そもそも散歩の役割って?
ワンちゃんといえば、毎日のお散歩が必要不可欠!
ほとんどの飼い主さんが1日1~2回のお散歩に出掛けていることでしょう。
我が家の愛犬もお散歩が大好きなので、お散歩の時間が近づくとソワソワしたり、伸びをして準備運動をしたりします。
しかし、すべての犬が散歩好きとは限りません。
中には、散歩が嫌いで家から出るのもやっと、という子もいますよね。
歩いたと思ったら、数メートルで座り込んでしまうことも…。
散歩に行きたがらないからといって、散歩を諦める訳にはいきません。犬にとって散歩は、
- 健康維持
- ストレス解消
- 社会性を高める
などの効果があり、私たちが思っている以上に大事な役割を果たしているのです。
それでは、散歩嫌いの愛犬を散歩好きにさせる方法はあるのでしょうか?
もし散歩を嫌がったときは、どのように対処すべきなのでしょう?
愛犬を散歩好きにさせる方法
散歩嫌いの犬にとって、ハーネスやリードは恐怖の対象。
本来であれば楽しいはずの散歩を嫌がるのは、「散歩=怖い」「散歩=しんどい」など、散歩に対してマイナスなイメージを抱いているからです。
飼い主さんは、愛犬が抱くマイナスなイメージを払拭させ「散歩=楽しい」「散歩=嬉しい」に変えてあげる必要があります。
そこで、愛犬を散歩好きにさせる方法を2つご紹介します。
ご褒美を用意する
まずは、散歩に対してプラスなイメージを持ってもらえるように、愛犬の好きなおやつを用意しましょう。ふだんは与えないような特別なおやつを用意すると、さらに効果的です。
玄関でハーネスやリードを付けた時点でおやつを与え、散歩中は時折歩きながらおやつを与えて歩くことを促しましょう。
犬友さんがいる場合は、外に慣れてもらうために、犬友さんにおやつを与えてもらうのもおすすめです。
トレーニングを始めたばかりの頃は、おやつを食べたらまたすぐに座ってしまうかもしれません。これでは意味がないと思うかもしれませんが、それでOKです。
焦らずゆっくりトレーニングを続けるうちに、外の様子や匂いに興味を持ってくれるはず。
むやみに急がせたり、怒ったりしないように気長に続けましょう。
楽しい経験をさせる
歩くことを面倒だと思ったり、人や犬に対して恐怖感を抱いたりしている犬も多いはずです。
その場合は、近くの公園や広場まで抱っこをして連れて行ったり、キャリーやカートに入れて運んだりしてみてください。公園に着いたら、地面におろして自由に過ごしてもらいましょう。
外の匂いを嗅いだり、おもちゃで遊んだり、お気に入りの場所を見つけたり…。
犬にとって楽しいと思える経験をさせてあげることで、散歩を好きになってもらいましょう。
最初から長時間歩かせたり、ほかの犬や人に接触させたりするのはNGです。
愛犬には愛犬のペースやタイミングがあるので、のんびり構えてトレーニングを続けていきましょうね。
散歩を嫌がるときの対処法
愛犬が散歩を嫌がるときは、まずその理由や原因を突き止める必要があります。例えば、
- 恐怖を感じた経験がトラウマになっている
- 外が暑すぎる or 寒すぎる
- 身に着けている首輪や服が気に入らない
- 飼い主に構ってもらいたい
- 体調不良やケガ
などが散歩を嫌がる原因になっている可能性があります。
恐怖体験がトラウマになっている場合は、先ほど紹介した方法を試してみてください。
気温の問題であれば、散歩の時間をズラすのが有効的でしょう。
首輪や服が気に入らない場合は、付けた時点で憂鬱な表情になったり、ピタリと動きを止めたりしているはずなので、新しい物を選んであげてみるとよいでしょう。
また、飼い主さんに構ってもらいたいがために歩かない子もいます。
ふだんから、愛犬と過ごす時間を十分に取っていますか?
長時間の留守番を強いてはいませんか?一度じっくり考えてみてくださいね。
そのほか、体調不良やケガが原因になっている場合もあります。
特にシニア犬は足腰が弱ったり、白内障で目が見えにくくなったりしている可能性も考えられます。あまりに散歩を嫌がるようであれば、動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
愛犬を散歩好きにさせる方法と、嫌がるときの対処法をご紹介しました。
一口に散歩嫌いのワンちゃんといっても、突然散歩が嫌いになった子もいれば、パピーの頃から散歩嫌いの子もいます。
原因や対策も様々ですが、まずはご褒美を用意したり、抱っこで外に連れ出したりしてみましょう。
歩くことを促すためにリードを強めに引っ張るのも効果があるといわれていますが、肉球を傷つける可能性があるので、おすすめできません。
焦らずゆっくりトレーニングを続けて、少しずつでも外に興味を持ってもらえるようにしたいものです。