犬がやりたいことってどんなこと?
動物としての本能が満たされること
犬がやりたいこと・好きなことと言えば何かを食べることや寝ることなどを思いつく人が多いと思います。こうしたことは動物としての本能によって欲するものなので、多くの犬が好むことです。ただし、現代の家庭犬の場合は食べ物や寝る時間が満たされすぎて、偏食や寝ずに遊んでばかりという犬も少なくありません。
犬の持つ能力が発揮できること
犬が持つ能力やそれぞれの犬種が持つ本能を発揮できるようなことも犬はとても喜びます。害獣駆除犬であれば獲物を追い・捕らえ・噛みつくなどの行動が本能に組み込まれているため、ボール遊びやおもちゃの引っ張りっこ遊びなどを好むでしょう。水難救助や水面の獲物を回収する仕事をしていた狩猟犬は水遊びを好み、牧羊犬は走っているものを追いかけたり集めたりすることで充実感を得るのです。
飼い主とのコミュニケーション
飼い主とのスキンシップやコミュニケーションは犬種や年齢などに関わらず、多くの犬がしたいと思っており喜ぶことだと思います。体をなでたりマッサージをするスキンシップや声かけ・遊びなどのコミュニケーションは、犬の気持ちを満たしてストレスを解消します。
犬が喜んでいるときの仕草・様子
犬がやりたいことをしているとき、好きなことをしているときにはやはり喜んでいる仕草が見られます。以下に挙げるような仕草・様子が見られたら犬がやりたいことをやれている証拠と言えるかもしれません。
- 尻尾を付け根から大きく振っている
- 尻尾を振りながら唸り声を出す(歯は出さない)
- その場をくるくる回るように走り回る
- 床に背中をこすりつけて体をくねらせる
- 笑顔のような表情(口角を上げて舌を出す)
- リラックスした表情や体勢
- 「ふーっ」と鼻から長く大きく息を出す
犬が嫌がっているときの仕草・様子
嫌がっている、つまらない・退屈だと思っている仕草や様子を知ることも、犬が本当にやりたいことができているか判断するための重要な要素となります。喜んでいるときの仕草や様子とあわせてぜひ知っておきましょう。
- 上目づかいで耳を後ろに倒す(伏せる)
- 頻繁にあくびをくり返す
- 体を掻く、身震いする
- 鼻を舐める、鼻の上にシワを寄せる
- 低く小さな声で「ヴーッ」と唸る
- 背中を向ける、呼びかけを無視する
- フリーズする
- 呼びかけたり指示を出すとにおいかぎを始める
犬がやりたいことを見極める方法まとめ
犬がやりたいことや好きだと思うことを知ることは、犬の生活を充実させるためにとても重要なこと。犬の本能を満たして充足感を与えることで喜んでいる姿を見るのは、飼い主としてもとてもうれしくなりますよね♪犬がやりたいことができているか、今していることが好きなのか、楽しいと思っているのかを見極めるためには犬の仕草や様子を確認することが大切。犬の気持ちがあらわれる行動はここで紹介したもの以外にもたくさんあり、それぞれの犬によっても異なるのでしっかり観察してあげることが必要だと思います。愛犬の気持ちを理解するために愛犬のボディランゲージや表情を読み取って、やりたいことや好きなことの見極め法を確立してくださいね。