朝になると吠えてしまう理由①「外の音に敏感になるから」
朝はとても静かですよね。鳥の小さな鳴き声もよく聞こえます。ウォーキングやジョギングをしている人の足音もよく聞こえます。新聞配達をされている人の車やバイクの音も、昼間よりも大きく聞こえます。
そんな中、聴力に優れているワンちゃんには、もっといろんな音が聞こえているはずです。静かな朝だからこそ、私たち人間には聞こえていない音にも、ワンちゃんたちは敏感になってしまうんです。
私には、どうしても不思議に思うことが、ひとつだけあります。愛犬の男の子が、家の前を通る猫の気配を察知して、吠えてしまうことです。朝だけなんです。その猫には首輪は付いておらず、もちろん鈴の音もしません。静かな朝だからこそ、聴力に優れた犬には、猫の足音さえも聞こえているのでしょうか。
朝になると吠えてしまう理由②「寂しくて吠えてしまう」
お外で暮らしているワンちゃん、ケージの中で夜を過ごすワンちゃん、飼い主さんと別の部屋で夜を過ごすワンちゃんなど、寂しくて吠えてしまうことがあります。飼い主さんよりも先に目が覚めてしまい、早く飼い主さんと会いたくて吠えてしまうのでしょう。
ご近所に、お外で暮らしているワンちゃんがいるのですが、朝になると玄関に向かって吠え続けるんです。明らかに飼い主さんのことを呼んでいることがわかりますよね。分離不安のあるワンちゃんなのかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、朝に限ってなのであれば、そうではないかもしれません。分離不安のあるワンちゃんは、朝に限らず、昼間も飼い主さんを呼ぶために吠えてしまうはずです。
朝になると吠えてしまう理由③「早くお散歩に連れて行って欲しいから」
朝は決まった時間にお散歩へ連れて行く、という飼い主さんがほとんどです。夕方や夜のお散歩は、帰宅する時間によって変わりますが、朝はだいたい決まった時間ですよね。
犬に時間を理解することができるかはわかりませんが、外が明るくなってきたり、スマートフォンのアラームが鳴ったりなどすることで「そろそろお散歩の時間だ!」と、期待して吠えてしまうのかもしれません。
うちの愛犬たちは、朝は、私がクローゼットを開けると、「お散歩だ!」と、わかるようです。ベッドやお布団から出て、伸びをするなどしてお散歩の準備を始めます。私がちょっとでも寝坊をしてしまうと、控えめに吠えてアピールします。ご近所迷惑になってしまわないためには、私が寝坊をしないこと、が重要なようです。
朝になると吠えてしまう理由④「お腹が空いているから」
朝は、お腹が空いて「ごはんちょうだい!」と、吠えてしまうワンちゃんも意外と多いようです。実は、うちのポメラニアンの女の子も同じです。私よりも先に目が覚めてしまった日は、ペットシートでトイレを済ませ、私が起きるのを待っています。待ちくたびれてしまい「ごはんまだなの!?」と、吠えて抗議することがあるんです。食事用の犬用のテーブルの前に座って吠え続けることもあります。
食事を与える時間を決めているという飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、朝に吠えられてしまうと困るからと言って、吠えることをやめさせるために、時間よりも早く与えることもあるのではないでしょうか。そうすると、“吠えればごはんが出てくる”と学習してしまい、わがままを言ってしまうことがあるようです。
まとめ
朝になると吠えてしまう理由を4つご紹介しました。愛犬が朝に限って吠えてしまって困っている、という飼い主さん。愛犬に当てはまる理由はありましたか?どんな対策をしたら良いのか、工夫してあげられることはないのか、早期解決できると良いですね。