子犬に成犬用フードを与えたらどうなる?危険性や注意点は?

子犬に成犬用フードを与えたらどうなる?危険性や注意点は?

ライフステージで分けられているドッグフード。子犬が成犬用フードを食べることに危険性はあるのでしょうか?子犬用・成犬用フードの特徴や違いとともに、切り替えるときの注意点などを解説していきます。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

子犬に成犬用フードを与えると危険?

ビーグルの子犬とフードボウル

ドッグフードは子犬用や成犬用・老犬用・室内犬用・肥満犬用などライフステージやライフスタイルにあわせて選ぶことができるように多種多様のものが販売されています。その中で犬を飼うほとんどの人が利用するであろう種類が「子犬用」と「成犬用」です。

ライフステージにあわせ、子犬用から成犬用に徐々に切り替えていくことが理想的ですが、子犬にはじめから成犬用フードを与えることは危険なことなのか疑問に感じる人も少なくありません。子犬用から成犬用に切り替える時期などもフードや犬の大きさによって異なるため、ある意味あいまいな部分もあります。そのため、子犬に成犬用を与えてもいいのでは?と考えてもおかしくないと思います。

その疑問の答えですが、子犬に成犬用フードを与えることに特に大きな問題や危険性はないと考えられています。成犬用フードに子犬が食べてはいけない成分などが入っているわけではないので、健康を害するような危険性やリスクはほとんどないでしょう。ただし、子犬の急激な成長期に適した栄養バランスとは異なるため、丈夫な体づくりにはやや栄養が不足してしまう可能性は考えられます。

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子犬用・成犬用フードの特徴や違い

テーブルにつく2頭のキャバリア

子犬に成犬用フードを与えても大きな危険はないとしましたが、それはなぜなのでしょうか?ここではその理由を知るために、子犬用フードと成犬用フードの特徴とそれぞれの違いについてまとめてみたいと思います。

子犬用フード

まず、子犬用フードは成犬用フードに比べて高脂肪・高タンパク・高カロリーという特徴があります。体が小さく消化器官が未熟な子犬は、一度の食事で多くの量を摂取できないため少ない量で充分な栄養素を摂取する必要があります。また、急激な体づくりをしている子犬は体の維持するために食事を摂る成犬に比べ、より多くの栄養素を必要としています。

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成犬用フード

成犬用フードは、同量の子犬用フードと比べるとカロリーやタンパク質の量が少なくなります。そのため、子犬が成犬用フードを食べる場合、やや多めの量を食べなければ栄養不足になる可能性があります。反対に成犬が子犬用フードを食べ続けると太りやすくなってしまうことがあるので注意しましょう。

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成犬用フードへの切り替え時期や方法

シルバーの器とスコップに入ったドッグフード

子犬用フードから成犬用フードに切り替える適切な時期は、小型犬であればやや早め(8~10か月頃)、大型犬であればやや遅め(18か月頃)と体の成熟・成長にあわせるといいでしょう。また、不妊手術を行うのであればそのタイミングで変えるのもいいと思います。体の大きさがほとんど変わらなくなったら成犬用フードに切り替えていきますが、切り替えには1~2週間をかけて徐々に行っていくように注意してください。

人間の赤ちゃんも同じですが、食べなれないものを突然大量に食べると消化器官に負担がかかり下痢や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。元々食べていたフードとこれから与える予定のフードを少しずつ混ぜて与え、徐々にその割合を増やしていくようにします。ウンチの状態や体調を確認しながら犬にストレスをかけないように切り替えてあげてください。

<まとめ>子犬に成犬用フードを与えること

フードを食べるEコッカーの子犬

子犬が成犬用フードを食べることについては、健康を害するような成分が入っているわけではないため重大な危険性はないと考えられています。そのため、子犬が何度か成犬用フードを食べる程度では特に問題はありませんが、子犬の体に必要な栄養素としてはやや不足しているため成犬用フードを日常的に食べ続けることは丈夫な体づくりを行う上であまり適していないと思います。急激に体が成長するものの消化器官が未熟な子犬には、やはりそうした体の特徴にせてつくられた子犬用フードを与えるのがおすすめです。

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