愛犬は悩みを打ち明けやすい存在
人は誰しも悩みを抱えて生きています。
仕事、人間関係、恋愛、育児、健康など、人それぞれ悩みは違いますが、時にはその悩みを吐き出したくなることもありますよね。
そんなとき、あなたは誰に悩みを打ち明けますか?
友人や家族、恋人でしょうか?
中には、愛犬に悩みを聞いてもらうという方もいらっしゃるかと思います。
人には言えない悩みを抱えているなど、性格的に自分の弱みを見せられないタイプの方もいらっしゃいますので、そういう方たちにとって一番身近にいて信頼関係にある、しかも絶対に他言しない愛犬は悩みを打ち明けやすい存在でしょう。
犬は相づちを打つこともなければ、何かアドバイスをくれることもありません。
そもそも話の内容を理解できません。
それなのに、犬に悩みを打ち明けて意味があるの?と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、犬に悩みを打ち明けることで期待できる効果はあります。
今回は、その効果を3つご紹介していきます。
犬に悩みを打ち明けることで期待できる効果①心が軽くなる
誰かに悩みを話して、心が少し軽くなったという経験はありませんか?
たとえ悩みの解決にまで至らなくても、「悩みを吐き出せた」「聞いてもらえた」というだけで心が軽くなります。
悩みは、誰かに聞いてもらうだけで半分解決するとも言われていますが、その相手は人に限られているわけではありません。犬や猫でもいいのです。
悩みを抱えているせいでストレスがたまり、悩みを吐き出したいのに、吐き出せる相手がいない…そんなときは、愛犬に話を聞いてもらってはいかがでしょうか。
愛犬は、何も言わずただ話を聞いてくれます。
「そんなことで悩んでるの?」とばかにしたり、「私なんてねぇ…」と自分語りを始めたりすることもありません。口も堅いです(笑)。
そんな愛犬にゆっくりと悩みを話しているうちに、きっとあなたの心は軽くなっていくでしょう。
犬に悩みを打ち明けることで期待できる効果②解決の糸口を見つけやすくなる
ひとりで悩んでいると、頭の中がごちゃごちゃになってしまうことがありますよね。
悩みを解決するために行動をしようにも、頭の中がカオス状態で、何をどうしたらいいのかさえ分からず、ストレスがたまるばかり。
しかし、誰かに悩みを打ち明けることで、解決の糸口を見つけることができるかもしれません。
もちろん、その「誰か」は犬でもOK。
誰かに悩みを打ち明ける、つまり誰かに悩みを話すというのは、言葉を使って自分の中にある悩みを外へ出す作業です。
「話す」ことで、悩みを自分から「離す」ことができるのです。
悩みから少し距離を置くと、自分の気持ちや状況を客観的に見ることができます。
そうすると、カオス状態だった頭の中が整理できて、解決の糸口を見つけやすくなります。
犬に悩みを打ち明けてもアドバイスはしてくれませんが、解決へとつながる可能性が高いのです。
犬に悩みを打ち明けることで期待できる効果③心が癒される
愛犬に悩みを打ち明けるときは、愛犬と見つめ合ったり、愛犬をなでたりしながらということが多いと思いますが、これらの何気ないしぐさは、「癒しホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。
オキシトシンはストレスを軽減したり、安心感を与えたり、幸福感を高めたりしてくれるホルモンで、「癒しホルモン」のほか「安らぎホルモン」や、「幸せホルモン」などとも呼ばれています。
人間同士のスキンシップが分泌を促進しますが、人と犬が見つめ合ったり触れ合ったりすることでも、人と犬の双方にオキシトシンが分泌されるといわれています。
つまり、見つめ合ったりなでたりしながら愛犬に悩みを打ち明けると、オキシトシンの作用によって、悩みで疲れた心が癒される効果が期待できるのです。
まとめ
犬に悩みを打ち明けることで、期待できる効果についてご紹介しました。
愛犬は悩みを打ち明けやすい存在で、しかも愛犬に悩みを打ち明けることでご紹介したような効果を得ることが期待できます。
とはいえ、無理やり話を聞かせようとしたり、話しているうちに感情的になって声を荒らげたりすると、愛犬のストレスになるので注意してくださいね。