犬の食生活 ~昔と今~
犬の祖先はオオカミだと言われていますね。
群れで狩りをし、獲物(動物)を捕らえ、肉食であったようです。
肉食であったことから、犬の腸は短めであるとも言われています。
いろんな研究結果や意見がありますが、犬の食生活は昔と今ではどのように変化し、どのような違いがあるのでしょうか。
また、これからの愛犬たちの食生活のヒントや参考になるような変化や違いはあるのでしょうか。
犬の食生活の変化①「生肉 or ドッグフード」
今、ほとんどの犬がドッグフードを主食としていますね。
カリカリに乾燥させたドライフード、水分を多く摂取することができるウェットフードなど。
ふだんはドッグフードを与え、週末や特別な日は手作りの食事を与えている、という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
栄養バランスのことを考え、ふだんからドッグフードにプラス野菜や果物や肉を加えて与えている、という飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
昔はどうだったでしょう。
人間と暮らす前、犬が野生動物として生活していた頃は、狩りで得た獲物(生肉)が主食だったようですので、野菜や果物を食べるということはなかったのではないでしょうか。
犬はいつからドッグフードを食べるようになったのか
昔は生肉を主食としていたとされている犬ですが、ドッグフードを主食とするようになったのはいつ頃のことなのでしょうか。
ドッグフードは、1860年にイギリスでジェームズ・スプラットという人物によって開発されたとされています。
波止場にいた犬たちが、人間によって与えられたビスケットに群がる姿を見て、ドッグフードを商品に事業を始めたのだとか。
当時のドッグフードは、小麦粉・野菜・牛の血液を混ぜて作られたビスケットだったそうです。
その後、アメリカを中心としてペットフード産業が発展し、1907年にはミルクビスケット、1922年には馬肉を主原料とした缶詰、そして1927年に現在のようなドライフードが販売されたそうです。
犬の食生活の変化②「生肉が主原料ドライグフード or 穀物が主原料のドライフード」
市販されているドライフードのほとんどが、主原料を穀物としていますよね。
1927年に現在のようなドライフードが販売されたとき、主原料は生肉でした。
しかし、1929年頃のアメリカで世界恐慌が起こり、大不況に陥ったそうです。
そして、安価なドライフードを作るため、主原料を生肉から穀物へと変えて製造販売されたのだそうです。
日本がドッグフードの存在を知ったのはいつ?
第二次世界大戦後、アメリカ軍によって日本へとドッグフードが持ち込まれたそうです。
どのようなことがきっかけで、ドッグフードを持ち込もうと考えたのかわかりませんが、人間が食料を得ることも大変な時代だったと思います。
犬の食生活の変化③「ぶっかけごはんからドッグフードへ」
祖父母から聞いた話なのですが、昔は犬も人間と同じごはんを食べていたそうです。
祖父母の家では、犬も猫も白米にお味噌汁をかけた“ぶっかけごはん”が当たり前だったようです。
みなさんは「ビタワン」というドッグフードをご存じでしょうか。
黄色いパッケージに白いわんちゃんが描かれている、私はそんなイメージです。
ビタワンは1960年代に日本で初めて発売されたドッグフードで、当時は共同飼料社から販売されていたそうです。
犬の食生活の変化④「犬種や年齢や体質に合わせて」
狩りで得た生肉からドッグフードへ。
ドッグフードの主原料を生肉から穀物へ。
ぶっかけごはんからドッグフードへ。
いろんな変化を遂げてきた犬の食生活ですが、現在では犬種や年齢や体質などに合わせ、品質や安全性を重視したドッグフードが多くなりました。
2009年には「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が施行されたことにより、犬の健康機能を損なうようなドッグフードは、取り扱うことができなくなっています。
これにより、原料・添加物・原産国などの表示も厳しくなったのではないでしょうか。
子犬には子犬の食事を、老犬には老犬の食事を。そして、療養食やダイエット食などもあります。ワクチンや予防薬や獣医さんのおかげはもちろんですが、適切な食事を選びやすくなったことも、犬の寿命が延びている要因なのではないでしょうか。
まとめ
犬の食生活の変化を昔と今で比べてみました。
昔は生肉を食べていたとされている犬ですが、今でも生肉を主食として与えている飼い主さんもいらっしゃるようですね。
うちの愛犬たちは生肉を与えると、お腹を壊してしまうので加熱してから与えています。
まるで現代っ子という言葉がぴったりですよね。