犬が何かに興味を持ったときの仕草や行動5つ
1.においを嗅ぐ
犬が何かに興味を持つときは、においを嗅いでどういったものなのか調べることが多いですよね。犬は嗅覚がとても優れているので、においを嗅いただけで様々な情報を知ることができます。ですので、気になったものを見つけたときは、最初ににおいを嗅いで少しでも多くの情報を得ようとしているのでしょう。
また、においを嗅ぐという行為は興味を持ったものの情報を知るためだけでなく、犬同士の挨拶の方法としても使われているそうですよ。例えば、散歩をしているときに他の犬のおしっこがあったら興味を示して、においを嗅ぐことがあることってありますよね。犬のおしっこは人間で例えると自分の情報が書かれた名刺と同じ意味を持ち、他の犬に自分の情報を伝える方法の1つとなるみたいです。
おしっこは縄張りを主張するための手段として知られていますが、「この道をいつも散歩している僕はこんな犬だよ。よろしく!」「友達に私が今日ここを散歩したことを知らせておこう」そういった意味を込めて、おしっこをしている犬もいるかもしれませんね。
また、犬と出会ったらその犬のことを知ろうと思って、お尻のにおいを嗅ぎ合うことってたくさんありますよね。意味を知らないと「失礼なことをしている!」と感じるかもしれませんが、においを嗅ぐという行為は犬にとっての挨拶となり大切なものとなります。ですので、愛犬や相手の飼い主と犬が嫌がらないときは、見守ってあげることをおススメします。
2.首をかしげる
「オヤツが欲しいの?」と聞くと愛犬がよく首をかしげる、という経験をもつ飼い主はたくさんいることと思います。そういったときは、オヤツという大好きな言葉に興味を示し「え?オヤツくれるの?」と愛犬が聞き返しているといえますよ。
一見、オヤツをもらうために可愛く見せようと首をかしげている風にも見えますが、犬が首をかしげる仕草をしたときは、気になる音や声を集中して聞き取ろうとしているのだとか。元々犬は耳がとても良いですが、いろいろな方向から音や声を聞き取ることでより鮮明に聞き取れるようになるのでしょうね。
3.気になるものをジッと見る
犬は興味を持ったものや気になるものに対して、私たち人間と同じようにジッと見ることがあります。例えば、愛犬が何もない天井や壁をジッと見ていて「そこに幽霊がいるのかな?」と恐怖を感じたことのある飼い主は数多くいることでしょう。もしかすると、本当に幽霊がいるのかもしれませんが……ほとんどの場合、天井や壁の方向から聞こえる音が気になってジッと見つめているみたいですよ。
意外に感じる人が多いと思いますが、実は犬って視力があまり良くないそうなのです。人間の視力で例えると、視力が0.3ほどしかないといわれています。ぼんやりとしか見えないので興味があるものをハッキリ見たいと思ったときは、ジッと見つめるという行動をするのでしょうね。
4.前足を地面につけながらはしゃぐ
犬が前足を地面につけながら、お尻をあげてはしゃぐという仕草をしたときは、相手に興味を持っているという意味が込められているそうです。この仕草はカーミングシグナルと呼ばれる『仕草で分かる犬の言葉』の1つで『プレイバウ』といい、相手を遊びに誘っている行為として知られています。
散歩中に愛犬が他の犬に対してプレイバウをしている姿を見たことがある飼い主は多くいることでしょう。愛犬がプレイバウをしたときは、相手に興味を持って仲良く遊びたいと思っている場合がほとんどなので、相手が受け入れてくれているのでしたら、遊ばせてあげることをおススメします。
また、プレイバウは犬だけではなく人間に対しても行いますので、愛犬が時々プレイバウをして甘えてくるといった経験をもつ飼い主はたくさんいるのではないでしょうか。プレイバウをしているときは思いっきり遊びたいと思っている状態となるので、一緒に遊んであげるととても良いスキンシップになること間違いなし!といえそうですね。