愛犬のためのスペースを作る上で覚えておきたい7つのコツ
1.ケージを活用する
愛犬専用のスペースをつくるときには、ケージを使うと良いですよ。
留守番のときにいたずらをしないように、愛犬をケージに入れたり、悪いことをしたときにケージにいれて反省させたりするという使い方をしている飼い主は少なからずいます。
しかしこれらの使い方は間違っていて、本来ケージは犬が安心できるスペースをつくってあげるための道具となります。
ケージをつかって愛犬の居場所を囲ってあげることで、視覚的に「ここは、私の居場所なんだ」と愛犬に教えやすくなります。
また、スペースをケージで区切ることで私たち人間からみても、部屋をスッキリとした印象にさせることができるし、愛犬のためのスペースだと再認識しやすくなることでしょう。
2.薄暗い場所が好き
大昔にいた犬の先祖は、洞窟や穴などの薄暗い所を寝床にして生活していたと言われています。
薄暗い場所や穴を寝床にすることで、敵から攻撃されにくくなり、身を守りやすくすることができたそうですよ。
敵に襲われない場所は、結果的に安心できる場所として好まれていったのでしょう。
そんな大昔の生活の名残から、今を生きている犬たちも薄暗い場所を落ち着ける場所として好むそうです。
ですので、愛犬のためのスペースを薄暗くしてあげると安心しやすくなるといえます。
例えば、布でケージを覆って薄暗くするだけでも十分効果がありますよ。
また、犬用のベッドを用意するときは、屋根があるタイプのベッドにすると、愛犬は落ち着きやすくなりますよ。
3.狭い場所が好き
犬は狭い場所にいると落ち着くので、狭い場所を好むといわれています。
先ほどもお伝えしたように、犬の先祖は薄暗い穴を寝床にしていました。
また、敵から襲われにくくするために薄暗い穴だけではなく、狭い穴も好んで寝床にしていたそうですよ。
実際に大きな音が苦手な私の愛犬は、雷や花火の音が聞こえると、薄暗くて狭い場所に避難しようとします。少しでも落ち着ける場所に行こうとしているのでしょうね。
犬にとって狭い場所は、不安を感じたときに落ち着ける場所となるので、愛犬のためのスペースをつくるときは、ぜひ狭い場所をつくってあげてください。
屋根がある犬用ベッドを使えば、すぐ愛犬に薄暗くて狭い場所を用意してあげることができますのでおススメです。
他にも体がピッタリおさまる物を用意してあげると、愛犬は安心できる居場所として喜ぶことでしょう。
4.日当たりを考える
愛犬の居場所を作る上で、日当たりは大切なものとなります。
あまり暑い季節に日当たりが良すぎると、冷房をしていても愛犬が熱中症になることがありますし、寒い季節に日当たりが悪すぎると、愛犬が寒い思いをすることになってしまう場合があります。
また、冬の時期は日光浴をしたがる犬はわりと多くいます。
おそらく、寒い日にする日光浴は暖かくてとても気持ちいいと感じているのでしょうね。
ですので、愛犬のためのスペースをつくるときは日当たりのことも考えて決めましょう。
ちなみに、私は夏と冬の2回、愛犬の居場所を変えてあげています。
5.近くで大きな音がする場所はNG
犬はとても耳がいいので、基本的に大きな音が苦手です。
ですので、なるべく静かで落ち着ける場所に愛犬のスペースをつくってあげましょう。
大きな音がする場所に愛犬の居場所をつくると、愛犬は音が気になって落ち着かなくなってしまいます。
例えば、テレビのすぐ近くや、ドアの近くなどは大きな音がする場所となるので、愛犬の居場所としては適していないといえますね。
6.迷ったら部屋のすみっこがおススメ
愛犬のためのスペースをどこにしようか決められない人は、部屋のすみっこに愛犬の居場所をつくってあげることをおススメします。
部屋のすみは薄暗くなりやすく、わりと静かなスペースとなっている場合が多いです。
ですので、テレビやドアがない部屋のすみが愛犬のためのスペースに最適ですよ。
7.犬用のベッドを使って居場所を確保
家が狭くて、愛犬専用のスペースを確保できないという場合もあると思います。
そういったときは、犬用のベッドをつかって居場所をつくってあげると良いですよ。
ベッドを用意してあるだけでも、愛犬は安心して落ち着ける居場所だと思うことでしょう。
まとめ
私が以前愛犬のためのスペースをつくったとき、幼いころに秘密基地をつくったときと同じような感覚になって、ワクワクしたのを覚えています。
限られたスペースの中で、愛犬の好みや習性にあった居場所をつくるのは、パズルをしているようで楽しくなりますよ。
愛犬が喜んでくれるような居場所をつくってあげられると良いですね。