犬からキツイ臭いがするときに考えたい原因
口臭
犬から急にキツイ臭いがするようになったときに、ぜひチェックをしてもらいたいのが口腔内の健康状態です。犬の口臭は想像以上にキツイ臭いとなりますので、臭いと思って調べてみると歯周病などの口内トラブルを発見することも珍しくはありません。
また、歯周病などに陥っていないとしても、歯磨きをしていなかったり、高齢化や病気によって口臭がキツくなることもありますので、普段からデンタルケアはしっかりと行うようにしましょう。
体臭
犬は体臭がキツイ動物であるため、普段からケアを行ってあげないとどうしてもニオイがキツくなってしまいます。このキツイ臭いの原因はフェロモンであり、犬が自分の縄張りや相手に自分の存在を主張するために必要な機能となっています。ただ、共に生活をしている人間からするとこのニオイはキツイと感じてしまいます。
体臭を完全に防ぐことはできないでしょうが、定期的に体を拭いてあげたり、シャンプーをしてあげることで体臭を防げるはずです。ぜひ、体臭をできるだけ防ぐためにも定期的なケアを行ってあげましょう。
肛門腺
犬のニオイがキツイと感じたときにぜひチェックをしてもらいたい点がもう一つあります。それが肛門腺からのニオイです。犬の体には肛門腺と呼ばれる臭腺があります。この肛門腺には独特のニオイがする分泌物が溜まります。そのため、飼い主は定期的に肛門腺を絞ってあげないといけないのですが、あまり肛門腺の存在を知らない飼い主も多く、ニオイがキツイとシャンプーや体を拭くばかりで、ニオイの元を改善できていない人もいるのです。
肛門腺絞りはコツがいるため、難しいようならば獣医師にやり方を教えてもらうか、トリミングサロンを訪れた際に肛門腺を絞ってもらうとよいでしょう。
病気
ニオイがキツイと感じる原因には病気が関係している場合もあります。主な原因としてよくあげられるのが、皮膚疾患の可能性です。皮膚疾患によっては皮膚が膿んでしまい、キツイ臭いを発している可能性があるのです。また、皮膚の脂質がおおくなる場合も、ニオイがキツくなる可能性があります。
犬のキツイ臭いを解消する方法
犬のキツイ臭いを解消するための対策はやはり定期的なブラッシングとシャンプーです。犬のキツイ臭いの原因の多くは体臭によるものです。そのため定期的にブラッシングやシャンプーを行えばある程度解決はします。特にブラッシングはスキンシップも兼ねて可能であれば1日に一回ほどは行ってあげるようにしましょう。
また口臭対策のためにデンタルケアを定期的に行ってあげるだけではなく、食生活にもしっかりと気を使ってあげるとニオイは改善する場合があります。ただし、臭いが急にキツくなった場合は、もしかしたら病気が隠れている可能性もありますので十分に気をつけるようにしましょう。
ちょっとニオイがキツくなったような気がするけれど気のせいかも？と放置をしてしまうと、取り返しのつかない事態に発展する可能性もあります。ぜひ、取り返しのつかない事態に発展させないためにも、臭いの原因を突き止めて適した対策を取るように心がけてください。
まとめ
犬のニオイがキツイと感じたら対策をするべきことはたくさんあります。ぜひこの機会に愛犬の健康状態を管理し、しっかりとニオイの原因を突き止めてあげるようにしましょう。ニオイの多くは普段のケアによってほとんど防げます。シャンプーや口臭ケアなどの普段のお手入れをしっかりと行い、健康管理を行ってあげましょうね。
