犬を室内で飼うと部屋がボロボロになる!?
犬を迎える前に知っておいてほしいことのひとつです。
犬を室内で飼うと、どうしても部屋がボロボロになってしまうことがあります。
どれくらいボロボロになるかは、小型犬なのか大型犬なのか、カラダの大きさによっても異なります。
なぜ、犬を室内で飼うと部屋がボロボロになってしまうのか。
その理由と対策についてご紹介します。
犬がフローリングをボロボロにしてしまう!?
犬を室内で飼うと、フローリングに傷がつきやすいです。理由は犬の爪にあります。
室内で遊んでいるときや走り回ったりしたときなど、犬の爪がフローリングを引っ掻いてしまい、傷がついてしまうんです。
体重3kg程度の小型犬が、ちょっと走ったくらいでは傷になりにくいかもしれませんが、大型犬がフローリングの上を走ると、深い傷をつけてしまうことがあります。
フローリングは犬にとって滑りやすい素材です。
ただ歩いているだけでも滑ってしまうことがあります。フローリングで滑りそうになったとき、手足や爪を使って踏んばるため、傷をつけてしまうんです。
フローリングをボロボロにしないための対策
まず、爪が地面に触れてしまわないように、定期的な爪切りをしてあげましょう。
フローリングには滑り止めの加工をしてあげることも可能です。
わんちゃんに安全な成分を使用した塗料もあります。
塗料などで加工することができない場合は、ラグや絨毯などの滑りにくい素材を使った敷物を利用しましょう。
手足の裏の被毛をカットしてあげておくことでも、わんちゃん自身も滑りにくくなりますし、フローリングを傷つけにくくすることができます。
犬が家具をボロボロにしてしまう!?
テーブルや椅子の足を噛んでボロボロにしてしまったり、ソファーを掘ってボロボロにしてしまったりなど、家具をボロボロにしてしまうわんちゃんは非常に多いです。
家具が大型犬によって完全に破壊されてしまった、という飼い主さんも少なくはありません。
家具をボロボロにしないための対策
犬は噛むことが大好きです。噛むという行為は本能や習性でもあります。
「噛むな」としつけることは難しいです。噛むことにはストレスを発散させるという意味もあるからです。
必要なのは「噛んで良いもの」と「噛んではいけないもの」を理解させることです。
犬が思いっきり噛んで楽しめるおもちゃを与える、ガムなどのかたいおやつを与えるなどし、飼い主さんのものや家具を噛んでしまったときは叱ってあげましょう。
子犬のうちやしつけが完了するまでは、家具を噛んでしまうこともあります。
特にお留守番中に家具をボロボロにしてしまうわんちゃんが多いようです。
ケージの中でお留守番させる、大事な家具を置いていない部屋でお留守番させるなど、対応すると良いと思います。
犬が壁紙をボロボロにしてしまう!?
壁紙を掘ってボロボロにしたり、器用に剥がしてしまったりするわんちゃんもいます。
特に壁の角の部分はわんちゃんが噛みやすい部分であるため、「角をやられてしまった~!」という飼い主さんが多いようです。
犬は猫のように爪とぎはしないので、全てのわんちゃんにある行動ではありません。
もし、壁を使って爪とぎをするわんちゃんがいるとすれば、爪が伸びてしまい、不快感を解消したいために壁紙を掘ってしまうのかもしれません。
私はこれまで4頭の犬と暮らしていますが、壁紙を掘ってボロボロにした犬は1頭だけです。
私が叱らなかったため、遊びの一環として行っていたようです。
壁紙をボロボロにしないための対策
- わざと家具を置いて壁紙に触れられないようにしている
- 保護シートを貼る
このような対策をされている飼い主さんがとても多いようです。
ペットの引っ掻き傷にも対応した、耐久性の高い壁紙もあります。
室内全体の壁紙を張り替えるとなると大変ですが、わんちゃんがボロボロにしてしまいやすい部分のみを張り替えるという方法もあります。
まとめ
犬が室内にあるものを噛んだり掘ったりしてボロボロにしてしまう行為には、「欲求不満」や「ストレス」などが理由であることもあります。
お留守番中の不安や寂しさから家具をボロボロにしてしまうわんちゃんもいます。
なぜ、部屋の中をボロボロにしてしまうのか、まずは原因を探ってみましょう。