知らない犬に無断で食べ物を与えるとどんな危険性があるの?
見知らぬ犬に無断で食べ物を与えると危険がいっぱい
散歩をしている可愛い犬を見て、食べ物をあげたくなる人はたくさんいると思います。そういった人の中には飼い主に無断でいきなり犬に食べ物をあげる、なんていう人もいることと思います。しかし、飼い主の許可なく見知らぬ犬に食べ物を与えるのは、犬にとって危険がいっぱいなのではじめに飼い主に許可をもらってから犬に食べ物を与えるようにしましょう。
体質に合わないと体調不良の原因になる
では、飼い主の許可なく犬に食べ物を与えるとどのような危険性があるのでしょうか。まず、与える食べ物が犬の体質に合わないと体調不良を起こす可能性があります。
そんな可能性の一つ目には食物アレルギーが考えられます。犬にも人間と同じように食物アレルギーを持っている子がいて、卵や小麦、牛肉、鶏肉など何らかの食物アレルギーがある場合、それらの食材が入った食べ物を与えてしまうと下痢や嘔吐、皮膚炎などの症状が出てしまいます。酷い時は発作を引き起こすこともあるそうです。二つ目には、ある特定の食べ物を食べるとお腹を壊してしまう、という犬もいます。アレルギーを持っていなくても、何かの食べ物が合わないという犬もいるのです。
犬にとって毒となる食べ物を与えてしまう可能性
犬が中毒を引き起こしてしまう食べ物は様々あります。有名なものだとチョコやナッツ、玉ねぎやネギ類、ぶどうなどが知られています。犬にとって毒となるものを勝手に与えてしまうと最悪命を落としてしまう危険性があります。
犬に食べ物をあげる時は飼い主にその食べ物をあげていいか必ず聞くようにすれば、あなたがあげようとしていた食べ物が知らずに犬にとって毒となるものだった場合でも、飼い主が「それは犬にとって危険だからあげないでください」と教えてくれ危険を回避することができます。
また、犬にとって毒となる食べ物はたくさんあるので、飼い主も犬にあげていいのかどうか分からない場合があるかもしれません。ですので、犬に食べ物をあげたい場合、あらかじめその食べ物が犬にとって危険なものではないか自分で調べることも大切といえますよ。
持病があると病状が悪化する時がある
意外かもしれませんが持病を持っている犬はわりとたくさんいます。なかには、決められた食べ物しか食べたらいけないという犬もいます。そういった犬に飼い主の許可なく食べ物を与えてしまうと、病気が悪化してしまう可能性が高くとても危険です。
他の危険性でも同じことがいえますが、あなたの食べ物が原因で犬の病気が悪化してしまったり、体調を悪くしてしまったら凄くつらいですよね。ですので、犬に食べ物を与えたいと思った時は、まず飼い主に確認してからあげるようにしてください。
勝手に食べ物をあげると飼い主が嫌がるのはなぜ?
どんな食べ物か分からないので不安になる
勝手におやつを上げようとする人を嫌がる飼い主はたくさんいるそうです。その理由の1つには『どんな食べ物か分からないので不安になる』というものがあります。愛犬の食べ物に気をつかっているという飼い主はとても多く、添加物が入っている食べ物は食べさせない、信頼できるところで作った食べ物しか与えないようにしている、愛犬がアレルギー持ちなので自分で決めた食べ物しか与えていない、といった具合に愛犬の食生活に気をつけている人はたくさんいます。
そういった食べ物に気をつかっている飼い主からすると、どういった食材が使われているのか分からない食べ物は、とても不安に感じる場合が多いといえるでしょう。ちなみに私も同じ理由で見知らぬ人からは基本的に食べ物をもらわないようにしています。
太る原因になるから
愛犬の健康のために食事の量をキチンと考えている飼い主もたくさんいます。例えば、フードの量を1グラム単位で計算していたり、毎日オヤツの量を決めて太らないように気をつけている飼い主は多いといえるでしょう。そういった健康管理をしているのにもかかわらず他の人が勝手に食べ物を与えてしまうと健康管理が崩れてしまう、必要以上にカロリーを摂取してしまうことで肥満になってしまう、といった問題を抱えてしまう場合があるので、そういった理由から食べ物をもらうのを嫌がる人もいますよ。
また、犬友達の話や私の経験してきたことから言わせていただきますと、犬に食べ物をあげたいと思う人は犬にたくさん食べ物をあげたいと思っている場合が多いです。実際に「そんなにたくさん食べ物をあげようとしているの?」とビックリして断ったことが何度かあります。犬が喜ぶと思ってたくさん食べ物をあげたくなる気持ちは分かりますが、ほとんどの場合は迷惑だと思われてしまいます。ですので、犬に食べ物をあげたい時は飼い主に確認してから少しの量をあげるようにしてくださいね。
勝手に食べ物を与える行為に不快感を感じやすい
散歩中愛犬にいきなり食べ物を与える人に対して不快感を感じる飼い主はたくさんいるそうです。「愛犬を可愛いと思って、食べ物をあげようとしてくれているんだな」と感じて嬉しくなる反面、無断で食べ物をあげるという行為に対して不快に感じる、といった理由で嫌がることがあるみたいですね。
私もその1人で、無断で愛犬に食べ物をあげようとする人がいた時に「勝手に食べ物をあげないでください」と注意することが時々あります。理由としては、どういった食べ物をあげようとしているのか分からないので愛犬が危ない目に合う可能性がありますし、そもそも飼い主に許可なく食べ物をあげるという行為を見てマナーがなっていないと感じるからです。
犬に食べ物をあげたい時はちゃんと飼い主に聞くことが最低限のマナーといえます。無断で食べ物を上げようとすると嫌がる飼い主は多いですが、あらかじめ飼い主に許可を得ると「良いですよ」と快く返事をしてくれることも多いと思いますので、無断で食べ物をあげようとしないで必ず飼い主に聞いてくださいね。
まとめ
散歩をしている可愛い犬を見ると、つい食べ物をあげたくなる気持ちも分かります。しかし、見知らぬ犬に飼い主に無断で食べ物をあげる行為には犬にとって様々な危険が潜んでいますし、不快に感じる飼い主もたくさんいるといえます。ですので、犬に食べ物をあげたい時はまず飼い主に許可を得るようにしてくださいね。