愛犬を迷子にさせないために
「愛犬を迷子にさせてしまった経験がある」という飼い主さんの口コミから、迷子になってしまった理由として多いものをまとめてみました。
- 庭で遊ばせていたら外に逃げてしまった
- 玄関のドアや窓から飛び出して逃げてしまった
- 花火や雷の音に驚いて逃げてしまった
- お散歩中にリードを手放してしまい、逃げてしまった
- 車の乗り降りの際に逃げてしまった
- 預け先から逃げてしまった
このような理由で愛犬を迷子にさせてしまったという飼い主さんが多いようです。愛犬を迷子にさせてしまわないようにするためにはどのようなことに気をつけると良いのでしょうか。私は犬と暮らして20数年が経ちますが、愛犬を迷子にさせてしまったことは一度もありません。よく考えてみると、徹底していることがいくつかあります。合わせてご紹介します。
愛犬を迷子にさせないためにできること①「ノーリードで遊ばせない」
ご近所でもよく見かける光景があります。ノーリードの犬が庭で飼い主さんとボール投げなどをして遊んでいます。ご自宅の庭だからと安心しているのかもしれませんが、何度か道路に飛び出して来てしまったことがあります。身体能力の高い犬種なので、柵を簡単に飛び越えてしまったのです。公園では、ノーリードではないものの、リードを手放してボール投げをしている犬と飼い主さんを見かけることがあります。つい最近も見かけたのですが、うちの愛犬に向かって走ってきました。庭や公園で遊ばせるときもノーリードにはせず、リードを手放してもいけません。車の乗り降りの際に逃げ出してしまうことも、ノーリードでなければ防げるのではないでしょうか。
愛犬を迷子にさせないためにできること②「戸締りをしっかりする」
玄関のドアや網戸などがほんの少しでも開いていると、手やマズルを器用に使って開けてしまい、逃げ出してしまうことがあります。リビングのドアを閉めたつもりで、玄関のドアを開けたまま掃除をしていたら、実はリビングのドアを閉め忘れていて逃げてしまった、という話も聞いたことがあります。宅配業者さんが来たとき、玄関のドアを開けたままやり取りしていて逃げてしまった、ということもよくあるようです。ドアや窓や網戸はしっかり閉めること。玄関に通じる廊下にペットゲートを置くなどの対策をしましょう。
愛犬を迷子にさせないためにできること③「花火や雷への対策」
うちの愛犬の男の子は花火や雷が大嫌いです。カラダをブルブルと震わせてしまうくらい怖いのです。私が行っている対策は、近所で花火が打ち上げられる日を事前に調べておくことと、天気予報で雷の予測をしておくことです。夏は夏祭りや花火大会が多いので、必ず事前に予定をチェックしておきます。天気予報は毎日チェックしますが、雷の予測もすることができますよね。
愛犬を迷子にさせないためにできること④「お散歩中の脱走への対策」
お散歩中、リードを手放してしまったことで、愛犬を迷子にさせてしまう飼い主さんも多いようです。犬は、急にリードを強く引っ張ることがあります。急に走り出してしまうこともあります。リードの持ち方には十分に注意しましょう。手や手首にクルっと一周でも巻き付けておくと良いです。また、お散歩中にリードや首輪やハーネスが壊れてしまい、逃げ出してしまったというケースも多くあります。リードや首輪やハーネスの点検は日々行うようにしましょう。私は愛犬たちにはリードを二本着けてお散歩しています。一本はハーネスに着けています。もう一本はリードの先が輪っかになっていて、首にかけるタイプです。さらに、予備のハーネスとリードをバッグの中に入れて持ち歩いています。迷子の犬を発見したときにも予備のリードとハーネスが役立ちました。
愛犬を迷子にさせないためにできること⑤「預け先からの脱走への対策」
トリミングをしてもらうために預けた先から脱走し、迷子になってしまったという犬が意外と多くて驚いています。トリミングの送迎の車への乗り降りの際に飼い主さんの目の前で逃げ出してしまったというケースもあります。
私が愛犬のポメラニアンをトリミングに預けるときに行っている迷子にさせないための対策はお店の選び方です。ワンルームになっているお店は絶対に選びません。トリミングが終わり、トリマーさんから飼い主さんに抱っこで手渡されたとき、お店の出入口のドアが開きました。他のお客様が来られたのです。その瞬間、飼い主さんに抱っこされていた犬が飛び降り、ドアから逃げ出してしまったんです。それを見て、ワンルームは選ばないと決めました。
もうひとつ、トリミングが終わったら、ハーネスとリードを必ず着けてもらうようにしています。トリマーさんがリードを手に持ったまま私に渡してくれますので、愛犬をしっかり抱っこしてからリードを受け取ります。
まとめ
愛犬が迷子になり、もう数ヶ月も探しているというSNSの投稿を目にすることが多くあります。もう、何年も待ち続けているという飼い主さんもいらっしゃいます。飼い主さんに呼ばれたらすぐに飼い主さんの元に戻る、というトレーニングをしておくのも対策として良いのですが、花火や雷に驚いて恐怖から逃げてしまった犬はそう簡単には戻らないでしょう。愛犬にはどのような対策が必要なのか、考える機会を持ってみてはいかがでしょうか。