犬の性格テスト①社会生活に対する興味
社会生活に対する興味のテスト方法
テストを行う人が、手を叩いて犬を呼び込むようにして注意を引き、その反応を見ます。
結果・犬の反応
dd⇒尻尾を上げながらすぐに近づき飛びついて手を噛む
d⇒尻尾を上げながらすぐに近づき前足を出す
s⇒尻尾を下げながらすぐに近寄ってくる
ss⇒尻尾を上げながら躊躇しつつ近寄り飛びついて手を噛む
i⇒全く寄ってこない
犬の性格テスト②人についてくる性質
人についてくる性質のテスト方法
テストを行う人が、犬の周囲を歩き回って犬がついてくるか様子をみます。
軽く声をかけたり、手を叩いたりするなど、注意を引く行為をしても構いません。
結果・犬の反応
dd⇒尻尾を上げながらすぐについてきて足を噛む
d⇒尻尾を上げながらすぐについてきて足にまとわりつく
s⇒尻尾を下げながらすぐについてくる
ss⇒尻尾を上げて躊躇しながらもついてくる
i⇒全然来ない、または立ち去る
犬の性格テスト③束縛時の支配性
束縛時の支配性のテスト方法
テストを行う人が、犬をやさしく仰向けにします。
胸元を約30秒間軽く抑えて抵抗する度合いなど、その反応を見ます。
結果・犬の反応
dd⇒足をバタつかせるなど大暴れする、噛む
d⇒足をバタつかせて大暴れする
s⇒しばらく暴れるが次第に静まる
ss⇒静かにしている、暴れずに手を舐める
犬の性格テスト④社会生活での支配性
社会生活での支配性のテスト方法
テストを行う人が、犬の正面やすぐ脇にしゃがみ込んで頭や首、背中などを約30秒間なでて反応を見ます。
結果・犬の反応
dd⇒飛び上がって前足を出す、唸る、噛む
d⇒飛び上がって前足を出す
s⇒体をくねらせたり、手を舐めたりして甘える
ss⇒ひっくり返ったり、手を舐めたりして甘える
i⇒どこかに行ってしまう
犬の性格テスト⑤持ち上げられたときの支配性
持ち上げられたときの支配性のテスト方法
テストを行う人が、犬の後ろから胸や腹のあたりに手を入れ、床から持ち上げます。
約30秒間そのままの状態をキープして反応を見ます。
結果・犬の反応
dd⇒大暴れして唸る、噛む
d⇒大暴れするものの唸りや噛みはしない
s⇒暴れるが次第に静まり手を舐める
ss⇒静かにしている、暴れずに手を舐める
<まとめ>犬の性格テストでより良い関係作りを
この5つのテストは、ウィリアム・E・キャンベル氏が提案している子犬の気質を知るためのテストです。
「キャンベルテスト」の名で知られ、犬を飼ったらまずパピーパーティーやしつけ教室のパピークラスなどに参加することが一般的とされる欧米では、メジャーな気質テストでもあります!
この5つのテストそれぞれに対する犬の反応を見て、dd・d・s・ss・iの中から近いものを当てはめて選びます。
最後にどの結果にどれくらい該当したかで、気質診断の結果がわかるというもの。
ddが多いほど支配性が高く、ssが多いほど従属性が高い犬だとされ、iに当てはまる反応があった場合は家庭犬に向いている性質ではあるものの、これに加えてddが1つでも当てはまれば、主従関係が入れ替わる可能性もあるので、犬の様子を確認しながら厳しくしつける必要があると考えられています。
このテストは子犬が持って生まれた気質、性格の一部を大まかに知るためのものですが、成犬にも応用して傾向を知ることはできるので、ぜひ参考にしてください。
ただし、気質や性格は環境や育ち方によっても大きく変化するため、このテストでわかった結果がすべてではないということを覚えておきましょう。
ここで知ることができた愛犬の気質や性質の傾向を、しつけやコミュニケーションに役立てれば、より愛犬への理解やお互いの絆が深まるはずですよ!
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50代以上 女性 匿名