犬にとって快適な寝床は重要
犬が健康を保つために良質な睡眠が必要
犬に必要な平均睡眠時間は、子犬や老犬は18時間以上で成犬は12~15時間程です。人間の睡眠時間よりも長いため、犬はよく眠っているような印象がありますよね。
犬も睡眠時間が足りないとイライラしたり精神的に不安定になってしまうので、良質な睡眠をとることは健康を保つうえでも必要なことです。そのため快適に過ごせる寝床を整えてあげるのはとても重要なことですよ。
犬専用のスペースで生活リズムを保つ
犬は本来夜行性ですが、一緒に住んでいるうちにだんだんと飼い主さんと同じ生活パターンになっていきます。そのため、飼い主さんの生活リズムが不規則だと犬も不規則な生活になってしまうので、なるべく同じ生活リズムで犬が好きな時間に休めるように犬専用のスペースを用意してあげるのがおすすめです。
犬にとって快適な寝床とはどんなものなのでしょうか?
犬が快適に過ごせる寝床とは
騒がしくなく落ち着ける環境
基本的に犬には決まったスペースを作ってあげて、落ち着いて眠れるように環境を整えてあげることが重要です。騒々しい場所や人が出入りするような通り道などは避け、静かな場所に設置するのがおすすめです。ですが人の気配がある方が犬も安心できるので、ひとりだけ別の部屋に寝かせたりせずに家族が過ごす部屋と同じスペースに寝床を作ってあげてくださいね。
サイズがあっている
寝床は広すぎても狭すぎても落ち着かないので、犬の大きさにあったサイズにしてあげてください。広ければいいだろうと広いスペースを用意しすぎると、警戒するべき縄張りスペースが広くなってしまうため、かえって落ち着かずに緊張状態になってしまうこともあります。
まわりが囲まれている
背後や周囲を警戒することなく寝れるように、寝床の周りはケージやサークルなどで囲むようにするとリラックスしやすいですよ。
快適な温度
直射日光やエアコンの風が当たらないように配置を考え、夏場はクール素材のベッドや敷物にしたり、冬場はあたたかい毛布に変えたりと清潔な敷物をしいてあげてください。
毛布や敷物が清潔
犬は自分で快適な場所を見つけることが得意なので、もし作ってあげた寝床で眠らずに違う場所で寝たりするときは、犬にとって快適な寝床ではない可能性があるので再度工夫するようにしてみてくださいね。
飼い主と同じベッドで眠るのはよくない?
結論から言うと、犬を自分のベッドで一緒に寝かせるのはあまりおすすめできません。
同じベッドで眠るのは、犬にとっては大好きな飼い主さんとくっついていられるし、傍に飼い主さんがいることで安心して眠れ、飼い主さんも愛犬と一緒に眠ることは嬉しいし幸せな気分になりますよね。
しかし決まった寝床が飼い主さんのベッドの上となると、飼い主さんが眠るまで犬は落ち着いて眠れる場所がなく、睡眠が不十分になってしまう可能性があります。飼い主さんと一緒じゃないと落ち着いて眠れなくなることもあるかもしれません。ホテルに預けたり飼い主さんが留守の時でも落ち着いて過ごせるように、犬専用のスペースを確保してあげてひとりで過ごすことにも慣れさせておくと、いざというときに犬も人も余計なストレスを感じずにすみますよ。
また、飼い主さんと犬が同じ場所で眠るのは、しつけの面では上下関係が曖昧になってしまったり、衛生面でもよくありませんよ。犬ひとりで寝かすのはかわいそうに感じるかもしれませんが、慣れてしまえば特に問題はなく落ち着いて寝てくれますので、今同じベッドで寝ているけど別々の寝床にしたいと考えている飼い主さんは、徐々に慣らしていってあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?犬が落ち着いて眠れるように寝る場所を整えてあげることは、犬の健康のためにもとても重要なことです。
作った寝床が気に入ってもらえたら、犬は眠くなると自分から入って眠ってくれますよ。頑張って用意してあげた寝床で眠ってくれるのはとてもうれしいですよね。
試行錯誤しながら快適な寝床を整えてあげてくださいね。