犬の機嫌が悪くなる時の理由にはどんなものがあるの?
自分の要求が通らなくてイライラ
犬は自分の要求が通らないとぐずったり、機嫌を悪くしたりすることがあります。その姿は人間の子供が拗ねた時ととても良く似ているので、機嫌を悪くした愛犬を見て「人間の子供と同じような感情を持っている」そう感じたことがある飼い主はたくさんいることでしょう。
自分の要求やおねだりを無視されることですぐに機嫌を悪くしてしまう犬は、ワガママな性格になっている場合が多いそうですよ。例えば、いつも愛犬の要求やおねだりを受け入れて甘やかしていると、「私のいうことは何でも聞いてくれる」と愛犬は思い込んでしまいワガママな性格に育ってしまうことがあります。甘やかしすぎていると愛犬が我慢できない性格になってすぐイライラするようになるので、心当たりのある人は気を付けてくださいね。
構ってくれなくてイライラ
愛犬が甘えているのにもかかわらず飼い主がいつも構ってあげていないと、犬は機嫌を悪くしてしまうことがあります。例えば、「愛犬が甘えてきたけれど、今は忙しいからまた後で可愛がってあげよう」と思って、用事を済ませてから愛犬と遊ぼうとしたら素っ気なくされた。という経験をもつ飼い主はいることと思います。
構わないことで愛犬すぐにイライラしてしまうという場合も、犬がワガママな性格になっているか飼い主がよく甘やかしている場合が多い傾向にあるようです。いつも必要以上に構っていると愛犬にとってそれが当たり前となり、少し構わなかっただけですぐに拗ねてしまうようになってしまうのだとか。また、普段から構いすぎていると飼い主に依存しすぎる原因にもなってしまいます。その結果、飼い主が少し離れただけで愛犬がイライラするようになってしまうみたいですね。可愛がるのはとても良いことですが、程よい距離感を保つことが大切といえそうです。とはいえ、なかなか塩梅が難しく、私もつい過保護にしてしまうことがよくあります。
ストレスが溜まっている
犬も人間と同じでストレスが溜まっていると、イライラしやすくなってしまいます。愛犬がよく機嫌を悪くしてしまうようでしたら、何かが原因となってストレスを溜め込んでしまっているのかもしれませんね。
犬がストレスを溜め込む原因としてはスキンシップ不足、厳しすぎるしつけ、散歩に行けない日が続いている、飼い主が毎日長時間家に居ない、犬に合わない環境(暑すぎる環境など)で暮らしている、環境の変化、犬が苦手なものが身近にある(大きな音やにおいのキツイものなど)といった様々なものが考えられますよ。
ホルモンのバランスが乱れている
犬はホルモンのバランスが乱れることでも機嫌が悪くなることがあるそうですね。特に発情期はホルモンのバランスが乱れやすいのでイライラしたり攻撃的になる犬が多いみたいです。去勢・避妊手術をしている場合は発情期の影響は少ないですが、発情期以外にもホルモンのバランスが乱れることは少なからずあるといえますよ。
何もなくても機嫌が悪くなることも
私たち人間は何もなくてもイライラしてしまう時ってありますよね?実は犬も同じように何も理由がないのに機嫌が悪くなってしまうことが多々あるのです。犬は機嫌が悪くなる以外にも、なぜか元気がなかったりやる気がなさそうな姿を見せたりすることがあります。おそらく、愛犬のそういった姿を見たことがある飼い主はたくさんいることでしょう。
私の個人的な考えになりますが、ホルモンのバランスが乱れたり心が疲れたりしていることが原因となって、訳も分からずにイライラしてしまうのかな?と思っています。
犬の機嫌が悪くなった時の対処法
気分が落ち着くまでそっとしておくのが効果的?
愛犬の機嫌が悪くなっている時は、イライラが落ち着くまでそっとしておいてあげるのが効果的といえるかもしれません。私の愛犬の場合、不機嫌になっている時に可愛がろうとすると「今はほっといて!」とムスッとしたり、いくら触っても無視をしたりと機嫌がなかなか直らないのですが、しばらくそっとしておくと愛犬から来てくれることが多いように感じます。機嫌が悪い時に愛犬の側に行ってみて反応が素っ気ない感じでしたら、しばらくそっとしておいた方が良いといえるでしょう。
気分転換をさせてあげる
愛犬がご機嫌ななめな時は、気分転換をさせるのが効果的となる場合があります。例えば、散歩に連れて行くことで気分転換をさせることができますし、愛犬が遊ぶのが好きな場合はオモチャで一緒に遊ぶのも良い気分転換といえるでしょう。
ストレスの原因を無くしてあげる
ストレスが原因で愛犬がよく機嫌を悪くしているのでしたら、ストレスの原因を無くしてあげることが重要といえるでしょう。愛犬の気持ちになりながら日頃の生活を振り返ってみると、意外とストレスの原因が分かったりすると思います。
「最近愛犬にダイエットをさせないといけなかったから、オヤツをおねだりされてもずっと断っていたなぁ」とか「ここ数日間忙しかったから全然構ってあげることが出来ていなかったな」など、振り返ってみるとストレスや機嫌が悪くなる原因が見つかることがあります。そういった原因となりそうなものを発見したら、なるべく取り除いてあげましょう。
発情期は異性の犬に近づけさせない
発情期によって愛犬がイライラしている場合は、メスならば時期が過ぎるのを待たなければいけません。一方、愛犬がオスの場合は発情期のメスに近づくことで発情し、気持ちがあらぶってイライラしやすくなりますので、前もって発情期のメスに近づかせないようにすることが大切となるそうですよ。
まとめ
犬は自分の気持ちをしっかりと持っているので一緒に暮らしていると、ときどき機嫌を悪くすることがあります。機嫌が悪くなる理由はその時の状況によって実に様々で、なかには構ってもらえずに拗ねて機嫌をそこねる、というなんとも可愛い理由もあるみたいですね。普段から愛犬の様子を観察していると機嫌が悪くなった時に理由が分かりやすくなるので、なるべく毎日愛犬を観察することをおススメします。