犬の体が汚れる原因①「排泄物が被毛に付着してしまうから」
犬の体が汚れる原因として、飼い主さんを最も悩ませる原因は、排泄物の付着による汚れなのではないでしょうか。一見、何も付着していないように見えますが、ちょっとした汚れが毎日の積み重ねによって、黄ばみや黒ずみとなって目立つようになります。汚れだけではなく、ニオイの原因になってしまうものでもありますよね。排泄の度にシャワーで洗い流すというのも、面倒に感じてしまうかもしれません。被毛を乾かすのも大変ですしね。排泄の後、ペット用のウェットティッシュで拭いてあげるだけでも良いと思います。私は一日の終わりに温かいシャワーでサッと洗っています。
犬の体が汚れる原因②「フードが被毛に付着してしまうから」
とくに長毛である犬の場合、フードが被毛に付着してしまいやすいです。私の愛犬ポメラニアンも、食事の後に胸の飾り毛にフードが絡まっていることがあります。ウェットフードが被毛に付着してしまうと厄介ですし、洗い流してあげるしかないですよね。食事のときに体が汚れてしまいやすい場合、スヌードなどで覆ってあげると良いのではないでしょうか。
犬の体が汚れる原因③「土・砂・ホコリなどが被毛付着してしまうから」
外へお散歩へ行くとき、ドッグランで遊ぶときなど、土や砂やホコリが被毛に付着します。とくに被毛が白い犬や黒い犬は目立ちやすい汚れですよね。付着した汚れに気づかないまま、お家の中へ入ってしまっていることもあるかもしれません。
お散歩の後やドッグランで遊んだ後は、サッとかるくでも良いので、ブラッシングをしてあげるようすると良いです。ブラッシングで取り除くことができない汚れが気になる場合には、ペット用のウェットティッシュで拭き取ってあげましょう。
犬の体が汚れる原因④「人の手垢や皮脂が被毛に付着するから」
人の手垢や皮脂が犬の被毛に付着するなんて、ほとんど意識したことはないかもしれません。手で犬の体を撫でる度に、手垢や皮脂が付着しているんです。私たちの服も皮脂汚れによって黄ばんだり黒ずんだりしますよね。お散歩やドッグランへ行くと、いろんな方々に愛犬たちを撫でてもらい、とても可愛がっていただきます。しかし、失礼かもしれませんが、被毛の汚れも気になるものです。お洋服を着せることで防ぐことができるかもしれません。ブラッシングやペット用のウェットティッシュで取り除いてあげるのも効果的です。
犬の体が汚れる原因⑤「涙焼けや目ヤニ焼け」
小型犬や高齢犬に多い悩みなのではないでしょうか。涙焼けや目ヤニ焼けは、放っておくと、被毛に着色してしまいますよね。市販されている涙焼けや目ヤニ焼け専用のクリーナーもありますし、普段から涙や目ヤニの量が多い犬の場合、毎日お手入れしてあげると良いのではないでしょうか。獣医さんに相談すると、涙焼けや目ヤニ焼けを軽減させることができるサプリメントを処方してもらうこともできます。
犬の体が汚れる原因⑥「肛門腺からの分泌物」
肛門腺に蓄積されている分泌物は、ニオイも強烈なものですが、お尻周りの汚れの原因になってしまうこともあります。大型犬など体の大きな犬は、排便のとき、分泌物も一緒に排泄されていることが多いようです。超小型犬や小型犬の場合、人の手で絞り出してあげなければ、自力で排泄することができないことがあります。お尻周りを執拗に舐めたり、気にしている様子であれば、肛門腺に蓄積され過ぎてしまった分泌物を絞り出してあげましょう。ご自身で絞り出してあげることができない場合には、トリマーさんや獣医さんにお願いしましょう。
まとめ
犬の体が汚れる原因として、とくに多い6つの原因についてご紹介しました。ちょっとした汚れも、毎日の積み重ねによって、ひどい汚れになってしまうことがあります。自宅でシャンプーしてあげることができない場合、トリミングの予定日まで待ち遠しいですよね。衛生面も気になりますし、体に付着してしまった汚れを放置していると、皮膚病の原因になることもあります。特別なお手入れでなくても、毎日のブラッシングをしてあげることで、汚れの原因を取り除いてあげることができるのではないでしょうか。