犬にNGな生活環境6選!怪我をしてしまう危険性も!
1.大きな音がする環境
犬は耳がとても良いので、大きな音を苦手に感じる犬はたくさんいます。
もちろん、大きな音がしても動じない犬はいますが、音に敏感な犬は大きな音を毎日聞くことで、ストレスを溜め込んでしまうようになってしまうので要注意です。
例えば身近なものだと、いきなりドアをバタン!と閉めると、大きな音だけでなく犬がビックリしてしまう可能性があります。
なるべく大きな音を出したり、ビックリさせたりしないように気をつけてあげましょう。
また、大きな音が苦手な犬は大きな声も苦手な場合が多いです。
そういった犬は、飼い主が大きな声で話しかけているだけでも、怖がることがあるそうです。
もし、愛犬が音に敏感なようでしたら、声の大きさを下げて話しかけてあげると愛犬は安心できると思いますよ。
2.においがきつい場所もNG
犬は耳だけでなく鼻もとても良いことで知られていますよね。
では、どれだけ嗅覚が優れているのかといいますと、何と人間の100万倍以上においを感知できるのだとか。
そんな鼻が良い犬は、においがたくさんする場所やにおいがキツイ場所が苦手といえます。
良いにおいがするからといって芳香剤やお香、香水などを多用していると犬に苦痛をあたえてしまうかもしれません。
ですので、犬が毎日生活する環境では、なるべくにおいがキツすぎるものを置かないことをおススメします。
3.犬にとって有毒なものが置いてある場所
いつも愛犬が生活しているスペースに、犬にとって有毒となるものはありませんか?
例えば、犬にとって有毒となる植物や犬が口にすると毒となってしまう食べ物や飲物。
それらが、当然のようにいつもテーブルの上に置いたままになっていないですか?
お酒や、カフェインの入ったコーヒーや緑茶。
チョコや玉ねぎを使った食べ物、ブドウやナッツなどの人間にとって身近なものは、犬にとって有毒となるものとして知られています。
植物だと、観葉植物として人気のあるポトスやアイビーは、犬が口にすると下痢や嘔吐をしたり、口の中が腫れたりするといった症状が出てしまうそうです。
人間にとって身近なユリ科やバラ科の植物も毒になってしまいますし、他にも犬にとって有毒となる植物はたくさんあります。
人間が食べても大丈夫だから犬が食べても大丈夫。そう思う人は意外にいることでしょう。
しかし、一見大丈夫そうに見えるものでも、意外と犬にとって有毒となるものが多かったりします。
私も以前はカフェインの入っているコーヒーが犬に有毒な飲物だということを知らず、平気でテーブルの上に置きっぱなしにしていました。
幸い愛犬はコーヒーに興味をもたなかったので大丈夫だったのですが、中にはテーブルに置いていたコーヒーを飲んで、中毒を起こしてしまった犬も少なからずいるそうなので、気を付けなければいけません。
生活する環境に置いている植物や食べ物は、愛犬にとって有毒なのかどうか、きちんと調べることをおススメします。
4.犬に適さない気温になる環境
犬は人間よりも体温が高く平均で38度前後あるといわれています。
そんな体温が高い犬は、基本的に暑い環境を苦手だと感じることが多く、暑さ対策がされていない場所は犬にとってNGな環境となります。
特に、とても暑い日にもかかわらず、暑さ対策がされていない環境は、犬にとって凄く過酷な環境といえ、すぐに熱中症になってしまう危険性があるといえますよ。
また、基本的に犬は寒さに強いことで知られていますが、室内で飼われている犬は人間と同じ環境で過ごすことに慣れた結果、寒さに弱くなってしまっている場合が多いです。
特に小型犬はもとから寒さに弱い犬種も多いので、寒さに気を付けてあげないといません。
犬種によって異なりますが、犬の適温は大体10度~26度前後になります。
ちなみに、チワワなどの寒さに弱い小型犬の場合は、人間が寒いと感じた気温と同じくらいの気温で寒いと感じていると思った方が良いでしょう。
生活している環境が暑すぎたり寒すぎたりする場合は、愛犬が快適に過ごせるように改善してあげましょう。
5.滑りやすい床は犬にとって危険
フローリングなどの滑りやすい床は、犬にとって危険なものとして知られています。
現在、日本でポピュラーとなっている洋風の家には、フローリングが使われていることが多いですよね。
床がフローリングだと掃除がしやすいし、見た目もお洒落に見えるので人間にとってはとても良い床材といえます。
しかし、犬にとってはあまり良い環境といえなさそうです。
フローリングのようなツルツルしている地面は滑りやすいので、犬が転んでしまう危険性があったり、滑りやすいことで犬の足腰に余計な力が入って体に負担をかけてしまったりする場合が多いです。
中には、脱臼したり骨折したりする犬も少なからずいます。
そういったことから、滑りやすい床が犬にとってどれだけ危ない環境なのか、お分かりになるかと思います。
ちなみに、カーペットやコルクマットなどのクッション性のあるマットを床に敷いてあげることで、気軽に安全な環境へと改善することができますので、愛犬の生活スペースの床材が滑りやすい素材でしたら改善してみることをおススメします。
6.犬がジャンプをする可能性のある環境はNG
愛犬が生活している環境にジャンプをして上る場所はありませんか?
例えば、愛犬がジャンプしないと上れない高さのソファや、少しジャンプすれば上ることのできるテーブルなど。
もし、そういった高さのある家具や段差となるものがある場合は、犬にとって危険な環境といえますよ。
犬がジャンプをしている姿はとても可愛らしくて微笑ましく思えますよね。
ですが、犬にとってジャンプは意外と危険な行為になるので気をつけなければいけません。
ジャンプを頻繁にすることで足腰に負担をかけてしまい、下手をすると椎間板ヘルニアになってしまう可能性があります。
また、愛犬がジャンプを失敗した結果、脱臼や捻挫をしてしまった!という経験をもつ飼い主はわりとたくさんいたりします。
ですので、愛犬が生活している環境には、ジャンプをして上りそうなものをなるべく置かないようにしましょう。
少し予防をしてあげるだけで、愛犬が怪我をするリスクを大幅に減らすことができますよ。
まとめ
人間からすると心配する必要のないものでも、犬にとって危険となるものはたくさんあります。
今回ご紹介した環境以外でも、犬にとってNGとなるものはあると思いますので、少しでも気になった場合は、犬にとって危険なものかどうか確認するようにしましょう。