犬に安心感を与える方法①「自分だけのテリトリーを与える」
家中を自由にすることができる犬もいますが、安心感を与えるためには、犬にも自分だけのテリトリーを与えてあげると良いです。
ケージ・クレート・ベッドなどを用意し、その場所が安全で安心して落ち着いて過ごせる、快適な場所なんだということを覚えてもらいます。
ケージやクレートに入ることを嫌がる犬もいますが、決して無理に入れるのではなく、犬が自ら入ってくつろいでくれるようになるまで待ちましょう。
はじめのうちは、ケージやクレートに入ると嬉しいことが起きる(おやつがもらえる)という方法で覚えさせても良いと思います。
犬が一人きりでお留守番をするとき、飼い主さんがいないことや外からの物音などによって、不安とストレスを抱えている犬もいます。
自分だけのテリトリーがあり、その場所が犬にとって安全で安心して落ち着いて過ごせる快適な場所であれば、安心して飼い主さんの帰りを待つことができるでしょう。
犬に安心感を与える方法②「信頼関係を築く」
犬は、飼い主さんとの信頼関係によって安心感を得ることができます。
犬は群れで暮らす動物であり、信頼できるリーダーを必要としています。
もし、飼い主さんが信頼できるリーダーでない場合、犬はその家で暮らすことに不安と恐怖を抱き、安心して暮らすことができません。
犬と飼い主さんとの信頼関係がしっかり築けているのであれば、お留守番だって安心してすることができます。
もし、信頼関係を築けていない場合はどうでしょう。
「飼い主さんは帰ってくるのだろうか」「置いて出て行ってしまったのではないか」と不安で不安で鳴き続けてしまったり、家具や物を破壊してしまったり、自分自身を傷つけてしまうなど、問題行動を引き起こすかもしれません。
犬に安心感を与えるためには、信頼関係を築きましょう。
しっかりと築くためには、まず飼い主さんの方から犬を信じてあげると良いです。
そうすると、飼い主さんから信頼されているという安心感と自信によって、犬も飼い主さんを信頼することができます。
犬に安心感を与える方法③「落ち着いて接すること」
犬に安心感を与える人の特徴として、「落ち着いている」というものがあります。
犬は急な動きや大きな音に敏感に反応し、不安や恐怖を感じてしまうことがあります。
「わんちゃんだー!」と大きな声で走ってやってくる子供を、怖がったり避けたりしますよね。
これは、初対面の犬であっても、飼い主さんであっても同じです。
毎日一緒に過ごしている飼い主さんが相手であっても、急に大きな声を出されたのでは、犬は驚いてしまうでしょう。
犬に安心感を与える方法④「犬の方から来てくれるまで待つ」
犬は人の様子をよく観察しています。
この人はどんな人なんだろうか?安全な人なのだろうか?とうかがっているのです。
様子をうかがい、ニオイを嗅ぐなどし、相手の情報を得ようとしています。
犬に安心感を与えることができる人は、決して自分から犬に近づこうとしません。
犬が安心してきてくれるまでジッと待ちます。
そうすることで、犬とすぐに仲良くなることができ、犬も安心して過ごすことができます。
犬に安心感を与える方法⑤「同じ目線で接すること」
犬にとって人はとても大きな存在です。
神経質な犬や臆病な犬は、人が目の前にやって来るだけでも、不安や恐怖を感じてしまいます。
相手が飼い主さんなのであれば良いのですが、知らない相手や慣れない相手であると、威圧を感じてしまうのです。
犬と接するとき、安心感を与えてあげるために、犬と同じ目線になって接してあげましょう。
いきなり近づいて目線を合わせるのではなく、少し離れた場所から目線を合わせて話しかけてあげると良いです。
安心できると、犬の方から近づいてきてくれるでしょう。
まとめ
犬の表情を見れば、安心しているのか、不安や恐怖を感じているのか、理解してあげることができますよね。
不安そうな顔をしているときには、その不安な要素を取り除いてあげましょう。
犬にも安心して笑顔で過ごしてもらいたいですよね。