犬が外で怪我をしてしまう6つの原因

犬が外で怪我をしてしまう6つの原因

お散歩中など、外では思わぬ怪我を負ってしまうことがあります。意外と多い!?犬が外で怪我をしてしまう主な6つの原因についてまとめました。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬が外で怪我をしてしまう原因①「ガラスの破片を踏んでしまった」

右手を怪我しているシーズー

ガラスの破片を踏んでしまい、肉球を怪我してしまうことがあります。

肉球に切り傷を負い、出血してしまうことがあります。小さな切り傷であった場合、すぐに出血が止まることがほとんどです。普段から愛犬の肉球のチェックをしていない場合、気づけないでしょう。しかし、小さな傷口からも細菌に感染してしまうことがあります。傷が悪化してしまわないように注意しなければなりません。

肉球にガラスの破片が突き刺さってしまうことがあります。そのまま放置してしまっては大変です。傷口が化膿してしまったり、歩けないほど傷が悪化してしまう可能性が高いです。犬も異変に気づくと思いますので、何だか歩き方がおかしいな、と感じたら、肉球のチェックをしてあげましょう。

犬が外で怪我をしてしまう原因②「高温になった鉄板の上を歩いてしまった」

柴犬の肉球

マンホールなど、高温になった鉄板の上を歩いてしまっては、肉球に火傷を負ってしまいます。とくに真夏のマンホールには十分に注意してお散歩されていることと思います。マンホール以外にも外には様々な鉄板が存在しますよね。

鉄板だけではなく、真夏の昼間にはアスファルトや石ころも高温になっています。ワンちゃんのデリケートな肉球で歩いてしまっては、火傷を負ってしまうでしょう。

犬が外で怪我をしてしまう原因③「傾斜から滑り落ちてしまった」

草のニオイを嗅ぐチワワ

傾斜もグングン上ってしまうワンちゃんですが、爪を使ってグッとカラダを支えることができるからなんです。滑りそうになったときも爪を使ってグッと耐えます。しかし、滑り落ちてしまうこともあります。

滑り落ちた先で頭を強く打ってしまうかもしれません。勢いよく滑り落ちたことで骨折してしまうかもしれません。滑り落ちた先に危険な物が置いてあるかもしれません。

犬が外で怪我をしてしまう原因④「高い場所から落ちてしまった」

窓から外を眺める三頭の犬

愛犬を高い場所に乗せ、スマートフォンで写真を撮っている飼い主さんを見かけることがあります。可愛い姿を写真に残したい気持ちはわかるのですが、もし、その高い場所から落ちてしまったら?と考えるとヒヤヒヤします。

高い場所からジャンプして降りるとき、着地に失敗してしまうこともあります。脱臼や骨折の原因になりかねません。高い場所に乗せるときは付き添い人がいること。高い場所から降りるときは抱っこして降ろしてあげること。 しかし一番はそういった高い場所にのせないということが大切ですよね。

犬が外で怪我をしてしまう原因⑤「他の犬や猫とケンカしてしまった」

じゃれ合うラブラドール

他の犬や猫とケンカをしてしまったり、襲われてしまったりなどし、怪我を負ってしまうことがあります。私の愛犬は、草むらから急に飛び出して来た猫に噛みつかれたことがありました。幸い怪我はありませんでしたが、全く予測することができませんでした。

自分の愛犬が他の犬や猫に怪我を負わせてしまうこともあるかもしれません。お散歩の最中に他の犬や猫とすれ違うとき、ドッグランで遊ぶときなども気を抜けません。なのでかならずリードをつけること、リードを必要以上に長くしないことも大切なことです。

犬が外で怪我をしてしまう原因⑥「爪が折れてしまった」

人の手に乗せる犬の両手、黒い爪

ドッグランで猛ダッシュしていたら爪が折れてしまった、という話を聞いたことがあります。爪が伸びてしまっており、躓いてしまったのが原因だったようです。爪を適切な長さにお手入れしてあげていたとしても、大興奮で走り回っているうちに、爪が折れてしまったり、怪我を負ってしまうこともあるかもしれません。

まとめ

青いタオルの上のフレブルと赤いポーチ

小さな怪我であれば、飼い主さんが応急処置をしても良いと思います。その後、獣医さんの適切な治療を受けましょう。ワンちゃん用の救急セットを常備しておきたいですね。

傷口が大きく、出血が止まらないことがあるかもしれません。そんな時のために、止血の方法も学んでおきたいです。

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