犬の多頭飼いに適した組合せ①異性
犬の多頭飼いを考えたことのある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、犬の同性同士は喧嘩が起こりやすいと言われています。
そのため、多頭飼いで相性がいいのは異性同士の組合せとされていますが、この場合は必ず両方に去勢・避妊手術をしておくことが必要です。
性別に関して次に相性がいい組合せは、
去勢手術済みのオス同士、未去勢のオス同士、メス同士の順となっています。
オス同士の場合は、一度喧嘩や順位決めをしてしまえばその後は案外うまくいくことも多いのですが、メス同士は喧嘩すると長引きしやすく、難しいと言われています。
ただし母娘などの関係であればそれに当てはまらないこともありますし、同性同士の組合せでもとっても仲良く暮らしていく場合もあります。
多頭飼いにおける性別の組合せは、専門家でも意見が異なるところなので、参考程度に考えてあくまで先住犬の性格や意思を最重要視して、相性を確認することが大切です。
多頭飼いに適した組合せ②体格が近い
多頭飼いにおける相性として絶対的な条件ではありませんが、どちらかというと体格や必要な運動量が近い犬の方がいいと思います。
体格が違い過ぎると、遊んでいたり家の中でちょっとした接触があったりしたときに、小さい方が骨折などの怪我をしてしまう恐れがあるためです。
体の大きさが違ったり、運動量が違ったりすると、必要な散歩の時間や回数も異なるため、どちらか一方が運動不足または運動過多になって、体に負担がかかるということも考えられます。
怪我の危険性や健康リスクを考えると、体格や運動量が近い犬の方が多頭飼いでも管理がしやすいでしょう。
ただし、そうしたことにきちんと配慮して、それぞれの犬に合わせた生活を送らせてあげられるのであれば、特に気にしなくてもいい問題だと思います。
多頭飼いに適した組合せ③同タイプの気質
多頭飼いをするということは犬同士が生活を共にし、長い時間を一緒に過ごすということ。
飼い主が仕事やお出かけをするときには、犬たちだけでお留守番となることもあるでしょう。
そうしたときには気質や性格が似たタイプの方が、快適に過ごすことができると考えられます。
子犬やレトリバーのように遊ぶことが大好きで、人や他の犬と関わることに喜びを感じるタイプの犬と、老犬や日本犬、サイトハウンドのように静かに落ち着いて過ごす時間を好む傾向にある犬では、時間の使い方や生活スタイルが異なると思います。
好きなことややりたいことがあまりにも異なるタイプだと、どちらか一方がストレスを感じたり、喧嘩に発展してしまったりすることもめずらしいことではないでしょう。
犬の多頭飼いに相性のいい組合せまとめ
犬を多頭飼いする場合には「異性」「体格や運動量が近い」「気質や行動のタイプが似ている」犬同士の相性がいいと考えられています。
多頭飼いをしている家庭の多くは、同じ犬種を多頭飼育していることが多いですが、相性のいい組合せの要素を考えると、同犬種の多頭飼いというのは理にかなっているのではないかと思います。
ただし、ここで説明したのはあくまで比較したときにトラブルが起こる確率が低いというだけであって、絶対にトラブルが起こらないということではないので注意してください。
相性がいいかどうかはそれぞれの性格によるところもあるので、可能であれば先住犬ともお見合いをさせてから、多頭飼いを始められるようにできるといいですね。
多頭飼いがうまくいくかどうかは、先住犬のタイプによるとも言われます。
先住犬が飼い主さんと信頼関係を結び、その上で他の犬を受け入れる余裕があるかどうかが重要です。
そのため、今いる愛犬との絆を深めることや必要なしつけをしっかりと行うことが、多頭飼いを楽しいものにするための近道になるでしょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 やす
母犬は、引きずられ吠え犬に変わってしまいました。