1.追いかけっこ
わんこはとにかく思いっきり走るのが大好き!ただ走るだけでも楽しいのですが、わんこの満足度がより高くなるのが、動くものを追いかけて走る「追いかけっこ」です。動くものを追いかけるのは、狩猟生活をしていたころの名残りで、わんこの本能です。ただし、あまり興奮しすぎると歯止めが利かなくなって怪我や事故につながってしまう恐れがあるので、走っているときのわんこの様子には注意してあげてくださいね。わんこの全速力に対抗して追いかけっこするのは、飼い主さんにとってはかなりのハードワークかもしれませんが、たまには思いっきり身体を動かして、わんこと一緒にバタンキューで寝てしまうのも、ぜいたくな過ごし方かもしれませんよ。
2.モッテコイ
自分が走るのは体力的にちょっと…という場合には、ボールやおもちゃを投げてあげるモッテコイ遊びがおすすめです。初めのうちは、追いかけるだけで持ってこなかったり、持ってきても放してくれなかったりするかもしれませんが、「ちょうだい」と声をかけて、渡してくれたら「イイコ」と誉めてあげるなどをくり返して、「持って帰って飼い主さんに渡せばまた投げてもらえる」ことを教えてあげましょう。そうすれば、自分から渡してくれるようになりますよ。
3.引っ張りっこ
ロープのおもちゃや、大きなぬいぐるみなどを引っ張りっこして遊ぶのも、わんこが夢中になれる遊びの1つです。実はこれも、自然界で狩猟をしていたころに、捕獲した獲物の肉を引きちぎったり、群れの仲間と奪い合って食べたりしていた本能に基づくものです。ちなみに、おもちゃをくわえてブンブンと振り回すのは、食いついた獲物にトドメを刺していたころの名残りです。人間のスポーツやゲームも勝ち負けがあるから盛り上がるように、わんことの引っ張りっこ遊びも適度に勝ち負けをつけた方が楽しんでくれますよ。ただし、最後は飼い主さんが勝って終わるようにすることが、わんこと良好な関係をつくる秘訣です。
4.宝探し
身体を動かす遊びを中心に紹介してきましたが、頭を使う遊びもわんこは大好きです。おやつやおもちゃを隠して、わんこに探させる宝探しゲームも盛り上がりますよ。小さなおやつやフードの上にタオルや毛布をふわっとかけてあげて、「探せ」のコマンドをかけてあげれば、それでゲームスタート。わんこはくんくんと鼻を鳴らして探しはじめます。宝探しの過程でタオルや毛布をホリホリするのも、わんこにとっては楽しい行動です。他にも、わんこを一度部屋から出して部屋のどこかにおやつを隠したり、飼い主さん自身がかくれんぼをして鬼になってもらうなんていうアレンジもできるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?また、私たち人間は「遊び」とは全く別物と考えてしまいがちですが、実は「オテ」や「オスワリ」などの芸を教える「しつけ」も、わんこにとっては「遊び」の一環です。わんこが喜ぶ遊びに共通しているのは、とにかく、「飼い主さんが自分の方を見て、自分に全力で関わってくれること」なんです。忙しい飼い主さんも多いと思いますが、ぜひ、1日に10分でも20分でもかまいませんから、愛犬と全力で遊ぶ時間をつくってくださいね!