犬のおねだり①遊んでほしい
犬が飼い主にするおねだりのひとつが、「遊んでほしい」というもの。
特に子犬や日中留守番をしている犬は、飼い主がそばにいれば少しでも遊んでほしいと、様々なアピールをして「遊んで!」とおねだりしてくるでしょう。
しかし、おねだりをされたからとそのまま遊んであげると、自分が要求したら飼い主は思い通りに動かすことができると、勘違いしてしまうことがあるので要注意。
犬が遊んでほしいとおねだりしてきたときは、毎回そのまま遊び始めるのではなく、時々おすわりなどの指示や、お手などのトリックをやらせて、そのごほうびとして遊ぶようにするといいでしょう。
遊んでほしいときのおねだりの仕草
- おもちゃを持ってくる
- 洋服のすそやそでを噛んで引っ張る
- つかまえようとすると逃げる
- 吠えて注目を集めてから隠れる
犬のおねだり②ご飯やおやつが欲しい
犬のおねだりと言えば、やはりご飯やおやつなど食べ物が欲しいというものではないでしょうか。ご飯の用意が始まると、「早く早く!!」と吠え始めたり、おやつが欲しいと冷蔵庫に飛びついてみたり…。
ご飯のおねだりをさせないようにするためには、ご飯の時間をあえてバラバラにするのもいいと思います。
毎日きっちり決まった時間に、決まった生活リズムでご飯をあげていると、感覚的に覚えてその時間になるとおねだりが始まります。
ご飯のおねだりが吠えたり騒いだりして困っているという場合や、おねだりをさせないように予防するためには、生活リズムをバラバラにしてみるといいでしょう。
ご飯やおやつが欲しいときのおねだりの仕草
- フードボウルを前足で叩く
- フードボウルをくわえて持ってくる
- 飼い主の口元をなめる
- 吠えて注目を集めてからキッチンに行く
- できる技やトリックを勝手にやり始める
犬のおねだり③構ってほしい
ご飯が欲しいわけでも、遊んでほしいわけでもないけど、飼い主に構ってほしいと思っている犬はたくさんいるでしょう。
なでてほしかったり、見てほしかったり、声をかけてほしかったり、大好きな飼い主の注目を集めることが、犬にとっての幸せになるのです。
スキンシップや声掛けを、日頃から十分にしておくとこういったおねだりは減りますが、どれだけ構ってほしいと思うかは、その犬それぞれによって異なるので、犬の様子を見ながらそれに合わせてあげるといいでしょう。
構ってほしいときのおねだりの仕草
- 前足で飼い主をチョンチョンする
- 飼い主の後ろをついてくる
- 吠えたり鳴いたりして存在をアピール
- 飼い主をじっと見つめる
犬のおねだりに関するまとめ
犬が様々な仕草で、おねだりをしてくる様子はとても愛らしく、かわいいものですよね。
しかし、おねだりを聞いてあげてばかりいると、それはどんどんエスカレートしていき、飼い主に対する「要求」や「命令」になってしまいます。
おねだりを聞いてもらえないからと、吠えたり噛んだりいたずらをしたりして、おねだりを何としてでも聞いてもらおうとしてきたら要注意。
おねだりは程ほどに聞き、できるだけ飼い主のペースやタイミングで、遊んだりご飯をあげたりするようにしましょう。