犬がごはんを食べない!「病気」と「わがまま」の見極め方
犬が急にごはんを食べてくれなくなると、病気なのではないかと不安になりますよね。
犬が急にごはんを食べてくれなくなることは、意外と多くあるようです。
健康のためにとドッグフードを他のものに変えたら食べてくれなくなった。
昨日まで普通に食べてくれたのに、今朝は一口も食べてくれない。
お散歩もして元気な様子なのに、ごはんを食べてくれない、など。
犬がごはんを食べてくれないとき、病気なのか、わがままなのかを見極める方法をご紹介します。
見極め方①「ごはんの香りを強くすると食べてくれるかどうか」
犬の美味しさの基準には、「味」「ニオイ」「食感」などがありますが、特に「ニオイ」が重要であるとされています。
改めて考えてみると、ドッグフードって香りの強いものが多いですよね。
ニオイがきついと思われている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
犬がごはんを食べるとき、まずはニオイを嗅いで確かめます。
ニオイをクリアしたら、次は味や食感です。
味や食感が気に入らなければ、吐き出してしまうでしょう。
犬がごはんを食べないとき、ごはんの香りを強くしてみてください。
ワンちゃん用のふりかけをかける、ドライフードにウェットフードを混ぜる、すこしふやかしてレンジで温める、など。
犬がごはんを食べてくれないとき、ごはんの香りを強くすることで食べてくれるのであれば、それは病気ではなくわがままです。
見極め方②「ごはんをいつもとは違う方法で食べさせると食べてくれるかどうか」
犬もいつものごはんに飽きてしまうことがあります。
とってもグルメなワンちゃんもいますよね。
特に、飼い主さんの手作りごはんやドッグカフェのごはんを食べる機会が多いワンちゃんは、嗜好性が低いドッグフードは、飽きやすいのかもしれません。
- ドライフードにお湯をかけてふやかしてあげる
- いつものドライフードに少しだけ他のドライフードを混ぜてあげる
- ドライフードに果物や野菜などのトッピングをしてあげる
- ドライフードにワンちゃん用のミルクをかけてあげる
こういった工夫をしてあげることで食べてくれるのであれば、犬がごはんを食べてくれないとき、それは病気ではなくわがままです。ただ気を付けなければいけないのは、わんちゃんは頭がいいのでトッピングなどが癖になってしまうことです。その点を気を付けておこないましょう。
見極め方③「おやつを食べるかどうか」
ごはんは食べないけどおやつは食べる。
それは病気ではなくわがままです。
病気によって体調が悪いのであれば、おやつも何も食べたくないですよね。
おやつを与え過ぎていることが、ごはんを食べない原因になってしまうことがあります。
ごはんの前におやつを与えると、お腹がいっぱいになり、ごはんを食べられなくなってしまうこともあるかもしれません。
まとめ
犬がごはんを食べないとき、次のようなことも確認してみてください。
- 排泄は正常であるのかどうか
- 遊びやお散歩はしたがるのかどうか
- 元気はあるのかどうか
ごはんは食べないけどおやつは食べる、ふりかけをかけたりウェットフードを混ぜたりしてあげると食べる、というのであれば、ほかに体調の変化がないようであれば多くはわがままと判断して良いと思います。
愛犬がごはんを食べないとき、ごはんにいろんな工夫をして食べてもらおうとすることがあると思います。
ドッグフードだけでは可哀想だと思い、手作りのごはんを作ることもあるかもしれません。
本当は病気で体調が悪くて食べられないけれど、飼い主さんが食べてと言うから食べる、ということがあるかもしれません。
そうすると、嘔吐や下痢の原因になってしまったり、体調が悪化してしまったりする可能性があります。
一見、元気なように見えても体調不良を抱えていることがあります。
愛犬の様子をよく観察して、しっかり見極めるようにしましょう。
元気な様子だけど、何をしてもごはんを食べてくれないというときは、すぐに獣医さんに相談しましょう。