犬に避けられてしまう理由①「スキンシップが下手」
頭を撫でてあげようと思ったら避けられた。家族の前ではゴロンと寝転がり“お腹を撫でて”とアピールするのに、自分には撫でさせてくれない、お腹を撫でると唸る。といった例がありますよね。犬は人間とのスキンシップが大好きです。カラダを撫でてもらうことが大好きです。それなのに、触れようとすると避けられてしまう、という人がいます。
おそらく、スキンシップが下手なのでしょう。犬にとって、人間はとても大きな存在です。大きなカラダや手が近づいてきて、急に触れられては驚いてしまいます。私たち人間だって、何も声をかけられず、いきなりカラダに触れられたら驚いて、警戒してしまいますよね。犬も同じです。犬の方から“撫でて”と近づいてきてくれるまで待ってみましょう。急に触れるのではなく“おいで”と声をかけたり、“なでなでする?”などと声をかけてみましょう。
犬に避けられてしまう理由②「褒め方・叱り方が下手」
褒めるとき、叱るとき、“犬に自分の感情を伝える”ということを意識しているでしょうか。犬には人間の言葉はわかりません。言葉を“音”として捉えています。そして、その音や人間の表情や声の大きさなどから感情を読み取っています。ぶっきらぼうに「はい、いいこ、いいこ。」と褒めても伝わりません。ただただ感情的に怒って「ダメでしょう!」「やめなさい!」と叱っても伝わりません。きっと、「何だこいつ…何が言いたいんだ?」と思っているでしょう。
イタズラや悪いことをしたのに、叱ってあげないことも良くありません。あなたの感情や気持ちを理解することができず、「この人とは関わらないでおこう」と、距離をおかれ、避けられているのかもしれません。もっと自分の感情や気持ちを伝える努力をし、コミュニケーションしていくことで、距離が縮まるのではないでしょうか。
犬に避けられてしまう理由③「苦手なニオイがする」
とくに、香水のニオイや煙草のニオイなど、犬は刺激の強いニオイが苦手です。人間には感じられないニオイでも、嗅覚に優れた犬は嗅ぎ取ってしまいます。犬それぞれにも苦手なニオイがあるでしょう。私は、普段は香水を身に付けることはありませんが、香水を身に着けて出かけるときは、愛犬たちがお見送りをしてくれません。あんなに大好きな抱っこも、香水を身に着けているとさせてくれません。犬と暮らすようになってから、香水や芳香剤やお香を焚くなどの強い香りのするものを避けるようになった、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬に避けられてしまう理由④「ストレスを感じる」
私たち人間には“あの人といるとストレスがたまる”なんてことがありますよね。実は、犬にも同じように“一緒にいることでストレスを感じる相手”がいるんです。そのため、その相手を避けようとします。
たとえば「声が大きい人」「せっかちな人」「動作が大きい人」などです。聴覚に優れた犬にとって、声が大きい人は“うるさい人”です。のんびりとした性格の犬にとって、せっかちな人は“騒がしい人”です。動作が大きい人に対しては、自分よりもカラダの大きな人間がセカセカと動くのですから、不安や恐怖を感じてしまう犬もいます。
犬に避けられてしまう理由⑤「コミュニケーションが不足している」
“忙しい”を理由に、愛犬とのコミュニケーションが不足していませんか?本を読んだり、映画を観たり、友達と出かけたり、ゲームをしたり。私たち人間にはたくさんの楽しみがあります。犬にとっては飼い主さんが全てです。飼い主さんと一緒にボール遊びをしたり、お散歩をしたり、スキンシップをしたいのです。それなのに、大事なコミュニケーションやスキンシップを疎かにしていると、嫌われて、避けられてしまうかもしれません。“ママは私のことが嫌いなのかもしれない”と、勘違いしてしまっている犬もいるかもしれません。
まとめ
犬に避けられてしまうのは、あなた自身に原因があります。その原因を取り除くことで、犬の方から近づいてきて、甘えてくれるようになるでしょう。