1.身体の異状に気づいてもらえる
わんこは言葉を持ちませんから、身体におかしなことがあっても、飼い主さんに訴えることはできません。
わんこはもともと痛みに強い動物であることに加え、野生で暮らしていたころの名残から、敵に自分が弱っていることを悟られないために、身体の不調をギリギリまで隠そうとする性質があります。
そのため、病気や怪我をしていても、それが明らかにわかるころには症状が重くなってしまっていることがあるのです。
ですが、日々のスキンシップで飼い主さんに触ってもらっていれば違います。
本格的な触診やマッサージでなくても、飼い主さんが愛犬を日常的に触っていれば、「あれ、何だか腫れているな」「ここを触られるのを急に嫌がるようになったな」と小さな変化、異状に気づいてもらうことができ、病気や怪我の早期発見につながります。
2.被毛をきれいに保てる
わんこのふわふわの毛並みは、なでているだけで気持ちが良くて、ずっと触っていたくなりますよね。飼い主さんがわんこをなでてあげることは、被毛を美しく保つ効果もあります。
被毛に指を通すことで被毛の中のゴミや不要な抜け毛をとることもできますし、地肌への風通しを良くすることにもなります。
また、マッサージと似たような効果で、リンパの流れや血流を促進し、内面からもきれいな被毛を育むことができます。
もちろん、手ぐしだけでなく、専用のブラシを使ってブラッシングしてあげれば、効果は更にアップしますよ。
3.社会化できる
野生動物にとって、誰かに、まして自分とは違った種の動物に身体を触れさせるということは大変なことです。
相手に危害を与えられかねないという警戒心があるからです。
わんこも同様で、特に幼いころから他の犬や人間と触れ合わずに育ったり、何か危害を加えられた経験があったりする場合には、触れようとするだけで怒ったり、時には相手に噛みついたりすることがあります。
ですが、これでは人間社会で穏やかに暮らしていくことはできません。
飼い主さんがたくさん触ってあげることで、触られることを嫌がらないわんこになります。
お散歩やお出かけのときに他の人にも触ってもらうことができれば、地域社会みんなに愛されるわんこになれますよね。
また、わんこ自身もささいな恐怖や緊張から解放され、心穏やかに過ごすことができます。
他にも、動物病院での診察やトリミングサロンでのケアなどの際に過度に抵抗しないわんこになることで、健康や清潔を保てるメリットがありますよ。
4.飼い主との絆を深められる
飼い主さんに触ってもらう最大のメリットは、やはり、わんこと飼い主さんとの絆が深まることではないでしょうか。
先にもご紹介したように、身体を触らせるということは相手を信頼している証です。
飼い主さんとの日々のスキンシップで、わんこは飼い主さんをより深く信頼し、同じ空間の中で安心して暮らせる家族と認識することができます。
ぜひ、ただ触るだけでなく、優しく声をかけてあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
わんこと触れ合うことには、人間にもわんこにもどちらにもたくさんのメリットがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
愛犬をなでてあげるときには、今回ご紹介したメリットを少しだけ意識してみてくださいね。
ただし、もちろん、あまりしつこく触りすぎることは、逆にわんこにストレスを与えてしまいますので、節度は必要ですよ。
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40代 女性 ももすけ