犬は叱られているのを理解してる?
犬と暮らしていると、しつけのために叱る機会も多いと思います。イタズラ盛りのパピーの頃はもちろんですが、成犬になってからも、イタズラ、無駄吠え、人へのマウンティングなど叱ることで「してはいけないこと」を理解してもらわなくてはいけません。
犬は人間の言葉は理解できませんが、飼い主さんの表情や言葉遣いで感情を察知するのはとても得意でなので叱られていること自体は理解できることが多いです。しかし叱るタイミングや叱り方を間違えると、意図したものはまったく伝わらず勘違いされてしまう場合もあります。
犬が叱られている時の表情や行動から、その時の気持ちを読み解いて見ましょう。
叱られている時の行動から心理を探る
あくびをしている
叱っている立場からすると、一見「叱られているの理解してる?」と思うような犬のあくび。人間は眠たい時や、疲れている時に出るものですが犬は少し理由が違ってきます。
犬のあくびはストレスや緊張を感じた時に出ることが多く、あくびをすることで少しでも緊張を和らげようとしてます。愛犬を叱っている時にあくびをした場合は「もう叱らないで…」と思っているでしょう。飼い主さんが叱っていること自体はじゅうぶん理解できているようですね。
ただ叱るのを通り越して感情的に怒ってはいませんか?大きな声で怒鳴ったり、長時間叱り続けると愛犬は大きなストレスを感じてしまいますので、あくびが見られた時は飼い主さんも少し冷静になってみましょう。
伏せをする
犬の伏せは飼い主さんに対する服従心の表れです。また同時に「退屈だな」「つまんないな」などの気持ちを表している時もあります。
叱られている時に伏せをした場合は、服従の気持ちよりも退屈な気持ちを意味していることが多いようです。伏せの状態だと上目遣いにもなりますし、なんとなく反省しているようにも見えますが気持ちとしては「つまんないから叱るのやめてー」と言う感じでしょう。叱られているのは分かっていても反省はしていませんね。
仰向けになってお腹を見せる
こちらも犬の服従心の表れとして有名なポーズですね。仰向けになりお腹を見せてゴロゴロ転がるポーズです。通常であれば飼い主さんに甘えたい時や、リラックスしている時にするポーズですが、叱られている時にこのポーズになった時は恐怖や緊張を感じています。
このポーズには「敵意はないです」「降参です」と言う意味もありますので、叱っている飼い主さんが怖くてしょうがない時に「もう許してください…」と思いながらお腹を見せているかもしれません。繊細な性格の子だと恐怖心が強すぎるかもしれません。叱るたびにお腹を見せる子は、ほどほどで止めておきましょう。
犬に理解してもらいやすい叱り方
犬は飼い主さんが叱っている時、いつもの表情や言葉遣いが違うことで、「叱られている」と言うのは理解できています。大切なのは何を叱られていて、何をすればいいのかまでしっかりと理解してもらうことですよね。叱り方のポイントをご紹介します。
現行犯で叱る
犬は学習能力が高く、何度もくり返し教えたことは記憶として残せるのですが、単発の出来事に関してはすぐに忘れてしまいます。もちろんお留守番中に自分がやってしまったイタズラも、犬にとっては過去の出来事なので飼い主さんの帰宅時にはすっかり忘れてしまってるはずです。飼い主さんがイタズラに気付いた時に叱っても、犬は何に対し叱られているのか理解できず、怖がったり退屈に感じてしまうだけです。
お留守番中のイタズラを防ぐには、ケージやサークルに入れるなどしてイタズラできない環境をつくりましょう。何に対して叱られているのか理解してもらうには、イタズラしている最中か直後にしっかりと「ダメ」と叱って、いけないことだと教えてあげてください。
低い声で叱る
低い声で叱るのもとても重要です。よく犬が勘違いしてしまうのが女性の高い声で「ダメ」「止めなさい」などと叱ってしまうこと。声が高いと叱られているとは気付けずに、飼い主さんが喜んでくれていると勘違いしてしまいます。女性にとっては少し大変ですが、低音のどすの効いた声で叱るのが理解してもらいやすい叱り方になります。
感情的にならない
愛犬のイタズラについイライラして、感情的に長々と叱ってしまうこともあると思います。犬は飼い主さんのイライラした気持ちをすぐに感じ取ることができる生き物です。自分のストレスを犬にぶつける様に叱ってはいけません。ダラダラと感情的に怒りをぶつけても犬は理解できませんしストレスを与えるだけです。
短く一喝する
「叱る」と言うのは、きちんと犬が分かる様に教えてあげること。犬が何をしても飼い主さんは冷静な気持ちで「ダメ」「イケナイ」など犬が分かりやすく、覚えやすい短い一言で一喝しましょう。
まとめ
叱られている時の犬の表情も、なんとも可愛らしいものですが、私たち飼い主が上手に叱らないかぎりは叱られている意味が理解できていない時もあるようですね。上手に叱ることでお互いの負担も少なくなると思います。「勘違いされているかも…」と感じている飼い主さんは、叱り方を変えてみるのも良いかもしれません。