交通事故に遭う可能性がある3つの散歩
ノーリードや長過ぎるリード
散歩する際は、必ず適度な長さのリードにつないでください。
ノーリードでの散歩はとても危険です。
道路にいきなり飛び出していったり、人に飛びついたりした場合に止めることができません。
またリードを繋いでいても長すぎると意味がありません。
狭い場所だと通行人や自転車などがリードにひっかかって転倒してしまったり、道路まで犬が飛び出していったりしてしまいます。
長いリードは広くて安全な場所で、犬を遊ばせる場合に使いましょう。
犬が引っ張る
犬が飼い主を強く引っ張って歩く姿を見かけたことはありませんか?
もし飼い主さんがうっかりリードを離してしまったら、犬はそのまま飛び出していってしまうでしょう。
道路に飛び出してしまっては大変です。
犬の場合、リーダーがまず群れの先頭に立つので、飼い主さんのことをリーダーだと思っていない場合には犬の方が先に歩きたがります。
犬が自分をリーダーだと勘違いしているときに起こりやすいので、日頃のしつけが大切になってきます。
暗い場所での散歩
暗い場所での散歩は人間の場合でも車からは見えにくくなっています。
対策としては明るい色の服をきたり、反射するシールを貼ったり、ライトをつけたりします。
犬は体が小さいため、人間以上に見えにくくなっています。
犬の場合も明るい色の服を着せたり、ライトをつけたりすると良いでしょう。
もし交通事故に遭ってしまったら?
飼い主さんも事故に合わないように確認
愛犬が事故にあった場合、とっさに飛び出してしまう飼い主さんもいるでしょう。
しかし交通量の多い場所ではとても危険です。
飼い主さんも事故に遭ってしまう可能性があります。
事故に遭ってしまった犬を救出する場合には、しっかりと周囲を確認してください。
救出の際に噛まれないように注意
愛犬が交通事故に遭ってしまったら、まずは道路から安全な場所に移動させなくてはなりません。
実は救出する際に、愛犬に噛まれてしまう事故も多いのです。
車に轢かれたり、ぶつかったりして痛みを感じた犬は、なりふりかまわずに攻撃することがあります。
ふだんはおとなしい犬でも、本能から噛み付いてしまう可能性は高いでしょう。
すぐには噛みつかなくても、痛みを感じる場所を触ったときに噛み付いてしまう場合もあります。
犬も飼い主さんもパニックになっているので、何があるかわかりません。
事故にあった犬を触る前に、手を衣類で覆って防御しましょう。素手で触るのは危険です。
すぐに動物病院に連れていく
応急処置ができないかと思うかもしれませんが、動物の交通事故の場合はその場での応急処置が効果的ではないことが多いようです。
一番良いのはすぐに病院へ連れていくことでしょう。
症状がわからないまま人工呼吸や心臓マッサージなどをした場合、逆効果になることもあるので無理に触らず、できるだけ体を動かさないように病院へ連れていきましょう。
交通事故を防ぐために
犬の交通事故を防ぐには、必ずリードをつけることです。
飼い主さんに慣れた賢い犬でも、急に道路に飛び出してしまい交通事故に遭うことがあります。
また、たまたま逃げ出して、飼い主さんが追いかけたときに事故に遭うことも少なくはありません。
逃げた犬は追いかけられるとさらに逃げてしまうことが多いのです。
犬が逃げ出さないためにも、リードをつける必要があります。
首輪やハーネスの定期的なチェックもした方が良いでしょう。
案外首輪やハーネスのチェックは行っていない方が多く、うっかり首輪が抜けてしまったり、ハーネスが外れてしまったりと、リードをつけていても意味がなくなってしまいます。
長く使っている首輪やハーネスは金具部分が緩くなっていたり、革や布の部分が擦れてもろくなっていたりする可能性があります。
散歩に行く前に軽くひっぱってみて、金具部分が緩くなっていないかチェックしてください。
1年に1回は買い替えるのが理想的でしょう。
まとめ
犬が交通事故に遭う可能性がある散歩の仕方は3つありました。
ノーリードや長過ぎるリードでの散歩、犬が飼い主を引っ張るように歩く散歩、暗すぎる場所での散歩……見たことがあったり、心当たりがあったりするものもあるのではないでしょうか。
気づいて修正できるものもありますので、「うちもそうかも」と思ったらどうやったら良くなるかを考えてみましょう。
そして万が一交通事故にあった場合、どのような対応をすれば良いのかもご紹介しました。
まずは飼い主さんの安全を確保してから犬を救出しましょう。
救出したらすぐに病院へ連れて行ってください。
交通事故を防ぐにはリードをすることや、首輪やハーネスのチェックが大切です。
定期的にチェックしましょう。
交通事故に遭う確率は低いかもしれませんが、絶対に遭わないとは言い切れません。
交通事故に遭わないように日頃から対策をして、万が一の場合の対応も覚えておきましょう。