迷惑行為1.ノーリード
犬のお散歩にはリードを着けるのが当然ですよね。街中をお散歩中にノーリードのワンちゃんを見かけることはあまりありませんが、今でも見かけるのが公園など、スペースのある場所で犬をノーリードにして走り回らせている飼い主さんがいます。それを堂々とSNSなどで動画投稿している飼い主さんもいるので、本当に残念に感じます。
もちろん人気がないことを確認した上でリードを外して走らせているのだとは思うのですが、突然ほかの人がやって来たらどうするのでしょうか?
例えば、その公園で遊びたい子供たちがいます。犬に恐怖心を持っている子供であれば、公園を遠目で見てノーリードの犬がいるのを確認したら、絶対にその公園では遊べませんよね。その日だけでなく、次の日も、また次の日も「ノーリードの犬がいる公園」として怖くていけなくなってしまうのではないでしょうか。
犬が苦手な大人から見ても、ノーリードは非常に不愉快だと思います。犬を飼っている私から見ても、迷惑行為の代表的なものだと感じています。リードを外して自由に走らせてあげると、もちろん愛犬は大喜びすると思いますが、ノーリードで走らせてあげたいならドッグランに行きましょう。
迷惑行為2.マーキング
お散歩中のオシッコの始末はどうしてますか?犬は排泄の意味だけでなく、縄張りを主張するためにマーキングする動物ですよね。お散歩中にマーキングしている犬は本当に多いと思います。
マーキングに関しては、「犬が外でオシッコするのは当たり前」「オシッコ=生理現象だからしょうがない」と感じている飼い主さんが多いのではないでしょうか。そして、犬自身も縄張りに自分のにおいを残すことができて満足を感じているかもしれません。
しかし犬のマーキングは、よそのお宅の外壁や綺麗にされている花壇など、個人の所有物にまでしてしまうことがあります。マーキングは犬としてごく自然な行為ですが迷惑行為であることも事実。マーキングをしないようにトレーニングをする、難しいようであればマーキング防止のマナーベルトを着けてお散歩に行くようにしましょう。
迷惑行為3.吠えることを止めさせない
犬を飼っているお宅への苦情で一番多いのが、犬の無駄吠えによる騒音です。ご自宅で愛犬と遊んでるうちにテンションが上がって「ワンッワンッ」なんて時もあると思います。一緒に暮らしている愛犬の吠える声は、飼い主さん自身はあまり気にならないかもしれませんが、近隣の方の中には大迷惑だと思っている人もいるかも…。
室内で過ごすときもお散歩中もお庭で遊ぶときも、楽しそうにするからと、興奮させて必要以上に吠えさせることは止めましょう。また家族以外の人間にあまり慣れていない犬は、お散歩中にすれ違う人に吠えてしまうこともあります。もし見ず知らずの方に吠えてしまったら、しっかりと謝罪の気持ちを伝えてください。決して自分たち中心のお散歩をしないように気をつけましょう。
どうしても吠えてしまったとき、自由に気が済むまで吠えさせるのも禁物です。犬は吠えるのが当然の生き物なので、全く吠えさせないのは無理かもしれません。しかし、吠えること自体が迷惑行為だと意識し、吠えている原因を探って可能な限り吠えるのを止めさせましょう。
迷惑行為4.他の犬や飼い主さんへのマウンティング
犬のマウンティングには性的な意味だけではなく「自分の方が上位者だ」と言う気持ちの表れでもあり、上下関係を示したいときに行われる行為。その他、遊んでいるときのコミュニケーションであったり、ストレス解消のひとつの行為でもあったりしますが、腰を押し付けてきて振る動きなので、決してお上品とは言えません。
犬友達同士でのマウンティングも飼い主さんは笑いながらその光景を見ていて、むしろ楽しんでいる方もいるように思います。いつも会っている犬友達なら大丈夫でしょうが、初対面のワンちゃんにも、いつもの癖で突然マウンティングしてしまうかもしれません。
社会性があまり身に付いていなく、気の弱いワンちゃんはマウンティングされることに恐怖心を感じてしまいます。あまりに恐怖心が強いと、その後、他の犬とのコミュニケーションをとれなくなってしまうほどです。避妊手術をしていない同士の異性の犬であれば、もちろん望まない妊娠の可能性も。
マウンティングを迷惑だと感じる犬も、そしてその飼い主さんもいますので、犬なんだから当然のことと考えないようにしましょう。
まとめ
愛犬とお散歩しているとすれ違う人が愛犬を見て、笑顔になってくれる人もいれば、不穏な表情になる人もいます。私たち飼い主の迷惑行為により、犬を更に嫌いになってしまう人もいるかもしれません。自分たち中心の世界で犬を飼うのではなく、周りの方への配慮も考えて犬を飼いましょう。