犬に「お片付け」を教えることはできる?
気付けば、どんどん増えていく犬用おもちゃ…。
買物に出掛けると、つい可愛い犬用おもちゃや、新発売のボールを手にしてしまうんですよね。我が家の愛犬も、おもちゃやボールが大好きで、今では犬のおもちゃ箱には到底入りきらない数のおもちゃがあります…。
その中でも愛犬が特に気に入っているおもちゃが数個あり、見当たらないと家中を探し回ります。
「お片付けしないからでしょ~」と言いながらふと浮かんだのは、犬にお片付けを教えることはできるのかという疑問…。
結論からいえば、犬にお片付けを教えることはできるようです。
しかし、それにはクリアしなければならないしつけがいくつかあるようです。
「持ってきて」
お片付けを教えるには、まずは「持ってきて」のコマンドを教える必要があります。
それでは、持ってきての教え方の一例をご紹介します。
2.犬がおもちゃをくわえたら「持ってきて」と声を掛け、リードを引きます。
3.持ってきたら、おもちゃとおやつを交換します。
4.たくさん褒めて、1に戻ります。
ポイントは、リードを付けた状態で行うことです。
最初から言葉で教えるのは難しいので、リードとおやつを効果的に使用して、覚えてもらいましょう。
「おもちゃ箱」
次は、おもちゃ箱の位置を教えましょう。
おもちゃが入った箱や、おもちゃが集まった場所を理解させ、そこまでおもちゃを運んでもらえばOKです。
2.おやつを使っておもちゃ箱まで連れて行きます。
3.そこでおやつを与えます。
4.たくさん褒めて、1に戻ります。
愛犬お気に入りのおやつを用意して、「おもちゃ箱」や「お片付け」の言葉の響き、場所を覚えてもらいましょう。
「出せ」
最後のポイントは「出せ」です。
出せは、散歩中の拾い食いにも役立つコマンドなので、この機会にぜひ習得してもらいたいですね。
このとき、飼い主さんはボールを放さないようにしましょう。
2.ボールをくわえた愛犬に「出せ」とコマンドを出します。
3.ボールを放すことができたら、おやつを与えます。
4.たくさん褒めて、1に戻ります。
大事なのは出したり、放したりすれば、大好きなおやつをもらえると覚えてもらうことです。
コマンド通りにお片付けをしてもらいましょう!
愛犬にお片付けを教えることは、理屈からいえばできるようです。
しかし、それにはたくさんのコマンドを教える必要があります。
根気強く教え続けていれば、ある日突然お片付けができるようになるかもしれません。
もしお片付けをマスターできなくても、特に最後にご紹介した「出せ」のコマンドは、日常的に役立ちます。出せを覚えていれば、愛犬の健康や、時には命を守ることもできるでしょう。
しつけやコマンドは、飼い主さんと愛犬が一緒に練習する必要があり、なかなか覚えてくれない愛犬に、「どうして…」と悩むこともあるでしょう。
そんなときは、少し休憩してくださいね。
できるようになったり、再びできなくなったり…。
そうして、愛犬と一緒に一歩ずつお片付けへの道を歩んでいきましょう!