犬が地面にゴロゴロ転がる心理①「他の犬への伝言を残している」
地面にゴロゴロと転がることで、自分自身のニオイを擦りつけます。そうすることで、その場所を通った他の犬に「ぼくも(私も)ここを通ったよ!」という伝言を残しているんです。後からその場所を通った他の犬が、「あ、あの子もここを通ったんだ!」と確認することができます。
犬が地面にゴロゴロ転がる心理②「所有権を主張している」
地面にゴロゴロと転がることで自分自身のニオイを擦りつけ、「ここはぼく(私)の場所だぞ!」と、所有権を主張しているんです。もし、他の犬のニオイが残っていたならば、そこに自分のニオイを上書きするように、地面にゴロゴロ転がります。それくらいお気に入りの場所なのでしょう。また、もしかすると、自分自身のニオイを擦りつけておくことで、お気に入りの場所を忘れないようにしているのかもしれません。
犬が地面にゴロゴロ転がる心理③「カモフラージュのため」
地面にゴロゴロ転がることで、その場所にある土や草のニオイを自分自身のカラダに擦りつけているんです。そうすることで、自分自身のニオイを消し、敵に気づかれないようにしています。犬が野生で狩りをして暮らしていた頃は、土や草のニオイで自分自身のニオイを消し、獲物に気づかれないようにして狩りをしていた、とも言われています。本能や習性によって、カモフラージュのために地面にゴロゴロしているということなのです。
犬が地面にゴロゴロ転がる心理④「自己紹介している」
地面にゴロゴロと転がることで自分自身のニオイを擦りつけ、他の犬へ自己紹介をしているんです。犬同士、ニオイを嗅ぎ合うことで挨拶をしますよね。ニオイは、犬にとって重要な情報源だからです。ニオイを嗅ぎ合うことで相性を確かめ合ったりします。これからその場所を訪れるであろう他の犬に対して、「こんにちは!〇〇です!」と挨拶を残すように、地面にゴロゴロと転がって自分自身のニオイを付け、立ち去っていくのです。先にニオイを付けていった犬に対しても、「よろしくね!」とアピールしているのでしょう。
犬が地面にゴロゴロ転がる心理⑤「好きなニオイがするから」
地面に何か気になるニオイや好きなニオイを発見したとき、地面にゴロゴロ転がることで、そのニオイを自分自身のカラダに擦りつけようとします。私たち人間が香水などの好きな香りを身にまとうことと同じようなものです。土に混ざっている虫の死骸のニオイなど、人間ならギョッとしてしまうようなニオイも、犬にとっては魅力的なニオイなのだそうです。
犬が地面にゴロゴロ転がる心理⑥「嬉しい!楽しい!満足!」
犬は、嬉しいとき・楽しいとき・満足したときなど、その気持ちを表現するために、地面にゴロゴロ転がることがあります。お散歩の途中で立ち寄った公園で、芝生の上をゴロゴロと転がっているとき。お気に入りの公園に来られて嬉しい!たくさんお散歩できて楽しい!思いっきり体力を使えて満足!という気持ちを、全身を使って表現してくれているということなんです。そんなに喜んでくれているのだとわかると、カラダが汚れてしまっても叱ることなんてできなくなってしまいますよね。
まとめ
犬が地面にゴロゴロ転がる心理を6つご紹介しました。地面にゴロゴロ転がることには、ちゃんと理由があるんです。人間にはちょっと理解し難い理由かもしれませんが、犬の本能や習性によるものがほとんとです。
私は、ふだんはお手入れしやすいように、自宅の庭など、なるべくキレイな場所でゴロゴロさせてあげています。今日はシャンプーするぞ!と決めた日は、泥だらけになるまでゴロゴロを楽しんでもらうようにしています。愛犬たちにも理解してもらえるよう、メリハリを大事にしています。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
すっぱい匂いや、納豆などの、嫌?な食べ物を見つけると食べずに背中でゴロゴロします。
嫌でゴロゴロしているような…笑