犬が本気で怒っているときの特徴や仕草は?
勢いよく噛みつくように吠える
犬が怒っているときは、相手に対して勢いよく吠えることが多いです。
そういったときは、ふだん吠えているような単調な感じではなく、前のめりになりながら噛みつくように吠えますよ。
まるで「これ以上近寄ると噛みつくぞ!」と言っているかのように威嚇しているので、すぐに本気モードで怒っていると知ることができます。
唸って威嚇
『唸る』という仕草は、犬が怒っているときの仕草としてイメージする人はたくさんいることでしょう。
ご存じのとおり、犬が唸っているときは基本的に怒っている状態になっていることが多いです。
「ヴヴゥー」とあきらかに相手を警戒しながら威嚇しているときに近づくと、噛まれる危険があるので、唸っているときは距離を置くようにしてください。
特に歯をむき出しにしながら唸っているときは、爆発寸前になっている合図ともいえるので、気をつけなければいけません。
歯をむきだしにする
歯をむき出しにするという仕草も、怒っているときにする仕草として知られていますよね。
歯をむき出しにするという仕草だけをすることは少なく、ほとんどの場合は唸る吠えるといった他の行動と一緒にすることが多いです。
歯をむき出しにしながら吠えたり唸ったりしているときは、本気モードになり最後の警告をしている状態ともいえるので、それ以上刺激を与えないようにしましょう。
頭を低くした体勢になっている
犬が頭を低くしながら前かがみになって、唸ったり歯をむき出しにしたりしているときは、本気で怒っていることが多く、とても危険です。
犬が前かがみになりながら怒っている状態は、身構えながらもいつでも攻撃できる状態となります。少しでも新たな刺激を与えてしまうと、犬に勢いよく噛まれてしまう可能性が高いので、まずは犬を落ち着かせてあげることが大切となりますよ。
犬が本気で怒っているときにやってはいけない行為
それ以上刺激を与えるのはダメ
犬が怒っているときはそれ以上『恐怖』や『邪魔をする』、『興奮させる』などの刺激を与えないようにしましょう。
もし、刺激を与えてしまうと一気に犬の怒りが爆発してしまう危険性があります。
犬の怒りが爆発して攻撃モードになると、何度も本気で噛まれて大ケガをしてしまう可能性がありますので、絶対に刺激を与えないようにしましょう。
基本的に犬が怒っている状態になっているときは、叱るのをやめるか無視をすることをおススメします。
そうすることで犬に刺激を与えずにすみますし、犬も気持ちを少しずつ落ち着かせることができますよ。
叱るとより攻撃的になるのでダメ
犬が怒っている姿を見てよく叱る人がいますが、逆効果になることがほとんどなので、叱るという方法もやってはいけない行為といえるでしょう。
また、犬が怒っているときに毎回叱っていると、どんどん反抗的になったり攻撃的な性格になったりしてしまいます。
その結果、信頼関係も崩れてしまうこともあるので気をつけなければいけません。
怒っているときは目を合わせてはダメ?
犬が怒っているときは、その犬と目を合わせてはダメだと言われています。
目を合わせるという行為にはいくつかの意味があるのですが、基本的に怒っている犬と目を合わせるという行為は、「そのものに対して敵意がある」という意味になります。
怒っている犬に刺激を与えることになりますし、ケンカ相手と思われることで攻撃的になることもあるので、犬が怒っているときはなるべく目を合わせないようにしましょう。
まとめ
犬は感情が豊かなので、怒ることだってもちろんあります。
『唸る』『吠える』『歯をむき出しにする』という仕草は、相手を傷つけないための警告といえるでしょう。
そういった仕草をしているのにもかかわらず、新たな刺激を与えてしまうと犬は攻撃的な行動をとらないといけなくなってしまいます。
犬が怒っているときは、お互いの気持ちが傷つかないようにそっとしておいてあげましょう。