冬に犬に靴を履かせるメリット①「あかぎれ・ひび割れを防ぐ」
冬は空気が乾燥する季節ですね。
私たちの肌が乾燥するのと同じように、犬の肌も乾燥してしまいます。
ふだんならプルンと潤ってやわらかい犬の肉球も、冬はカサカサに固くなってしまうんです。
肉球が乾燥した状態のままでお散歩やドッグランに出かけると、あかぎれやひび割れなど、肉球を傷めてしまいやすいです。
犬はとても我慢強い動物なので、ちょっとの傷や痛みでは訴えることがないかもしれません。
その傷や痛みを放っておくと、さらに傷が深くなってしまったり、痛みが増して歩けなくなってしまったり、肉球にひどい炎症が起きてしまうことも考えられます。
もちろん、オイルやクリームなどを使って、日頃から肉球の乾燥を防ぐためのケアをしてあげていることが前提ですが、靴を履かせてあげることで乾燥による肉球のケガを防いであげることができます。
肉球の乾燥がひどい場合や傷や痛みがある場合には、完治するまでの間だけでも靴を履かせてお出かけすると良いのではないでしょうか。
冬に犬に靴を履かせるメリット②「しもやけを防ぐ」
みなさんは“しもやけ”になったことはありますか?
私は、手の指も足の指もしもやけになってしまったことがあります。
とっても痒くて痛くてツライですよね。
実は、犬もしもやけになることがあるんです。
肉球や指の間のしもやけには、気づいてあげられにくい部分かもしれません。
何だかやけに手や足を舐めているな…と感じたら、肉球や指の間をチェックしてあげてください。しもやけになってしまったことで赤く腫れているかもしれません。
しもやけになってしまったら、すぐに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
でも、しもやけになってしまう前に、お散歩やドッグランに出かける際には靴を履かせることで防いであげることができます。
寒さが厳しい日や、雪の上を歩くときは、特に手足を守ってあげたいですね。
犬に靴を履かせるときの注意点
靴を履くことで滑りやすくなってしまう
犬は、爪を使って踏んばることでカラダを支えます。靴を履いているとどうでしょうか。
爪を使って踏んばることができなくなり、カラダを支えることができず、滑ってしまったり転んでしまったりするかもしません。
冬は道が凍結してしまっていることもあります。
そうでない場合でも、斜面や坂を歩いているときは滑りやすいですよね。
靴を履かせることで、滑りやすく転びやすい、ということも視野に入れて履かせる必要がありそうです。
靴を履くことで情報を得られなくなってしまう
犬は、足の裏を使って情報を得ています。
靴を履かせるということは、情報を得ることができなくなってしまうということです。
思わぬ事故やケガの原因になりかねません。
靴を履くことでストレスになってしまう
手足を守ってあげたい。肉球を守ってあげたい。
そんな飼い主さんの気持ちとは反対に、犬は靴を履くことで大きなストレスを抱えてしまっているかもしれません。
靴を履くという行為そのものがストレスになってしまうこともありますし、靴を履くことで歩きづらくなってしまうことが、ストレスになってしまうこともあります。
靴の中に細菌が繁殖してしまう
長い時間、靴を履いていることで蒸れてしまい、靴の中に細菌が繁殖してしまうことがあります。その状態で靴を履くと、肉球や皮膚に炎症を引き起こしてしまうかもしれません。
靴の中の清潔を保ち続けるということも必要なのではないでしょうか。
まとめ
冬に犬に靴を履かせることには、いろんなメリットがあると思います。
しかし、無理に履かせないということが最も重要なことなのではないでしょうか。
うちの愛犬たちも冬の間に靴を履く機会が何度かありますが、雪が降って道が凍ってしまったとき、肉球に炎症が起きてしまったとき、このような場合のみです。
でも、いざというときのために靴を用意しておいてあげることはとても良いことだと思います。
冬だけではなく、夏にも、災害のときにも役立ちますよね。