犬の寝相は多種多様
犬の寝相を想像したとき、愛犬の寝姿を思い浮かべたとき、皆様はどのような姿を想像しますか？犬は言葉が喋れないぶん、体全体を使って様々な感情を表現します。寝相もその一つ。信頼している人や、今の生活に満足をしている犬の寝相は安眠度が高い寝方をしますし、まだ家に来て間もない犬は警戒心を持っているため安眠度が低い寝相をします。
そんな寝相の違いを知れば、愛犬の本当の気持ちもわかるかも？ぜひチェックをしてみましょう。
犬の寝相からみる安眠度
1.アンモナイト寝
寝相の中でも、最も警戒心を強めている可能性がある寝方は、まるでアンモナイトのように丸くなって眠る姿です。「ワンモナイト」とも呼ばれるこの寝相は、犬によくみられる寝相ではありますが、丸くなってお腹を守っている状態です。そのため何かに警戒をしている状態、または緊張感から丸まっていると言えます。そんなアンモナイト寝の安眠度は20パーセント程度。ただ、丸くなって眠るのは寒さを感じている場合もあります。体を丸めて体の体温を下がりにくくしている可能性もありますので、温度管理をチェックしてみましょう。
2.うつぶせ寝
犬の寝ている姿を想像した時に、最もイメージしやすいのがこのうつぶせ寝ではないでしょうか？お腹や顎を地面にピッタリとくっつけて寝ているのは、地面に伝わる感覚を顎やお腹で感じ取るためなのだとか。敵が近づく足音、獲物が駆け抜ける振動、危険をいち早く感じるため、狩りのチャンスを逃さないため、睡眠中でもいつでも動ける臨戦態勢だと言えます。安眠をしていないわけではないでしょうが、飼い犬の場合は飼い主が動く音に敏感に反応をし、名前を呼ばれたり何かの指示があればすぐに動けますという状態です。そんなうつぶせ寝の安眠度は40パーセントです。
3.手足を伸ばした寝相
うつ伏せになりながらも、手足を伸ばした状態で寝ているのは、うつぶせ寝よりもリラックスしている状態です。しかし、リラックスはしていても「まだ寝たくない」「まだ遊びたい」「飼い主に遊んでもらいたい」という気持ちが強く現れているのかもしれません。ちなみに、手足をダイナミックに伸ばして寝ている姿が映画のスーパーマンに似ているため「スーパーマン寝」とも言われています。この状態で愛犬が寝ていたら安眠度は50パーセント程度でしょう。
4.横向きに眠る
犬にとって最も楽な姿勢である横向きの寝相は、かなりリラックスをしている状態であるのと同時に、脱力している状態だと言えます。寝ているときは、常に横向きに寝ているという場合は、飼い主と一緒にいることに安心感を覚えているのかもしれません。そんな横向きに眠るワンちゃんの安眠度は70パーセントと言えるでしょう。ただ横向きに眠るのは体調が悪い時にもみられる寝相です。急に横向きに眠るようになった、横向きに寝ながら苦しそうにしている、そんな場合は体調をチェックしてみましょう。
5.仰向けに寝る
いわゆるヘソ天と言われる寝相です。急所であるお腹をダイナミックに見せながら眠る姿は安心しきっているというのがすぐにわかります。周りに危険がないことを確信し、何があっても飼い主が守ってくれると安心して眠っている、まさに安眠状態だと言えます。そんな仰向けに眠る愛犬の安眠度は90パーセント！
6.飼い主に寄り添い眠る
仰向けに眠るだけではなく、飼い主に寄り添いながらスヤスヤと眠るのは、飼い主がいることに安心感を覚えているだけではなく、飼い主に信頼を寄せている証拠です。飼い主に寄り添い眠る、飼い主を愛おしそうに見つめながら仰向けで眠る犬の安眠度は120パーセント！最高潮だと言っても過言ではないですよね。
まとめ
犬の寝相を見れば犬の気持ちも一目了然です！犬は本当に信頼してくれているのか？それともリラックスしているように見えてそうでもないのか？ぜひ寝相から愛犬の本心をチェックしてみましょう。
