犬の要求への対応はどうしたらいい?ケース別の対処法

犬の要求への対応はどうしたらいい?ケース別の対処法

犬と生活をしていると、さまざまな要求をしてくることがあります。愛犬が何かを要求してきたときはまずその意味を理解して、要求ごとにあった対応や対処法をすることが大切といえますよ。

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犬が吠えて要求をしたとき

大きく口を開けた犬

吠えて要求する

犬は感情が豊かで自我がハッキリあるので、吠えて自分の気持ちを周りの人に要求をすることがあります。
例えば「オヤツを頂戴!」「散歩に連れて行って!」といった、自分の意見を伝えることが多いですよ。
自分の気持ちを相手に伝えようとすることは素晴らしいことだと思いますが、愛犬が吠えて要求するたびに、飼い主がその要求を受け入れていると、ワガママな性格になってしまうことがあるので気をつけなければいけません。

無視して吠え癖を直す

犬の要求吠えを直すには、無視をするのが効果的だといわれています。
例えば、愛犬が吠えながらオヤツを要求したときは、吠えなくなるまで無視をします。
愛犬が吠えなくなったら褒めたりご褒美をあげたりする、といった方法となります。

このトレーニングを繰り返すことで、愛犬は徐々に「吠えたら構ってくれない。吠えないで良い子にしていたら褒めてくれる」と思うようになり、次第に要求のために吠えるのを止めさせることができますよ。

吠える意味を理解してあげる

愛犬が吠えて何かを要求したときは無視をする、という方法は、あくまで対処法の1つとなります。また、愛犬の要求の意味をちゃんと知ってあげていることが前提となります。

例えば、愛犬の飲み水がないときに「お水を頂戴」と吠えて要求したとします。
そのときに飼い主が愛犬の吠えている意味をちゃんと理解しないで、「また食べ物をねだっている」と思って無視をしていると、愛犬はどう感じるでしょうか。

おそらく、愛犬は自分の思いが伝わらないことでストレスが溜まり、飼い主を頼りなく思ってしまうことでしょう。
ですので、愛犬が吠えながら何かを要求しているときは、まず何を要求しているのかを理解してから、その要求にあった対応をしてあげることが大切といえるでしょう。

構ってと要求してきたとき

上を見上げるダックスフンド

愛犬が構ってと要求してきたときの対応

テレビやスマホを見ていると、愛犬が「構って」と要求をすることってありますよね。
マッサージが好きな犬は、わざわざ目の前までやってきてお腹を見せて要求するなんてことも。
私の愛犬もパソコンを触っているときに自分の鼻を私の腕に押し付けながら、構ってアピールをよくしてきます。

愛犬とコミュニケーションを取ることはとても大切なので、特に用事がなければ思いっきり構ってあげるのはとても良いことだと思います。
愛犬も飼い主に可愛がられることで、愛情を感じてより仲良くなれることでしょう。
ただ、愛犬の要求にあまり構いすぎていると、愛犬が飼い主に依存しすぎたりワガママな性格になってしまったりすることがあるので、気をつけましょうね。

上下関係をしっかりする

また、可愛いからといって愛犬の構ってアピールを毎回受け入れていると、「私のいうことは何でも聞いてくれる」と愛犬がワガママになるだけでなく、飼い主よりも立場が上だと思うようになって上下関係が崩れてしまうことにもなります。
ですので、構ってあげたくなる気持ちは痛いほど分かりますが、愛犬と触れ合うときはメリハリをつけるようにしましょう。

寂しくて要求しているとき

悲しげにベッドで休むダックスフンド

寂しさや不安による要求

犬は寂しいときや、不安を感じているときにも要求することがあります。
愛犬がジーっと目で何かを訴えかけてくる、常にそばを離れようとしない。
ずっと甘えてくる。
そういった場合は、愛犬が寂しさや不安を感じていて「ずっとそばにいて」と要求しているかもしれません。

犬はグループ行動をしながら生きてきた動物なので、基本的に独りは苦手だったり寂しがり屋な性格だったりします。
ですので、多少寂しがったり不安になったりするのは仕方ないことかもしれません。
愛犬が寂しがったり不安を感じていたりすると思ったときは、優しく撫でて愛犬の気持ちを落ち着かせてあげましょう。

ただ、愛犬が可愛いからといって、つい過保護に育てていると飼い主に対する依存心が強くなってしまうことがあるので、気をつけなければいけません。
依存心が強くなってしまうと、飼い主が少しでもいなくなることで過剰に寂しくなったり、不安がったりしてしまうようになり、ストレスを溜め込む原因となってしまいます。
ひどい場合は、飼い主がいなくなることでパニック状態になることもあります。

なるべく依存させないようにする

もし、愛犬が依存しすぎていると感じたら、なるべく依存しないように改善しましょう。
依存しないようにするトレーニング方法は、簡単にいうと飼い主と愛犬が離れている時間をつくるだけとなります。
といっても、依存心が強い愛犬に対していきなり長時間飼い主と一緒にいない時間を与えてしまうと、ストレスを溜め込ませてしまうだけになってしまい逆効果となります。

ですので、はじめは5分だけ愛犬といない時間をつくりましょう。
そして、愛犬が慣れてきたら10分、15分と少しずつ一緒にいない時間を長くするようにしましょう。
そうすることで徐々に依存心が弱まっていき、愛犬の寂しさや不安な気持ちを和らげることができますよ。

まとめ

上を見る洋服を着たヨーキー

犬は頭が良いので一緒に生活をしていると、様々な要求をしてくることと思います。
まずは何を要求しているのかを、ちゃんと理解してあげることが大切となります。

愛犬の思いを理解しながらも、甘やかしすぎないようにメリハリをつけて楽しく生活できると良いですね。

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