不機嫌なときのNG行為1:触ろうとする
そっとしておいて欲しい時や、休みたいタイミングのときに飼い主さんや人が触ろうとすると、ウウゥ…と唸って威嚇したり、噛み付いてきたりすることがあります。
愛犬に思い切り噛み付かれて、手を何針か縫わなければならなかった方もいるそうです。愛犬が不機嫌な理由が分かっている時は、なるべく触らないようにしましょう。
また、不機嫌な理由として、
- ホルモンバランス(発情のタイミングなど)
- 性格(人が嫌い、攻撃的な性格など)
- 体調不良
- 眠たい
などがよく見受けられます。
不機嫌なときのNG行為2:怒る
犬の機嫌が悪いからと言って、「どうして言うことを聞かないんだ!」「その態度はなんだ!」と愛犬に対して怒ってしまうのはNGです。
ワンちゃんの性格によっては、余計に不機嫌になって攻撃してくる場合もありますし、愛犬の都合や気持ちを考えずに怒ることは、信頼関係を失ってしまうことにも繋がります。
不機嫌なときのNG行為3:理由を考えない
愛犬が不機嫌な時、「どうして不機嫌に見えるのか」を考えないで放っておくことはNGです。理由が分かっていてそっとしておくのは適切ですが、理由が分からないまま放置しておくと、もっと不機嫌になったり、ストレスから問題行動(吠える、噛みつく、破壊するなど)に発展することもあります。
注意したいのは、不機嫌に見える理由で「体調不良」「病気が隠れている」ことがある場合です。愛犬の様子がいつもと違う時は、体の不調の可能性も考えて動物病院を受診することも選択肢に入れることが大切ですね。
不機嫌なときのNG行為4:しつこく構う
犬が不機嫌な時は「構わないで」「近づくな」という雰囲気が出ていることがあるでしょう。そのサインを無視してしつこく遊びに誘ったり、体を触ったりしてちょっかいをかけることはワンちゃんをイライラさせてしまいます。
不機嫌なときのNG行為5:いつもと違う対応をする
犬が不機嫌に見える時、「言うことを聞いてほしい」からわざと不機嫌なフリをしている場合や、「構ってほしい」から不機嫌なフリをしている場合があります。
このような場合は、以前愛犬が不機嫌に見える時に飼い主さんが構ってあげたり、心配して特別な対応を取ったことで「不機嫌になれば構ってもらえる」と学習したケースかもしれません。
このお芝居を可愛いと思う飼い主さんもいらっしゃると思いますが、本当に不機嫌な時(病気などで不機嫌に見えるなども)に、不機嫌なフリに慣れていると「またか」と適切な対応が遅れてしまう可能性もあります。このように学習してしまわないようにいつもと対応を変えないように見せることが大切ですね。
すでに覚えてしまっている場合は、愛犬の日頃の様子をよく観察して、「不機嫌なフリ」か「本当に不機嫌か」を飼い主さんが見分けられるようになりたいですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?犬が不機嫌なときにやってはいけないNG行為として、
- 触ろうとする
- 怒る
- 理由を考えない
- しつこく構う
- いつもと違う対応をする
の5つの例を挙げてみました。機嫌が悪いと言っても、様々な理由があるのですね。愛犬や周りのワンちゃんが「なぜ不機嫌なのか?」を考えることによって、不機嫌になる頻度を減らせたり、隠れたストレスや病気を発見できるかもしれません。是非、愛犬の気持ちと向き合ってみてくださいね!