
仕事や買い物など一日数時間の外出であれば、犬を一人で留守番させている人がほとんどだと思います。しかし、子犬や老犬、持病がある犬など気になることがある場合や12時間を超えるような長時間の留守番、泊まりがけの外出であれば家に一人で留守番させることに漠然とした不安を感じることもあるでしょう。犬を家に一人で留守番をさせることのメリットとデメリットについて、非常に低い可能性の問題も含めてピックアップしてみました。
メリット
- 慣れている空間で犬も落ち着いて過ごせる
- 預け先への送り迎えなど飼い主への負担が少ない
- ペットホテル代など費用の負担がない
- 他人に預けることへの不安や心配がない
- 他の犬や動物との接触による感染症の心配がない
デメリット
- 犬が寂しさや不安を感じてしまう
- 退屈からいたずらや吠えなどの問題行動を起こす
- 地震や火事などの緊急時被害に遭う可能性がある
- 停電など思わぬトラブルで空調が効かなくなる
- 犬がケガや病気になったとき気がつくことができない
犬をペットホテルに預けるメリット・デメリット
動物病院やトリミングサロン、ペットショップの中には犬猫を預かってくれるペットホテルが併設されているところも多いと思います。そのため、長時間の外出や外泊時にはペットホテルを利用している人も多いのではないでしょうか。犬を一人で留守番させることと同じく、ペットホテルに預けるメリットとデメリットについても考えてみましょう。
メリット
- 社交的な犬は人や他の犬がいることを喜ぶ
- 散歩やご飯のお世話を任せることができる
- 空調など快適な環境が整えられている
- 緊急時の安全管理などを任せることができる
- 動物病院のペットホテルであれば体調管理も任せられる
デメリット
- 慣れない場所で過ごすことに犬が不安を感じる
- 預けられ慣れていないと飼い主に置いて行かれたと勘違いする
- 信頼できる預け先を探すのに時間が必要
- 費用負担がある
- 預けるために送迎を行う必要がある
- 他の犬が苦手な場合は犬がストレスを抱える
留守番・ペットホテル以外の方法
外出・外泊時に犬を留守番させるかペットホテルに預けるか悩む人が多いと思いますが、それ以外にも選択肢はあります。例えば自宅にペットシッターに来てもらい犬の散歩や食事の世話を任せることもできます。この場合、自宅という安心できる場所で犬が過ごすことができていつも通りのコースで散歩ができることなどから、犬にかかる精神的な負担は少ないと思います。しかし、ペットシッターの場合、鍵を預けて飼い主の不在時に自宅に入ってもらうことになるため信頼のおける相手を見つけなければなりません。信頼出来る人であっても、家の中の片付けや貴重品の管理など気を使わなければならないことが多いため、飼い主にとっては面倒に感じることもあるでしょう。
また、毎日長時間一人で留守番させることに抵抗を感じる場合、「犬の幼稚園」や「犬の保育園」などと呼ばれるところに日中預けるのもひとつの方法です。人間の子どもの幼稚園などと同じように、朝預けて日中の散歩や遊び、しつけなどをドッグトレーナーなどのスタッフに任せ夕方迎えに行く(自宅に送ってもらう)というシステム。子犬で長時間の留守番はむずかしい、トイレのしつけが完了していない、人や犬と触れ合わせたいという場合などにはおすすめです。ただし、トレーニング代などがくわわるため月額数万円とやや金銭的な負担が大きい傾向にあります。
<まとめ>犬の留守番とペットホテルについて
犬を一人で留守番させることとペットホテルに預けることは、どちらもそれぞれメリット・デメリットがあります。愛犬の性格や健康状態、住環境、外出時間や頻度にあわせてどちらも上手に活用して愛犬にとっても飼い主にとっても安心で快適な毎日を過ごせるように考えていきましょう。