1.「犬のことくらいで」
わんこと一緒に暮らしていると、ライフスタイルにもある種の制約が出てくるものです。飲み会に誘われても、「散歩やごはんの世話があるから」と断って早く帰らなければならないこともありますし、わんこの体調が悪ければ動物病院に連れて行くために場合によっては休みを取る必要があるかもしれませんし、わんこが亡くなってしまって悲しみのあまりに仕事も勉強も手に着かないということもあるかもしれません。そんなとき、わんこを飼っていない人から「犬のことくらいで自分勝手を言うな」「無責任だ」と言われてしまって、カチンときた経験がある人も多いのではないでしょうか。
わんこを飼っていない人からすれば、「犬のこと」かもしれませんが、飼い主からすれば犬も「家族」もしくは「子ども」と同じ存在なんですよね。特に「犬に興味ない」「犬は苦手、好きでない」という人には、この気持ちはなかなか理解してもらうのは難しいかもしれません。
2.「犬を飼うと衛生環境が良くない」
わんこを室内で飼うと、抜け毛や臭いの問題はどうしても付きまとうものです。わんこを飼っている立場からすると、汚れも臭いもある程度は許容できるようになるし、他の人に不快な思いをさせないようにこまめなケアをするようにしている人も多いと思います。それでもやはり、わんこを飼っていない人からすると「家の中で犬を飼うのは不潔」というイメージが先に立つもの。特に、赤ちゃんが生まれたりなどすると「犬と一緒の部屋で大丈夫なのか」「犬を手放したらどうか」と余計なおせっかいを焼かれて、「無責任なこと言わないで!」とカチンときてしまう場面に出くわす確率は高くなるかもしれません。
3.「かわいそうで飼えない」
実際に飼ってはいないけれど、わんこ自体は好きという人の中には、「犬と暮らしてみたいけれど、かわいそうで飼えない」と言う人がいます。この「かわいそう」にはいろいろなパターンがあって、「お留守番をさせるのがかわいそう」といった人間のペースで不自由をさせるのがかわいそうという場合や、「年をとったときやお別れするときがかわいそう」という場合もあります。それ自体は間違った認識ではないのですが、わんこを飼っている立場で面と向かって言われてしまうと、「じゃあ、私はかわいそうなことをしてるの?」「私はお別れの悲しさをわかってないって言われてるの?」とカチンとくるかもしれません。
わんこに我慢させてしまうことに罪悪感を抱いていない飼い主さんはいませんが、その代わりに一緒にいてあげられる時間を充実させようと努力している人がほとんどだと思います。また、最期のお別れはまぎれもなく辛く悲しいものですが、それ以上に楽しい思い出や嬉しい思い出をわんこは残してくれるということは、わんこと一緒に暮らしたことのある人にしかわからないかもしれません。
4.「次の犬/別の犬を飼えば」
わんこと一緒に暮らしていると、いつかは悲しい別れが訪れるもの。愛犬とお別れをした後に知人に報告したところ、「次の犬を飼えば」と言われたという人もいるかもしれません。次のわんこを迎えたことでペットロスから立ち直ることができた、という例は多いですから、そのことを知っていて慰める意味でかけてくれた言葉ともとれますが、悲しみが癒えていないうちに言われてしまうと、「代わりになる子なんていないのに」「子どもでも同じことが言えるの?」とカチンときて悲しくなってしまうこともあります。
また、愛犬の困っていることやグチをもらした際に、「じゃあ、別の犬を飼えば?」などと冗談混じりに言われて「冗談でもそういうこと言わないで!」と熱くなってしまったという場合も。愛犬のことになると神経質になってしまうのは、愛ゆえかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?紹介した言葉のほとんどは、犬を飼っていない人としては悪気なく発言したものばかり。わんこを飼うという行為には、人付き合いを広げてくれる社会的潤滑油効果もあるといわれています。それなのに、愛犬についての言い争いが元で人間関係にヒビが入ってしまったら、もったいないですよね。たとえ「カチン」ときたとしても、目くじらを立てて怒るのではなく、大人の対応を心がけたいものです。
ユーザーのコメント
女性 匿名
言われた方からしたら、この子のかわりなんて…と、余計にかなしくなってしまうと思います。