愛犬は幸せか気になったら…
愛犬との暮らしは幸せですよね。さて、愛犬のほうはどうでしょうか?飼い主さんとの暮らしに幸せを感じているでしょうか?犬の幸福度は飼い主さんに大きく左右されます。飼い主さんの接し方や与える環境によって、犬の幸福度は違ってくるのです。
「うちの子、幸せなの…?」と気になったときは、愛犬との日常生活を振り返ってみるといいです。きっと、愛犬の幸福度が見えてきます。そこで今回は、犬の幸福度をチェックする項目6つをご紹介していきたいと思います。ぜひ、愛犬との日常を振り返りながらチェックしてみてくださいね。
チェック項目①愛犬を呼んだときの反応は?
愛犬を呼んだとき、愛犬はどんな反応をしますか?いつでも目を輝かせて駆け寄ってくるのなら、愛犬の幸福度は高いです。
どんなときでも飼い主さんに呼ばれるとすぐに駆け寄ってくるのは、飼い主さんのことが大好きで、信頼もしている証拠。大好きな飼い主さんが頼れる存在であれば、犬はいつも安心して過ごすことができます。これは、犬にとってとても幸せなことです。
もし、呼ばれていることに気づいているのにそばへこなかったり、仕方なさそうにしぶしぶ近寄ってきたりする場合は、飼い主さんへの好き度や信頼度が低く、幸福度も低いと考えられます。愛犬との関係性を見直してみる必要があるでしょう。
チェック項目②愛犬のしぐさや行動から気持ちを読み取ることができますか?
犬は言葉を話せませんが、その代わりに全身を使って私達に気持ちを伝えています。何気なく見えるしぐさや行動も、愛犬からのメッセージなのです。こうしたボディ・ランゲージを飼い主さんがきちんと読み取って、応えてあげることが愛犬の幸せにつながります。
例えば、犬が緊張や不安を感じるような場面であくびをしたら、それは眠いのではなく、カーミング・シグナル(自分や相手の気持ちを落ち着かせるためのしぐさや行動)です。これに気づいて、緊張や不安を取り除く対処をしてくれるような飼い主さんのもとで暮らす犬の幸福度は高いです。
チェック項目③犬にとって快適な住環境ですか?
犬が幸せに暮らすためには、快適な住環境が必要です。しかも、人間目線ではなく犬目線から見て快適でなくてはいけません。そうでなければ、病気やケガ、ストレスを招き、幸福度が低くなってしまいます。犬にとって快適な住環境の条件とは
- 犬だけの落ち着ける場所(ハウス)がある
- 部屋や犬の身の回りがいつも清潔
- 犬にとって快適な室温(夏場は26℃前後、冬場は20℃前後が目安)が保たれている
- 犬が遊ぶスペースの床が滑らないようになっている
- ハウス(寝床)とトイレが離れている
- 誤飲や誤食、事故などが起きないように安全対策がされている
などです。このような犬にとって快適な住環境なら、愛犬は安心・安全に過ごすことができ、幸福度が高まります。
チェック項目④愛犬のお世話をきちんとしていますか?
犬は、飼い主さんにお世話してもらわなければ生きていけません。このお世話の仕方も犬の幸福度に影響します。
食事・水
犬にとって食事とは、健康な体作りの基本。体型や体調などに合わせて、栄養バランスの取れた食事を適量与えてもらっている犬の幸福度は高いです。犬が食べやすいように、ちょうどいい高さの食事台があると首や腰への負担が軽減し、幸福度がさらにアップするでしょう。
「体にいいから」と野菜ばかりの食事を与えたり、「おいしいから愛犬にも食べさせたい」と人間の食事を与えたりするのは、犬の栄養バランスを崩し、病気や肥満を招くのでNGです。
水分も、犬の体の大部分を占める大切なものです。こまめに新鮮な水に入れ換えて、いつでも飲めるようにしておきましょう。
お手入れ
お手入れを怠るのは、犬の健康を損ねるため幸福度が低くなります。
シャンプー、耳掃除、肛門腺絞り、爪切りは、獣医師やトリマーに相談して、愛犬に合った頻度で定期的に行いましょう。
ブラッシングは、毛玉のできやすい犬種や長毛種の場合、被毛がもつれないように毎日行うのが理想的。それ以外の犬種も、抜け毛の除去や皮膚の新陳代謝促進のためにブラッシングを日課にしたいものです。
歯磨きも、毎日行うのが理想的です。犬は3~5日で歯垢が歯石に変化してしまうため、最低でも3日に1回は歯磨きを。
チェック項目⑤毎日散歩や遊びをしていますか?
毎日散歩へ連れて行ってもらえたり、遊んでもらえたりする犬の幸福度は高いです。
散歩は犬にとって、運動不足やストレスを解消するためだけではなく、好奇心を満たすこともできる幸せな時間。さまざまなものやにおい、音などたくさんの刺激が待っている散歩へ毎日連れて行ってあげましょう。
散歩とは別に、遊びも大事です。犬は毎日飼い主さんと一緒に遊びを楽しむことで、ますます飼い主さんのことが大好きになり、幸福度も高まります。1週間に1度1時間遊ぶよりも、1日5分毎日遊んでもらえるほうが犬は幸せを感じます。
チェック項目⑥愛犬は上手に留守番ができますか?
飼い主さんが帰宅したとき、物が破壊されていたり、ゴミ箱があさられていたり、トイレ以外の場所で排泄されていたりしませんか?もちろん、犯人は愛犬。このように上手に留守番ができない犬は、幸福度が低いといえます。なぜかというと、留守番中に問題行動を起こすのは、退屈をしていたり、飼い主さんの不在に不安を感じたりしている証拠だからです。
犬は元々、群れをなして生活する動物であるため、ひとりぼっちになる留守番は基本的に苦手です。大きな不安や寂しさを感じてしまう犬も少なくありません。しかし、飼い主さんが犬ひとりで過ごすことや遊ぶことに少しずつ慣らしていってあげることで、上手に留守番できるようになります。本来苦手な留守番が上手にできるようになるのは、犬にとって幸せなことです。
留守番上手な犬は留守番中、ひとりでおもちゃで遊んだり眠ったりして過ごすことができます。遊びに夢中になれるようにおやつを詰めたコングや知育玩具を与えて出掛けたり、よく眠れるように留守番前に散歩や遊びで体を動かしてエネルギーを発散させてあげたりすると、幸福度が高まるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。もし、ご紹介した項目をチェックしてみて総合的に、愛犬の幸福度が低いと感じたのなら、まずは人にとっての幸せを愛犬に当てはめるのをやめてみましょう。その上で、「犬にとっての幸せとは何か?」を考えて愛犬に接すれば、おのずと愛犬の幸福度がアップするのではないでしょうか。
愛犬を幸せにしてあげられるのは飼い主だけ。このことを忘れずに、愛犬との暮らしを大切にしていきたいですね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 まぁ君mama
同じ様な症状が出てるので気を取り直して元気に成りたいと思います