1.ぎゅっと抱きしめる
かわいらしい愛犬の姿を見ていると、思わずギューッと抱きしめたくなってしまうのが人情ですよね。ですが、その愛情表現、わんこには伝わっていないかもしれません。それどころか、わんこを驚かせたり、嫌がらせたりしてしまっている可能性が高いのです。言わずもがな、犬の世界では、親しい関係でハグをし合って絆を確かめるという慣習はありません。それゆえ、人間にとっては親愛の意味のハグでも、わんこからしたら、ただの不快な拘束でしかないのです。
どうしても気持ちが抑えられない場合で、わんこが抵抗なく抱かれているようであれば、優しくそっと包み込むようにハグしましょう。嫌がったり飛び退いたりする場合には、やめてあげてくださいね。
2.じっと見つめる
愛犬の姿はいくら見ていても飽きないという飼い主さんも多いかと思います。ですが、愛犬を正面からジーッと見つめることはやめましょう。愛犬にとっても見つめられることはプレッシャーだから、という理由もなきにしもあらずですが、実はこの「相手の目を見つめる」という行為、自然界では、相手に戦いを挑んだり警戒する意思を示したりする、好戦的なものととらえられてしまうのです。
ただし、愛犬との関係がすでにしっかりできている場合であれば、見つめ合うことで幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されるという科学的データもあります。見つめていても、愛犬が特に気を張っているようすでなければ、幸せを感じてくれているかもしれません。
3.寝ているときに触る
愛犬が気持ち良さそうに寝ていると、無防備な寝姿を思わずナデナデしたくなってしまいますよね。触ってもなお気持ち良さそうに寝つづけている場合であればいいのですが、驚いて飛び起きてしまう場合には、わんこは嫌がっていると考えられます。寝ている間というのは、生き物が最も無防備になっている時間です。その間に何者かに触られるということは、危険と認識してしまっても仕方ありません。
わんこは眠っている時間が長いものの、人間と比べて、深く眠っている時間は極端に少ないといわれています。愛犬の大切な安眠の時間、どうかじゃませずに見守ってあげてくださいね。
4.食事中に手出しをする
愛犬が嬉しそうにごはんを食べている姿は、これまた飼い主さんにとっても眼福なものです。一心不乱にごはんを食べている夢中な表情が可愛らしく、思わず撫でてあげたくなってしまうかもしれませんが、手出しは無用です。食べものの恨みが恐ろしいのは万物共通で、普段はおとなしいわんこであっても、食べものが絡んだ途端に豹変する場合があります。撫でようとするのはもちろんのこと、途中で食器を取り上げようとしたりするのも危険です。嫌がるくらいで済めばまだいいのですが、場合によっては、咬傷事故に発展することもあります。
5.「突然」「急」な行動
わんこが嫌がるもののキーワードとして、「突然」「急」があります。「突然」大声を上げたり、「急に」思いがけない行動をしたりすることを、わんこは極端に嫌います。というよりも、びっくりして怖くなってしまうというほうが正しいでしょうか。一般的にわんこが人間の子どもを苦手とするのも、子どもの行動は予想がつかず、急に大声を上げたり突然動いたりするからだと言われています。わんこに穏やかに暮らしてもらうためにはまず、飼い主さんがバタバタせずに余裕ある暮らしをすることが必要かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?いろいろとご紹介しましたが、わんこが嫌がることには個体差があります。他の子が何とも思わないことであっても嫌がったり、他の子が嫌がることでも許してくれたり、その許容範囲は愛犬の性格や、愛犬と飼い主さんの信頼関係の深さによってもさまざまです。どうぞ愛犬の行動や反応を注意深く観察し、愛犬の嫌がることとそうでないことをしっかり見極めて、より愛される飼い主さんになってくださいね。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 Lay
2ヶ月の時ウチにやって来た時からごはん中ずっと体を撫でていたからでしょうかね どうも触られるのが当たり前に思っているようです。