犬を多頭飼いしている飼い主が意識すべき「お留守番ポイント」

犬を多頭飼いしている飼い主が意識すべき「お留守番ポイント」

犬の多頭飼いには一緒にお留守番する仲間がいるというメリットがあります。しかしその一方で、多頭飼いだからこそ気をつけなければならないこともいくつかあるのです。飼い主が意識しておきたいお留守番ポイントをチェックしておきましょう。

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ポイント①喧嘩の可能性を見極める

ボールを取り合うジャックラッセル

多頭飼いをしている家庭で犬同士が留守番をするときは、一緒に遊んだりコミュニケーションをとったりすることができるので不安やさみしさが軽減されると考えられます。そのため留守番の頻度が高い家庭や留守番時間が長くなりがちな家庭では留守番対策として犬の多頭飼いを検討することも少なくないと思います。

しかし、犬同士の相性によっては留守番中のコミュニケーションが喧嘩に発展してしまうこともあるので十分に注意しなければなりません。飼い主がいる状況でも喧嘩や小競り合いが起こりがちな場合はもちろん、普段は仲がよくても飼い主という抑止力がなくなることでちょっとしたきっかけで喧嘩が始まってしまうこともめずらしいことではありません。喧嘩っ早いタイプだけでなく、興奮しやすく相手の気持ちを考えずに遊びに誘ったりちょっかいを出すようなタイプも喧嘩の引き金になる場合もあります。犬たちがお互いに傷つかないために、留守番で犬だけになったときに本当に喧嘩が起こる可能性はないかを見極めることは最も重要なポイントです。

ポイント②個別スペースを用意する

ケージ内のラブラドールレトリバー

多頭飼いでの留守番中に、犬同士で喧嘩が起きてしまうことは犬たちが傷つけあう可能性もあるので十分に警戒しておかなければならないポイントです。そして、喧嘩を防ぐために必要に応じてハウスやケージなどを利用してそれぞれ個別のスペースを確保しておくことも大切です。喧嘩の可能性がある場合や子犬と老犬など生活ペースやリズムが大きく異なる組み合わせの犬同士が一緒に留守番をする場合は、それぞれサークルなどに入れたり部屋を仕切ったりして別々のスペースで留守番させることが必要です。また、喧嘩の可能性が少ない場合でも、日頃からそれぞれの犬に専用のハウスやベッドを与えてひとりで休むことができるスペースを用意しておくことでトラブルを防ぎやすくなると思います。

ポイント③いたずらの原因を排除する

いたずらしているフレブル

多頭飼いで留守番をするときには犬同士がお互いに傷つけ合うなどのトラブルを避けるはもちろんですが、犬同士が一緒になっていたずらをしたり悪ふざけをしたりすることも防がなければなりません。飼い主がいない状況で一緒に遊べる相手がいると、ついついひどいいたずらになってしまったり、それが元で事故が起きてしまうことも…。部屋の中でいたずらをする危険性のある要素は極力排除し、犬たちが安全に過ごすことができる空間をつくるようにしましょう。

<まとめ>犬の多頭飼いの留守番について

一緒に寝るウェスティとMダックス

犬の多頭飼いは留守番においてもさまざまなメリットがありますが、飼い主がいないからこそ起こりうるトラブルも想定されます。多頭飼いの場合、犬たちの相性やトラブルの可能性をしっかりと見極めて、留守番をさせるときには必要に応じた環境づくりをしておくことがとても大切です。留守番中に犬同士の喧嘩や事故が起きた場合、すぐに対応することができないため最悪の事態に陥ることも絶対にないとは言い切れません。日頃から犬たちの様子を観察して考えうる限りの危険性を排除し、犬たちが安心して安全に過ごすことのできる空間をつくってあげられるようにしましょう。

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