犬が突然甘えてくるときの仕草
犬は甘えるときに様々な行動で飼い主さんにアピールしてきますよね。その中でも危険なサインの甘え方がありますのでご紹介していきます。
- 体をくっつけてくる
- クンクンと声を出す
- 後をついてくる
- 顔や手などを舐める
犬が突然こういった甘え方をしてきた場合は、何かサインを出している場合もあるかも知れないので、注意深く観察するようにしてあげてください。では、どのような危険なサインを送っている場合があるのでしょうか?
不安な気持ちになっている
何かが原因で、犬が恐怖を感じて不安な気持ちになっている可能性が考えられます。大きな音がした、知らない人が来たといったときや、引っ越しなどで環境が変わって落ち着かなくなったときなど、飼い主さんに守ってもらいたいという心理から突然甘えてくることがあります。
犬が不安や恐怖から甘えてくるときは、しっぽを下げていたり耳を後ろに倒して不安な顔になっているので、そういったときは撫でたり抱っこしてあげたりして不安を和らげてあげるようにしてくださいね。
分離不安になっている
分離不安とは、飼い主さんが出かけたり別の部屋に行って犬と離れてしまうと、犬が過剰に不安な気持ちになり問題行動を起こしてしまうことです。常に見えるところに飼い主さんが居ないと不安で、家の中にいても行く先々についてきて甘えたり、お留守番などでひとりになるとずっと吠え続けたり家のものを破壊したりなどしてしまいます。
分離不安になる原因
分離不安は、子犬の頃から飼い主さんが犬を過剰に甘やかしたり、必要以上のコミュニケーションをとってしまうことによって引き起こされます。最初は甘えん坊でかわいいと思いがちですが、ひとりでお留守番ができなかったりと飼い主さんに対する依存心が強く、犬の精神状態的にも健全とは言えません。
また、ひとりでお留守番中に怖いことがあったときや、飼い主さんと離れたときに何か嫌なことがあったときなど、その経験がトラウマとなり分離不安を引き起こしてしまう場合もあります。
対処法
犬が分離不安になって突然甘えてくるようになったときは、なるべく犬がひとりで落ち着いていられるように訓練をする必要があります。短い時間のお留守番をさせてみたり、ケージの中に入れて飼い主さんと離れて居る訓練をしたりして、徐々に克服していくようにしましょう。
病気になっている
犬は病気になったり怪我をして調子が悪いときなども、甘えてくることがあります。クンクン鳴いていたり、甘えてきたので体を触ったり抱っこしようとしたら、嫌がったりキャンと声を上げたなどといったときは体のどこかが痛いのかもしれません。
また、認知症になってしまったときも甘える仕草をしてくるときがあります。子犬に戻ったように甘えん坊になったり、寂しがり屋になってクンクン甘えるようになります。認知症の場合は、同じところをぐるぐるまわったり、意味もなく吠えたりといった症状も現れるので、老犬が突然甘えてくるようになった場合は認知症になっていないか注意してあげてください。
まとめ
いかがでしょうか?犬は不安や恐怖を感じた時や、体の不調を訴えるときにも甘えるような仕草をしてくることがあります。愛犬が突然甘えてきたときは、こういった危険なサインが隠れていないか確認してみてあげてくださいね。