犬との遊びをやめるタイミング
遊びを止めるタイミングは?
愛犬との遊びは、信頼関係を築く上でとても大切なコミュニケーションとなります。
愛犬が一生懸命遊んでいる姿を見て、癒される飼い主は多いことでしょう。
そんな愛犬と一緒に遊んでいると、ふと「遊びの止めどきってどのタイミングがいいんだろう?」と悩むときはありませんか?
遊びをやめるタイミングはいくつかあり、主なタイミングはこちらとなります。
- 愛犬がもう少し遊びたいと思うくらいで止める
- 止めどきは飼い主が決める
それでは、この2つについて詳しくお伝えしていきますね。
愛犬がもう少し遊びたいと思うくらいで止める
遊びを止めるタイミングとしては、愛犬がもう少し遊びたいと思うくらいで止めるのが、ちょうど良いといわれています。
「えっ?それってどうやって見極めるの?」そう思う人はいることでしょう。
犬や遊び方によって遊びの満足度が違うので、遊びをやめるタイミングはここ!と簡単に決めることができないのです。
しかし、遊んでいるときの愛犬の仕草を観察することで、大まかに判断することはできますよ。
かんたんにいうと、愛犬がもう少し遊びたいと思っているタイミングは、愛犬が本気モードになり始めたときです。
基本的に犬はオモチャを獲物として見ているので、遊びを狩りに見立てることが多いと思います。はじめはただの遊びだと思っていても、徐々に本能が刺激されてエスカレートしていき、本気モードに変わっていきます。
本気モードになってくると、全体的に行動が荒々しくなったり、興奮しすぎて噛む力が強くなったりします。
オモチャと一緒に飼い主の手をガブリッ!と噛むことも。
あきらかにいつもよりも野生の本能が見えてきたら、止めどきとなるので一旦遊ぶのを止めましょう。
もう少し遊んであげたいのでしたら、愛犬がクールダウンしたときにもう一度遊んであげましょう。もちろん、そのまま遊びを止めてもよいと思いますよ。
そうすることで、愛犬は「もう少し遊びたかったなぁ」と感じ、また飼い主と一緒に遊ぶのを楽しみに待つようになることでしょう。
また、愛犬のもう少し遊びたいという気持ちを無視することで、飼い主が主導権を握っていると愛犬に教えることができます。
止めどきは飼い主が決める
もう一つの遊びを止めるタイミングは、飼い主の都合によって遊びを止めるというもの。
この方法も、飼い主に主導権があるようにすることで、愛犬に自分よりも上の存在と認識させる効果があります。
例えば、遊びをやめるタイミングを飼い主の都合に合わせることで、「リーダーに遊んでもらえた」と愛犬は感じることでしょう。
ちなみに、愛犬が飽きるまで遊んでいると、愛犬は飼い主ではなく自分の気持ち次第で遊びを止められると思うようになってします。
つまり、愛犬は「私が飼い主と遊んであげている」と感じ、飼い主よりも自分の方が立場が上だと思うようになります。
ですので、愛犬と一緒に遊ぶときは常に飼い主が主導権を握るようにしましょう。
犬と遊ぶをやめるときのポイント
犬に主導権を握らせない
先ほどもお伝えしたように、愛犬と遊ぶときは常に飼い主が主導権を握ることが大切となります。遊びを止めるタイミングはもちろん、オモチャで遊ぶときは常に飼い主が勝つようにしなければいけません。
犬と遊ぶときはオモチャを引っ張り合ったり、オモチャを獲物に見立てて動かして遊ばせたりすることが多いと思います。
この遊び方は、飼い主と愛犬の力比べをしているということにもなります。
ですので、いつも愛犬にオモチャを取られていたり、愛犬がオモチャを持ち去ることで遊びを終えたりしてしまうと、「飼い主よりも私の方が強いんだ!」と愛犬が思うようになり、結果的にいうことを聞かないようになってしまいます。
ですので、力比べの遊びをするときは、毎回愛犬にオモチャを手放させてから遊びを止めるようにしましょう。
そうすることで、リーダーは飼い主だと愛犬に教えることができますよ。
時間を決めて遊びの質を高める
遊びを止めるタイミングを、時間で決めているという飼い主も多くいるようです。
例えば、30分だけ愛犬と遊ぶと決めて、その限られた時間の中で思いっきり愛犬と遊ぶそうです。
たしかに長い時間をかけてダラダラ遊ぶよりも、限られた時間の中で思いっきり遊んだり、目的をもって遊んだりすることで、愛犬は満足した気持ちになりやすいですし、遊びを強制的にやめることで飼い主がリーダーであると愛犬に教えることもできます。
飼い主、愛犬ともに有意義な時間を過ごせるといえそうですね。
まとめ
愛犬と一緒に遊んでいると楽しくてとても癒されますよね。
そんな愛犬との楽しい遊び時間を止めるタイミングを上手に決めることで、さらに遊びに意味をもたせることができるといえるでしょう。