1.掃除機をかける
わんこがストレスを感じるものの代表格といえば、やはり掃除機でしょう。掃除機をかけはじめると吠え立てたり、攻撃してきたりするので掃除にならない、と悩んでいる飼い主さんもいるかもしれません。人間にとっても大きくてうるさいと感じる掃除機の音は、わんこにとっては騒音そのもの。そのうえ、不可解に動き回る未知の物体に、わんこは強いストレスを感じているのです。
2.傘を開く
ワンタッチで開くジャンプ傘はとても便利で、雨の日の必需品です。ところが、お散歩に行こうとしてジャンプ傘を開いたら、愛犬が怯えて散歩に行くどころでなくなってしまった、という経験はありませんか?実は、この傘を開くという動きもわんこがストレスを感じる動きの1つ。基本的に、わんこは予測できない動きや、突然の素早い動きを苦手としています。いきなりバサッと大きく開いて、しかも頭の上を覆ってしまう傘は、ストレスの対象そのものというわけです。
3.キャリーケースを引きずる
街中をお散歩していると、旅行や出張などでキャリーケース、いわゆるコロコロを引きずって歩いている人をよく見かけますよね。このキャリーケースのコロコロ音が苦手というわんこも多いようです。特に舗装されたアスファルトの道を歩いていると、キャリーケースの音はかなり大きく響きます。この不快な音と振動が、わんこにとってはストレスになるのです。
4.杖をつく
お散歩中に杖をついている人とすれ違うと、異様に怖がったり吠えたりするというわんこも少なくないのではないでしょうか。人間からしてみると、「一体何が?」と思うかもしれませんが、わんこにとって杖は得体の知れない物体。杖をついている人を見ると、「3本足の人間が現れた?!」と思って不審がっているのかもしれません。
とはいえ、健康上の理由から仕方なく杖が必要という飼い主さんもいますよね。そんな場合には、杖は怖いものではないことを教え、徐々に愛犬に慣らしていく必要があります。
5.楽器を演奏する
音楽を趣味にしていて、家で楽器の演奏をする機会があるという人もいますよね。楽器の演奏に合わせて歌うように吠えたり、踊ったりする可愛いわんこの動画もよく見かけますが、楽器の音をストレスに感じるわんこもいるので、要注意です。楽器から出る大きな音や、見慣れない楽器の形そのものに警戒しているのかもしれません。愛犬が楽器の音を怖がったり、嫌がったりするそぶりを見せた場合には、配慮をしてあげましょう。
6.超音波の電気機器を使用する
生活用品や美容器具など、超音波を発する家電製品は意外と多く存在します。それらを使用しても人間には何の音も聞こえないかもしれませんが、わんこには不快な超音波が聞こえている場合もあります。犬好きからすると想像できませんが、世の中には、超音波で犬を撃退するグッズなんてものも市販されているほどです。
電気機器を使いはじめたときにわんこがあからさまに不審そうな動きをとる、違う部屋へ逃げていく、吠えはじめる、などの行動をとった場合には、電気機器の超音波にストレスを感じているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ストレスが心身の健康を損なう危険性をはらんでいるのは、人間でなくわんこも同じです。人間と一緒に暮らしていく以上、全てのストレスを取り除くことは難しいかもしれませんが、なるべくストレスの要因を減らしていくとともに、わんこがストレスを感じないように慣らしていくなどしてあげたいものですね。