犬の留守番中に起こりうる危険なトラブル
飼い主が外出する際、愛犬にはお留守番をしてもらわなくてはいけません。しかし、愛犬のお留守番には様々な危険が隠されています。愛犬が留守番中に起こしてしまいがちなトラブルを事前に把握しておき、トラブル防止に努めましょう。
1.落ちている食べかすを拾い食い
まずは拾い食いです。自由に室内を歩き回れる犬の場合、キッチンにも入ることができてしまいます。調理した後のキッチンには、野菜などの切れ端が床に落ちていることもあり、飼い主がそれに気付かずそのまま出掛けてしまうことも考えられます。
他にも食べかけのお菓子をローテーブルの上に置きっ放しにしたまま外出してしまうと、犬は「しめた!」とばかりにその食べかけのお菓子を取り、口に入れてしまいます。
口に入れてしまったものが犬にとって有害な食べ物の場合、中毒症状を引き起こす恐れがありますので、留守番させる際は食べ物が床に落ちていないか、あるいは食べかけの食べものが置かれたままになっていないかを確認しましょう。キッチンに通じる場所に柵を設けるのも1つの手段です。
2.コンセントを噛み感電してしまう
とても危険なトラブルを起こしかねないのがコンセントです。ケーブル部分に興味を示し、犬が「何だろう?」と噛み千切ろうとしてしまうことがあります。
コンセントは噛んでしまうと噛んだ部分から火花が飛び散ったり、感電してしまうなどの危険が考えられます。火花が飛び散ってしまった場合、犬が口周りに火傷を負ってしまったり、火事を引き起こしてしまう原因にもなりかねません。
コンセントをすべて抜き隠すというのは大変なので、コンセントを入れるボックスなどを買い、日頃からコンセントをむき出しのままにしないようにしておくことで、犬にコンセントへの興味をもたせずにすみます。
3.ソファーから飛び降りて転倒
実はソファーにも危険が潜んでいます。普段、愛犬が問題なく座っているソファーですが、高さのあるソファーは小型犬や子犬、老犬には少々注意が必要です。
飛び降りたときの衝撃が足に負担を掛け、足を痛めてしまう原因となったり、最悪の場合、骨折に繋がる恐れがあるのです。特に小型犬は足にかかる衝撃が大きすぎてしまうため、工夫が必要です。
最近ではソファーに上り下りするための犬用ステップと呼ばれる商品も多く販売されています。愛犬が「怖いのにソファーに上っちゃったから飛び降りないと」という状況にならないよう、ステップを設置しておくことをおすすめします。
4.机や台の上に置いてある雑貨を倒す
インテリアとして飾っている雑貨などを倒して廻ってしまうという犬も少なくありません。犬はインテリアをおもちゃとして認識してしまうため、いたずらをしてしまうのです。
しかし、インテリアには様々な種類のものがあります。犬が触ってしまったり、倒してしまうと危ないガラス製のものなどは特に注意が必要です。
犬が倒してしまうと危ない、あるいは倒されたくないものは犬の手が届かない場所に置いたり、あるいは留守中だけでも隠しておくなど工夫が必要でしょう。
5.ゴミ箱の中を漁ってしまう
留守中に起こりがちなトラブルにゴミ箱が挙げられます。ゴミ箱の中には様々なものが入っています。食べ物のカスやお菓子の袋、犬の興味を惹く多くのものが入っているため、当然ながら犬はゴミ箱の中のものを欲しがります。
その結果、ゴミ箱の中のものを出してしまったり、ゴミ箱を倒して荒らしてしまうなど、ゴミ箱周辺が散々なことになりかねません。他にもゴミ箱の中に犬にとって有毒な食べ物が入っていることもあります。
ゴミ箱の中を荒らされないためには、犬がゴミ箱の中を荒らせないようなロックされているゴミ箱に替えたり、外出前にゴミ箱の中を空にしておくなど事前準備をするとゴミ箱を荒らされなくて済みます。
まとめ
いかがでしたか。犬の留守番中に起こりうるトラブルには危険が潜んでいます。愛犬に危険が及ばないよう、事前に予防線を張っておくことも大切です。また日頃からダメなことはダメとしつけをすることも重要ですよ!