急に大人しくなった!犬の性格が変わる原因5つ

急に大人しくなった!犬の性格が変わる原因5つ

一緒に暮らしている愛犬の性格が変わったと感じたことはありますか?急に大人しくなったり、逆に温厚だった愛犬が凶暴な性格になってしまったりと、様々な変化を感じている飼い主さんは少なくないようです。犬は成長過程や体調の変化、飼い主さんの接し方により性格が変わることが多くあると言われています。この記事では犬の性格が変わる原因をお伝えしたいと思います。

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犬の性格は変わるの?

手ハートの中にいる犬

今は穏和で優しい愛犬が急に凶暴になってしまうと悲しくて仕方がありませんよね。逆に元気いっぱいだった子が遊ぶこともなく、大人しくなってしまっても体の不調なのかと心配になります。

数年一緒に暮らしている犬の性格が、突然変化するのはそれほど珍しいことではありません。原因は成長過程によりごく自然に性格が変わったり、飼い主さんとの関係や年齢によるものなど様々です。

犬の性格が変わる原因5つ

ムスッとした表情の犬

1.避妊手術

避妊手術により性格に変化が出ると言う話は、犬が好きな方は1度は耳にした事があるのではないでしょうか。もちろん個体差があり全ての犬の性格が手術により突然に変化が出る訳ではありませんが。しかし、性ホルモンが関係していた行動は表れにくくなる傾向にあるので、性格が変わったと感じる飼い主さんもいらっしゃると思います。

手術によって性格の変化を感じるのは、どちらかと言うと男の子に多いようで、元気でわんぱくだった男の子が急に大人しくなったり、マーキングをしなくなる子いると言われています。性ホルモンの関係で攻撃的な性格だった犬は落ち着いて穏やかな性格になることもあるようです。

女の子は少し神経質になりキツイ性格に感じる飼い主さんもいるようです。また逆に甘えて我がままになるタイプの子もいるので本当に様々です。

避妊手術により性格の変化を感じるのは、あくまで性ホルモンの影響によりとられていた行動が表れなくなっているものなので、愛犬の性格自体が変わった訳ではありません。もともと性ホルモンの影響による行動がほとんどなかった犬は、術後も大きな変化は無いでしょう。

2.成長により色々と学習したため

犬は一年一年と年齢を重ねながら飼い主さんと日々過ごし、自身の生活環境、お散歩のコース、お留守番の時間帯、飼い主さんの行動パターンなどを少しずつ学習し記憶していきます。成長し色々なことを何度も経験することにより慣れてくるのです。

以前はどこに行くにも後ろをくっついて来ていた愛犬も、飼い主さんの行動パターンを記憶していると、つい来ないこともあると思います。これは決して飼い主さんへの愛情が冷めたわけではなく、安心感があることと、成長し落ち着いてきた証ともいえるでしょう。ついて来てくれないのは、ちょっぴり寂しいような気もしますがしっかりと成長している証拠なので喜んでも良いことだと思います。

3.飼い主さんとの関係性

愛犬の性格が急に変わってしまった時、飼い主さんの性格が影響している可能性もあります。私たち人間の性格も職場の環境や家庭環境で良くも悪くも変わることがありますよね。

もともとは穏やかで優しい良い子だった愛犬が、臆病な性格に変わってしまうのは、飼い主さんの苛立っている感情を感じ取ってしまったり、叱られる回数が多すぎて恐怖心から臆病になってしまう事があります。

もちろん臆病だった性格の犬も、飼い主さんが穏やかに接することが多ければ、社交的で温厚な性格に変わることもあります。犬は人間の気持ちの変化を感じ取ることがとても得意なうえに影響も受けやすい生き物です。愛犬がいつも穏やかでいられるように接してあげましょう。

4.年齢によるもの

犬も年齢を重ねると徐々に体力や代謝が落ち始め、お散歩や遊ぶ時間が減ってきて大人しくなることがあります。6歳頃から代謝が落ち始めるので元気が徐々に失われ、ずいぶん落ち着き「大人しくなったなぁ」と感じることがあると思います。

9歳以降のシニア期に突入すると老化現象が起き始め、見る、嗅ぐ、聞くなどの感覚機能も衰え始めます。感覚機能が鈍ることにより、不安感や恐怖心が増し神経質な性格になる犬もいます。

5.病気による体調不良

穏やかだった愛犬が急に凶暴な性格に変わってしまうのは、病気による体調不良の可能性もあります。ヘルニアや関節痛による影響、内臓腫瘍や結石、飼い主さんが気付くことのできない怪我などが原因と考えられます。

スペインの大学で行われた研究結果によると、犬が急に凶暴化したとき、股関節に異常が見つかるケースが非常に多いと言うことです。痛みがある箇所を触れられるのを嫌がり、唸る、噛みつくなど凶暴な態度をとってしまいます。

また病気による体調不良は凶暴化しない子でも、好んでいた抱っこを拒絶したり、体に触れられことを嫌がるケースが多くあります。性格が変わった様に感じることもあるかもしれませんが、体の不調から出てしまう影響の可能性もあります。早めに獣医さんに相談してみましょう。

まとめ

飼い主さんと一緒に山頂らしき場所にいる犬

避妊手術や年齢、体調不良による愛犬の態度の変化は、性格が変わってしまったと言うよりは、体に表れるいつもと違う感覚による影響と考えられます。純粋に性格に変化が出るのは、やはり飼い主さんの接し方が1番ではないでしょうか。

病気や年齢などによる体調の変化は、飼い主さんとしては見逃すことなく、体調管理をしてあげるのが1番ですが、接し方はどうでしょう?ついイライラした日々を送ってはいませんか?愛犬の性格に変化が出てきたとき、自分自身も1度ゆっくりとリラックスしてみるのも良いかもしれませんね。

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