生活をパターン化しない
朝起きたら何時にごはんをあげて、何時にお散歩へ行って、どの道を通って何時には帰ってきて…。こんな感じで、愛犬との日々のサイクルが決まっているという家庭も多いのではないでしょうか?規則正しい生活そのものを否定するわけではありませんが、実は、脳により刺激を与えるのは、パターン化されていない生活だという説があるのです。ごはんや散歩の時間がキチッキチッと決まっていると、犬はその時間を身体で記憶してしまい、日々がマンネリ化したり、要求吠えの原因になったりする可能性もあります。
とはいえ、仕事や学校に行く時間や帰宅する時間が決まっていると、なかなかパターンを変えるのは難しいものです。そんなときには、せめて、お散歩のコースを変えてみることをオススメします。いつもと違う道を歩くというのは、犬にとっては小冒険といって良いほど刺激的なものです。新しい道の感触を楽しんだり、新しい匂いを嗅いで情報収集をしたりすると、脳が活性化されます。
本能に訴える遊びをする
犬は本来、他の動物よりも優れたさまざまな能力を持っています。いわゆる本能というものです。しかし、犬の本能の大部分は、人間との暮らしに甘んじることで使われる機会をすっかり失い、衰えてしまっているというのが多くの飼い犬の実情です。愛犬の眠っている本能を呼び覚ますために、日々の愛犬との遊びの中に、本能に訴える遊びを取り入れてみましょう。
たとえば、嗅覚は犬が持つ能力の中でも際立ったものです。おやつを部屋のいろいろなところに隠し、匂いを頼りに探させる宝探しゲームなどを試してみるのも面白いですよ。
常に新しいしつけや芸にチャレンジする
愛犬を家に迎えたばかりのころは、「オスワリ」や「フセ」などのしつけから、「オスワリ」や「チンチン」などの芸まで、いろいろなことを一生懸命教え込みましたよね。でも、基本的なことをマスターしてしまうと、いつのまにか、新しいしつけや芸を教えないようになってしまっているのではないでしょうか?
しつけや芸を教えるのは、飼い主さんにとっては「やらせている」感があるかもしれませんが、実は遊びの一部に捉えている犬も多いのです。飼い主さんと楽しく遊べるうえに、新しいことを覚えることで脳も活性化できれば、一石二鳥です。
知育おもちゃを取り入れる
手っ取り早く知育おもちゃを取り入れるのも、その名の通り、愛犬の知能を育ててくれる方法の1つです。知育おもちゃはその性格上、犬だけでも長く遊んでいられるものが多いので、お留守番のお供にも最適です。お留守番の寂しさを紛らわすついでに、知育おもちゃで賢くなってくれたら、何だか得する気分になりませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?もちろん、賢く育てることだけが「良い犬」の価値ではありません。一番は健康で元気なこと、そして、最低限のしつけができていることです。ですが、犬自身が楽しんで取り組めるのであれば、いろいろなことにチャレンジしてみるのも良いですね。