犬が「ワガママ」になる甘やかし3つ
突然ですが、あなたは愛犬を甘やかしすぎてはいませんか?愛犬が可愛いからといって甘やかしすぎていると、ワガママな性格になりやすくなるので要注意。ワガママが酷くなると、上下関係が崩れたり反発しやすくなる原因となってしまいますよ。今回は、多くの飼い主がつい甘やかしてしまいがちになることを3つご紹介していきます。
1.おねだりに毎回応えている
愛犬のおねだりに応えて甘やかしている
愛犬がおやつをねだったり、飼い主がご飯を食べている時におねだりをすることってよくあると思います。そういったおねだりに毎回応えて食べ物を与えていると、愛犬が「おねだりすれば食べ物をくれる」そう思うようになってしまいますので気をつけましょう。
おねだりをするごとに食べ物をあげることでワガママになっていると、食べ物をあげるまでずっと吠えたり、「おねだりしているのにどうしてくれないの?」と納得しないようになって、ストレスを溜めやすくなってしまいます。また、頻繁にオヤツや人間の食べ物をあげていると肥満の原因にもなってしまいますので、おねだりに毎回応じないようにしましょう。
対処法
愛犬が食べ物を欲しがる姿は可愛いのでついあげてしまいますよね。特に飼い主が食事中の時に人間の食べ物を欲しがる姿を見ると「少しだけならあげてもいいか。」そう思う人はたくさんいることでしょう。おねだりへの対処法は、なんといっても心を鬼にすること。これに尽きると思います。
可愛いからといって毎回おねだりに応えていると、愛犬の性格がワガママになって我慢できない性格になってしまいますし、少し自分の主張が通らなかっただけでストレスを溜めてしまうようになります。甘やかすことで愛犬にとって悪い影響ばかり与えてしまう。ということを知ると、心を鬼にして我慢させることができるのではないでしょうか。もちろん、少しはおねだりを受け入れても大丈夫なので、時々は甘やかしてあげると良いと思いますよ。
2.犬の要求に応えてばかりいる
「構って」「そっちの道には行きたくない」「マッサージして」「もっとご飯が欲しい」そういった意味を込められた愛犬の要求に応えてばかりいると、愛犬がワガママな性格になることがありますよ。要求もおねだりと同じようにたまに受け入れる分には良いですが、毎回受け入れてばかりいると愛犬は自分のことを飼い主より上の立場だと思うようになるので、気をつけなければいけません。
対処法
犬が要求する時は、無視をするのが効果的だといわれています。犬の要求や要求吠えに「今はダメ」と飼い主が反応してしまうと犬は「構ってもらえている」「私のいうことを聞こうとしてくれている」と感じることが多いそうです。無視をすることで犬は「自分の要求を聞いてくれない」「吠えると相手してくれない」そう思って要求しにくくなるみたいですよ。
3.犬が嫌がることは全部しない
愛犬のことを思って嫌がることは全部しない。そう決めている飼い主はいると思います。嫌なことがない生活はとても心地良くて楽しく、ストレスも感じることがないので愛犬は天国のような日々だと感じていることでしょう。たしかに、嫌がることをするのは良くありませんが、時には厳しく接したり我慢させることも大事だったりしますよ。
「過保護は虐待と同じ」という言葉を聞いたことはありませんか?この言葉は、甘やかしすぎていると、本人が成長できず逆に辛い思いをさせてしまうという意味です。愛犬が嫌がることを飼い主が全部排除してしまうと嫌なことに対する耐性が育たずに、少しのことで苦痛に感じたりストレスを感じるようになってしまいます。また、やりたいことしかしなくていい環境に育つことで、我慢できない性格になったりワガママな性格になったりするようにもなるのです。
対処法
対処法としては、過保護に接するのをやめて犬が嫌がることを全部排除しないようにするのが効果的といえるでしょう。もちろん『大きな音がする環境で育てる』『叩く』などの本当に犬が苦痛に感じることをするのはダメですが、苦痛に感じない程度の嫌なこと……例えば、『歯磨き』や『おねだりを我慢させる』『数時間お留守番をさせる』といった少し我慢をすれば耐えられるくらいのことは、我慢させるようにしましょう。
適度に我慢させることで褒める理由にもなりますし、愛犬のメンタルを鍛えることにもなりますよ。私も愛犬のことが大好きでつねに甘やかしたくなるので、お気持ちは分かりますが愛犬のことを考えて適度に厳しく接するように心がけましょう。
まとめ
愛犬が可愛すぎるあまりつい甘やかしてしまい、ワガママな性格に育ててしまう飼い主はたくさんいると思います。しかし、ワガママで我慢ができない性格になってしまうと愛犬に様々な悪影響を与えてしまうので要注意です。思い切り可愛がりながらも時には心を鬼にして厳しくしつけをしましょう。