犬が抱っこを嫌がる時の理由

犬が抱っこを嫌がる時の理由

愛犬を抱っこするシーンってよくありますよね。ご自宅で甘えてきた時はもちろん、外出先やお散歩中にも抱っこが必要になる時があると思います。愛犬の抱っこはスキンシップのためや、動物病院の診察のためにも出来るようになっておいたほうが良いことのひとつです。この記事では犬が抱っこを嫌がるときの理由をお伝えしたいと思います。

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犬が抱っこを嫌がる時の理由

抱っこされてのけぞる犬"

犬を抱っこすることについてどう思われますか?お散歩中に抱っこされている犬を見て「甘やかしている」と感じる方もいるかもしれません。確かに過剰に抱っこばかりしていると、甘やかしすぎになってしまいますが、どうしても抱っこが必要になる場面もあります。

お散歩中であれば狭い道幅で人とすれ違うときや、交通量が多い危険な道路、歩いている途中に愛犬が急に怪我をする可能性もあります。そんな時はどうしても抱っこせざるを得ないですよね。また、マンションなどの集合住宅にお住まいの方は、共有スペースは犬を抱っこして移動することが定められている住宅も多くあると思います。

飼い主さんとしては愛犬をしっかり抱っこできることによって、ペット入店OKのお店もありますので行動範囲が広がり愛犬と楽しめることが増え、愛犬との思い出作りもたくさん出来るようになると思います。

その他、病院の診察や健康管理のためのスキンシップなど、抱っこできることが愛犬のケアに繋がるケースもあります。できるだけ抱っこを出来るようになっておきたいものですが、抱っこを嫌がる犬もいますよね。抱っこを嫌がる時の理由を理解して改善していきましょう。

反抗期で抱っこを嫌がる

犬にも反抗期があると言うのはご存知でしたか?すべての犬に起こるわけではないですが、人間の子供の様に犬も飼い主さんに対して反抗的な態度をとる時期があると言われています。個体差はありますが年齢的には生後半年くらいから、長い子だと3歳前後まで反抗期が続く犬もいると言われています。

反抗期の時期の犬の態度は、今まで出来たいた基本的なオスワリ、フセ、マテなどの指示に従わなくなります。その中のひとつに今まで好んでいた抱っこをされることを嫌がる犬もいるようです。抱っこされることで身動きできなくなることが気に入らないのでしょう。

この時期に抱っこすることを諦めてしまうと、反抗期の時期が終わってからも抱っこを拒絶されるケースがあります。さんざん嫌がられるかもしれませんが、愛犬のお気に入りのおやつなどを使って最低でも一日一回は抱っこする習慣をつけていって下さい。

抱っこに嫌な思い出がある

愛犬にとって抱っこが嫌な経験として記憶に残っている可能性があります。抱っこされているときに落とされて痛かった、また抱っこされるとハウスやケージに戻されてしまうなど抱っこにマイナスなイメージが残ってしまっているのです。

改善方は少し時間がかかるかもしれませんが、愛犬に抱っこは悪いものではないと、あらためて学習し直してもらいましょう。愛犬が抱っこで喜んでくれるような良い経験をたくさんさせてあげて下さい。

簡単なのはやはり抱っこをしている最中にオヤツを毎回あげること。また、抱っこして愛犬のお気に入りの場所に連れて行ってあげるのも良いですね。抱っこが好きになると安心して飼い主さんの腕の中で眠りに付くこともあります。焦らずにゆっくりと抱っこ好きなわんちゃんにしてあげましょう。

良い抱っこの仕方が出来ていない

抱っこされること自体は嫌いではなくても、飼い主さんの抱っこの仕方が悪い時は嫌がることがあるでしょう。悪気は無くても愛犬の体に負担がかかるような抱っこをしている可能性があります。

力が入りすぎていて苦しい、関節に負担がかかって痛い、安定感がなく不安を感じさせているなど思い当たることはありませんか?愛犬は飼い主さんの優しい抱っこを望んでいるはずで。正しい抱っこで愛犬とより良いスキンシップを取りましょう。

良い抱っこの仕方は?

転がるフレンチブルドッグ

第一に犬の体を安定させることを意識してください。犬としては抱っこは宙に浮いている状態なので不安定な抱っこは嫌がります。安定させるにはお尻をしっかりと支えてあげましょう。

小型犬と中型犬の抱っこの仕方

最初に利き手ではない方の腕で犬の胴体の下から両前脚の付け根あたりに腕を通します。次に利き手で太ももからお尻にかけての部分か、または後ろ足のまたの間から手を入れてしっかりとお尻を持ち、体を密着させるように抱き上げゆっくりと立ち上がってみましょう。この時、愛犬と飼い主さんの体を密着させることによって抱っこへの恐怖心が薄れ安心してくれます。

小型犬であればオスワリやフセをしている状態から、中型犬だと犬が立っている状態から抱っこできると飼い主さんの体の負担も軽減されます。

大型犬の抱っこの仕方

体重の重たい大型犬、または少し大きめな中型犬を抱っこする時は、飼い主さんの体への負担を減らすため少し高さのある場所へ誘導してから開始しましょう。大型犬の抱っこは体全体を包み込むように抱っこして持ち上げます。

犬が横向きで立っている状態のとき、右腕を犬の前脚の付け根(前側)へ回し、左腕は後ろ足の付け根から膝の裏あたりに回します。飼い主さんの左腕にちょうどお尻を乗せるような感じでゆっくりと持ち上げていってください。

まとめ

キャリーバッグに入った犬

愛犬をきちんと抱っこすることが出来ると、万が一の危険を回避できたり、お出かけ先も選択肢が増えるのでメリットも多いですね。長時間の抱っこが必要になる時は小型犬だとしても少々辛いときがあるかもしれません。

市販の抱っこ紐やスリングなども必要に応じて使用してみるのもおすすめです。くれぐれも甘やかしすぎにだけは気をつけて愛犬とのお出かけを楽しんでください。

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