犬にするべきではないNGな寒さ対策6つ

犬にするべきではないNGな寒さ対策6つ

この記事では「犬にするべきではないNGな寒さ対策6つ」というテーマで、寒い冬を乗り切るための「寒さ対策」の中でも、人間にはOKだけれども犬にはしてはいけないことを6つの例を挙げてご紹介します。愛犬と安全&快適に冬を過ごすためにも、是非チェックしてみてくださいね!

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

するべきではないNGな寒さ対策1:エアコンのみを使用する

リモコンを操作する手とエアコン

エアコンを暖房として使用すると部屋全体の空気を温めて、均一な温度に保つことができるので便利ですよね。
しかし、暖ためられた空気は上(天井)に行くので、人間よりも床に近い所で過ごす犬にとっては寒く感じるかもしれません。
また、エアコンの暖房を使用すると、室内の空気がかなり乾燥するので、皮膚が乾燥してかゆみが出るなど影響を及ぼすでしょう。

エアコンを使用する場合は、しっかりと加湿したり、ペット用のホットカーペットを使用したりして、犬目線で快適かどうかを考えてあげましょう。

するべきではないNGな寒さ対策2:火傷の恐れがある暖房器具を使用する

暖炉の前にフセするテリア犬

イタズラ好きのワンちゃんや子犬は、飼い主さんの予期せぬ行動で火傷をしてしまうことがあります。
熱源に直接触れられる構造の暖房器具は、ワンちゃんの届かない所で使用するか、使用をやめるようにしましょう。

するべきではないNGな寒さ対策3:暖房器具のコードが出しっぱなし

コードを咥えている子犬

冬場の暖房器具のコードやコンセント付近はごちゃごちゃしがちですが、ワンちゃんがイタズラで噛んだり、体に絡まったりすることで思わぬ事故に繋がります。
コードをまとめる工夫をしたり、ワンちゃんが触れないようにガードしたりして予防することが大切ですね。

するべきではないNGな寒さ対策4:カイロを与える

使い捨てカイロを持つ手

使い捨てカイロは人間にとっては正しい使用法を守れば手軽で便利な物ですが、ワンちゃんに与えてしまうと噛み千切って中身を「誤食」したり、「低温火傷」の原因にもなったりします。

お湯を使用する湯たんぽなど、害のないものを与えてあげてくださいね。

するべきではないNGな寒さ対策5:靴下を履かせる

黄色い靴下と服を着た犬

犬は足の裏の肉球から様々な情報をキャッチしているので、靴下を履かせるととても嫌がりストレスを感じてしまいます。
災害時など肉球保護の観点からは有効ですが、寒さ対策としては人間の感覚と違うのでNGですね。

するべきではないNGな寒さ対策6:コタツに入りっぱなし

こたつとミカン

こたつに入るのが大好きなワンちゃんも多いと思いますが、長時間こたつの中もぐっていたりすると、「脱水」や「熱中症」「低温火傷」を引き起こすことがあります。

自分でこたつから出たり入ったり調節できる子は大丈夫ですが、体が不自由など、自分で判断できないワンちゃんには、飼い主さんが定期的に電源を切るなどの対策を取ってあげるようにしましょう。

おわりに

暖房器具を触る犬

いかがでしたでしょうか?犬にするべきではないNGな寒さ対策として、

  • エアコンのみを使用する
  • 火傷の恐れがある暖房器具を使用する
  • 暖房器具のコードが出しっぱなし
  • カイロを与える
  • 靴下を履かせる
  • コタツに入りっぱなし

の6つの例を挙げてきました。
愛犬が安全で快適に冬を乗り越えられるように、飼い主さんがしっかりと対策をしてあげましょう!

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